第10回『すい臓がんカフェ』を開店します。

Kaiten

【日 時】2018年2月25日(日) 13:10~16:30 (開場12:50ごろ)
【場 所】JR京浜東北根岸線 大森駅東口から徒歩4分
       Luz大森 4階 入新井集会室
【参加費】500円
【定 員】130名

『すい臓がんカフェ』は事前登録制です。

参加登録は、2月2日(金)20時より受けつけます。

開催の詳細な内容、事前登録は下記のオフィシャルサイトからお願いします。

  • 短時間で満席になることがあります。
  • 入力途中であっても定員に達すると、強制的に受付けを終了します。
  • 「参加申込み」ページに入力フォームが表示されていますので、事前に内容を準備して当日に臨まれるとよろしいでしょう。
  • 「知りたいこと、困っていること、他の方へのメッセージ」欄は入力必須項目になっています。

『すい臓がんカフェ』オフィシャルサイト


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2018年1月19日 (金)

膵がんが段階的に悪性化する仕組みを解明-慶應義塾大学

慶應義塾大学医学部のプレスリリースです。

膵がんの新たな治療方法の道筋へ-膵がんが段階的に悪性化する仕組みを解明-

39例のヒト由来の膵がん細胞を体外で効率的に増殖させることに成功し、その詳細な解析によって、膵がんは周囲の環境から与えられた細胞増殖物質に依存することなく増殖可能となることで悪性化していくことを明らかにしました。
近年、膵がんの遺伝子情報を詳しく分析することで、膵がん患者の生存期間に違いがあることがわかってきました。
細胞の外側から働きかけて増殖を刺激するWntとRspondinという2つの物質が、膵がんの悪性化に深く関わっていることを発見しました。さらに、膵がんはこの2つの物質を膵がん自身の増殖に必要とするかどうかで、段階的に悪性化する3つのタイプに分類でき、その違いはGATA6という遺伝子の発現の量に連動して定められていることを明らかにしました。

要点をざっと箇条書きすると、

 
  • 膵がん患者を生存期間別に分類できるが、その原因は不明だった
  • 対応するがん関連遺伝子が損傷していないのにも関わらず、通常、正常な膵臓の細胞の増殖に関与するはずのWntとRspondinという2つの物質の関与が見られない例がある
  • この2つの物質が関与する必要性によって膵がんを3つのタイプに分類
    1. WntとRspondinが関与するタイプ(Wnt非分泌型)
    2. Wntは関与せずRspondinのみが関与するタイプ(Wnt分泌型)
    3. WntもRspondinも関与しないタイプ(Wnt/Rspo非依存型)
  • GATA6という遺伝子の発現を低下させると膵がんが悪性化する

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  • 膵がんは周囲の環境に適応して遺伝子発現プログラムを変化させながら悪性化していく可能性が示唆された

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膵がんは周囲の環境からエピジェネティックな影響を受けて、それに適応しながら悪性化していく。ということは、エピジェネティックにコントロールをすれば、膵がんを悪化させない、治療法を開発できる可能性があります。

GATA6遺伝子によって、具体的にどのようにして膵がんの遺伝子発現プログラムが調節されているのかを解明することで、膵がんに対する新たな治療戦略を立てる上での突破口となることが期待されます。

(注)エピジェネティック:遺伝子変異や染色体異常のようなDNAの塩基配列に変化を伴う遺伝現象とは対照的に、DNAやヒストンへのメチル化といった後天的な化学修飾によって遺伝子発現が制御される遺伝現象。

こちらも参考に ↓

エピジェネティクスでがんの自然退縮を説明する

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2018年1月18日 (木)

光免疫療法 一部の膵臓がんでも期待できる

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毎日新聞のこの記事、期待が持てますね。

がん光免疫療法 将来、がんの8~9割の治療が可能に/確実に効果が期待できる仕組み――開発・治験の2氏に聞く

東病院での治験は、頭頸部がんで少人数から始まりますが、いずれは他のがんにも。
記事の後半ですが、国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)の土井俊彦副院長がインタビューにこう答えています。

頭頸部がん以外のがんについても、検討していきたい。現在使っている薬剤は、がん表面にあるEGFR(上皮成長因子受容体)に結びつく抗体を使っている。EGFRは頭頸部がんだけではなく、食道がん、大腸がん、胃がん、胆道がん、一部の膵臓がんなどの表面にもあり、内視鏡を使える部位であれば近赤外光も比較的容易に当てることができるので、それらのがんが対象になる可能性がある。日本は内視鏡や腹腔鏡の技術が優れており、患者の負担が小さい形での治療が広がっていってほしいと考えている。

現在使っている薬剤(楽天の三木谷さんのお父さんの名前にちなんだ「RM1929(三木谷氏の父は1929年生まれの三木谷良一さん)という名前が付いたで」も、EGFRががん細胞の表面に出ている膵臓がんにも使える可能性があります。

マウス実験ではあるが、メソテリンを発現している培養がん細胞(腫瘍)およびマウスのがん細胞(腫瘍)を特異的に攻撃することが示されています。メソテリンは、中皮腫、膵臓がん、卵巣がんなど悪性度の高いヒトのがんにおいて、がん細胞の表面に多く発現するタンパク質です。

小林久隆氏の部分では

日本では、米国で現在実施しているものと同じ頭頸部がんの治験が始まることになり、今後は現行制度にある「医師主導治験」などの形で、現在の治験で使っている抗体が有効と考えられる他の種類のがんについても使用が可能になるだろう。もちろん、希望するすべての方が使えるようにするには、正式に薬や治療法として厚生労働相の承認を受けなければならない。それまでにはもう少し時間が必要になる。

順調に進めば、10年以内には8~9割のがん患者の皆さんが使える抗体をそろえることができるのではないかと考えている。

が気に掛かりました。

同じ毎日新聞の17日の記事では、

がん光免疫療法 米FDAが「審査迅速化」指定 開発促進

と報じられています。

米食品医薬品局(FDA)が審査を迅速に進める「ファストトラック(Fast Track)」に指定されたと発表した。
ファストトラック制度は、重い病気や他に有効な治療法がない病気に対する治療法を対象に、患者へ早く新たな治療を届けるために開発を促進し、審査の迅速化を図る。既存薬がない場合に加え、既存薬の有効性や安全性を上回ると期待される場合に指定される。

勢いがどんどんと加速している感じです。

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2018年1月17日 (水)

光免疫療法の開発には日本の優れた技術が使われている

光免疫療法に関するこぼれ話です。

1月15日に島津製作所が、「がん光免疫療法に関する計測技術について米国国立がん研究所と共同研究契約を締結」と発表されました。

島津製作所は、ヘルスケア分野で新規事業に乗り出す。新たながん治療法であるがん光免疫療法(NIR-PIT)に関する計測技術について、NIR-PITの発明者である小林久隆主任研究員が所属する米国国立がん研究所(NCI)と共同研究開発契約を締結した。期間は5年間。島津製作所の高精細な画像を描出できる技術や質量分析計(MS)を応用し、NIR-PITの進展に寄与する。

この発表文のなかには、

現在、米国では第一相臨床試験が成功し、第二相臨床試験を実施しています。日本でも本年からの臨床試験開始が決定しました。シンガポールなどでの臨床試験の準備も進んでいます。

とも書かれています。シンガポールを含めてアジア地域でも始まるのですね。

光免疫療法の研究技術には、既に日本の優れた検査機材が多く使われているのです。

小林久隆氏らのこちらの論文

近赤外光免疫療法による治療後の3次元低コヒーレント定量位相顕微鏡(3D LC-QPM)における細胞膜の動的変化

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に使われている3D LC-QPM(3次元定量位相顕微鏡)は、浜松ホトニクスのものです。iPS細胞の研究にもよく利用されています。

浜松ホトニクス「位相イメージング技術(定量位相顕微鏡)

蛍光色素等によって標識した細胞を観察する顕微鏡は、現在広く生物学・医学の分野で使われています。しかし、色素を用いる手法には、細胞の性質が色素の影響で変わってしまう、褪色の影響により長時間の撮像ができない、染色に時間と手間がかかるなどの問題がありました。私たちは光の「位相」を用いた、全く新しい顕微鏡を実現することにより、生きたままの細胞の形態や光学的性質を、色素を用いずにイメージングすることに成功しました。この、新しい顕微鏡「定量位相顕微鏡」を用いることにより、細胞の形態や表面形状・屈折率などの情報を、ナノメートル・ミリ秒の分解能で得ることが可能になります。

日本人が発明した医療技術を、日本の先端企業が応援する。一日も早く、日本のがん患者に届くようにと願っています。

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2018年1月16日 (火)

こころと自然退縮

Healing

以前の二つの記事

の続きです。

癌が消えた

がんの自然退縮や劇的寛解を経験した方に共通した原因はあるのだろうか?

癌が消えた―驚くべき自己治癒力 (新潮文庫) 20年以上前に出版された古い本ですが、多くのがんの自然退縮・劇的回復の物語が紹介されている『癌が消えた―驚くべき自己治癒力』の訳者あとがきには、どんな患者が驚異的回復=いわゆる奇跡的治癒をしやすいか?として、

この本には・・・これこそが「正しく」効果がある、と言えるものは一切書かれていないのだ。それでは何が書かれているかといえば、「その人に会う方法はその人自身がみつけなければならない。自分がどういう人間なのかを知りなさい」ということだ。それはしかし哲学的命題ではなく、不治の病に冒されていると知ったとき、その人の中で緊急の危機に対する全身全霊の総動員体制が組まれるなか、おのずと出てくるものなのだ。
私たちは生命の危機に直面したとき、それを乗り切るのは「強い意志と強靱な体」だ、と思いがちだ。けれどもアウシュビッツの強制収容所の例(フランクルの『夜と霧』を指している-キノシタ)でも分かるように、生き延びた人たちは「想像力豊かで、あいまいさや不確実性とともに生きられる人」、つまり嵐の時に逃げ込める避難所を心の中にもち、混沌の中でどんな小さなことにも自分なりのやり方や意味を見いだせる人だという。これは救いだ。なぜなら、あるタイプに自分を合わせる必要はない、ということだからだ。

とある。

膵臓がんの自然寛解

膵臓がんの例も紹介されている。

80歳の開業医だったフォークナー氏は、膵頭部にテニスボール大の腫瘍があり、生研によって膵腺がんであることが明らかだった。切除不能だった。余命はせいぜい6ヶ月と言い渡された。しかし診断から8年を生存し、膵がんの再発で亡くなった。彼は生前に友人に次のように語っている。
「頭では信じていないのだが、どうも私はがんに対して何か重要なことをしたようだ。治癒したとはいわないが、西欧の正当医学が自然緩解と呼んでいる状態にあるという事実は受け入れよう。自然緩解とは別の言葉で言えば、私たちには分からない、ということだ。」

修道女ガートルードの例は、1935年のことである。膵臓がんの診断がついており、試験的開腹手術で(もちろん当時CTはない)膵頭部が通常の3倍の大きさにふくれており、生研のみで手術はできずに閉じられた。修道女たちの祈りが9日連続で続けられた。彼女は回復して、2ヶ月後には日課の修道女生活に戻った。7年半のあいだ彼女はたゆみなく働いた。彼女が突然亡くなった36時間後に解剖してみると、死因は広範囲の肺動脈塞栓であり、膵臓に腫瘍の兆候は全く認められなかった。

酒販売会社の社長ノーマン・アーノルドの例も膵臓がんである。膵頭部に腫瘍ができており、リンパ節と肝臓に転移があった。病理報告は「多発性のリンパ節転移と孤立性の肝転移を伴った膵腺がん」であった。アーノルドは、自然食で膵臓がんを治した大学教授の話を聞き、すぐ電話をした。電話に出た妻は「夫は 亡くなりました。」と言ったのでアーノルドは「うまくいかなかったわけですね」と訊くと、妻は「いえ、風邪で亡くなったのです」と。アーノルドはマクロビオティックの久司道夫の食餌療法を取り入れ、サイモントン療法にも積極的に参加した。7ヶ月後、アーノルドの膵臓には異常がなく、肝臓にも転移の兆候がなくなっていた。アーノルドは「なぜ治ったと思うのか」の問いに、意思の力=10%、食事=9.999%、医学的治療=0.001%、分からない=80%、 と答えている。

ミクロの世界は情報が力である

同じ本の中で、マイケル・ラフは次のように言っています。

たぶん寛解は、同じ死に絶えるメッセージをがん細胞が受け取っているのでしょう。がんは、DNAを溶かし、クロマチンを凝縮させ、細胞を徐々に喪失させる遺伝子を活発化するような化学的メッセージに正常な細胞と同じくらい、弱いのです。

ラフは、感情が腫瘍の死に大きな役割を果たすことは可能だ、と考えている。

それほど強烈なものである必要はないと考えています。がんは大きな異常ではありますけれど、一定期間にわたる微妙な変質の結果です。治癒もまた微妙な変化で、シーソーが再び降りてきたようなものです。たぶん感情の分子がシーソーを押したのでしょう。

彼は身体の防御の仕組みを、カオス説で説明する。<略> 心理的力は小さく弱いため、がんによる「併合」に影響を与えることはできないという従来の見方と違って、心ー体のつながりはミクロの世界で、そこは勝利は強い方へ行くだけではなく、頭のいい方へ行くという世界、情報が力である世界だ。

脳には感情と結びついている分子のレセプターが多くある。この分子は最終的に病気に対する前線となる。免疫細胞は体中を回る間に脳と交信して、報告をし、指示をもらい、別の体の現場へ公式声明をもって急行し、傷を治す処置をする。驚異的回復が示しているのは、ある一定状況のもとでは、がんは突破できない砦というよりは、情報の突風の前に震えるもろいトランプの家のようなものであるということだ。

20年前に既に、がんー体ー心の関係を、複雑系ーカオス理論で説明しようとした学者がいるのですね。エピジェネティクスの一種の複雑系です。

がんが自然に治る生き方

がんは摩訶不思議な病で、自然治癒することがたまにあることは、よく知られている。しかし、それを系統だって研究しようとする研究者はいなかった。何故だろうかと不思議に思っていた。がんの自然史の例外を研究することは、がんをより理解するための格好の教材ではないかと思うのだ。

がんが自然に治る生き方――余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと 20年後にそれをやってくれた女性研究者がいた。ケリー・ターナーである。その本とは『がんが自然に治る生き方――余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと』である。

治癒不能といわれたがんが自然治癒する現象が、実際の医療現場で話題になることはまずない。 しかし筆者が目を通した1000本以上の医学論文において、がんが自然に治癒した事例を報告していた。医師は治すのが仕事なのでこうした事例を追跡研究することはなく、「たまたま」治ったという話は「偽りの希望」を与えるだけだとして積極的に口外することもなかったために、自然治癒事例は事実上放置されてきたのである。全く科学的にメスを入れられていないこのテーマを解明するために、「劇的な寛解」事例を報告した医学論文をくまなく分析し、日本を含む世界10カ国で寛解者と治療者のインタビューを行った結果、がんの自然治癒を体験した人々には、「9つの共通する実践事項」があった。

ターナー女史は、この本において、一つの「仮説」として提起したのだが、東大病院を辞めたある医師は、これに対して「オカルト本」だと批判している。彼女の学位ががん患者のカウンセリングを専門としたものであるとか、博士論文がインパクトファクターのない三流学術誌だとかの理由である。

「仮説」には科学的に反証すれば良いのであって、それによって科学は進歩するのです。博士論文がどの学術誌に出されたかの問題ではないだろう。特殊相対性理論を出した当時のアインシュタインは、スイスの特許庁に勤める職員だったし、有名でない雑誌に発表されたので当初はほとんど注目されなかったのです。

閑話休題。ターナー女史も書いているように、自然寛解=劇的に治癒した人に共通して実践している九つの項目のうち、身体に関することは二つ(食事を変える、ハーブやサプリメントの助けを借りる)だけで、あとの項目はすべて感情や精神に関することなのです。

第5章「抑圧された感情を解き放つ」

  • わたしにとって驚きだったのは、劇的な寛解の経験者が実践していた九つの項目のうち、身体に関わることがたった二つ(食事を変える、ハーブやサプリメントを使う)しかなかったことです。残りの七つは、感情や精神にかかわることでした。
  • 「病気とは、私たち人間の身体・心・魂のどこかのレベルで詰まっているものである」これが、がん回復者と代替治療者が共通して持っていた考えでした。
  • 劇的な寛解を経験した人々は、彼らの身体・心・魂の三つのレベルにおいて「詰まり」を除去しようと、真剣に取り組んでいました。人によってはその「詰まり」は身体に発生します。人によっては心、あるいは魂のレベルで発生します。どこにそれが生じたとしても、目指すことは同じです。その存在に気づき、なぜ生じたかを理解し、完全に除去するのです。
  • 抑圧された感情とは、良いものであれ悪いものであれ、意識的であれ無意識的であれ、わたしたちが過去から引きずってきたすべての感情のことを意味します。
  • この二十年間で、抑圧された感情の開放は身体に良い影響をもたらすことが、科学的に解明されてきました。
  • わたしたちの心を形成するのは、感情に反応して分泌される神経ペプチドです。神経ペプチドは体内のどの細胞にも存在するので、ストレスのような感情は、免疫システムのみならず、身体の全細胞に負の作用をもたらします。
  • ストレスを抱えたままにしていると、がんと闘ってくれる免疫機能を弱体化させてしまいます。逆にストレスを解き放つと、免疫システムは強化されるのです。
  • (死への)恐れは、がん患者を支配する感情です。まずこの感情への対処が必要だ、と治療者たちは語っています。
  • 抵抗をやめることです。物理的な身体と、感情の身体と、魂の身体。この三つのバランスを取りもどすために、恐れること自体をやめるのです。恐れることをやめなさい。安らかに死に、おだやかに生きるために。
  • 治癒する可能性が高くなるのは、身体のバランスがとれているときです。でも恐れを心に抱いていると、エネルギーの場全体がーー微細なエネルギーの場も免疫システムもーー閉ざされてしまうのです。
  • がんから劇的に回復した人々は、ほぼ全員が、死の恐怖を直視したとき、ある意味で気持ちが和らいだ、と話していました。ずっと抱えていた仕事を片付けたように思えた、と言うのです。
  • 恐怖を感じていたら、身体は治癒しません。身体が自己治癒するのは、その人が恐れの感情を抱えていないときなのです。
  • がんが治るのは、その人が恐れを手放したときです。劇的ながんの緩解を経験した人、そして、たとえ途中で治療に戻っても長期間うまく寛解状態を保っている人たちは、「不確かな状況」と上手につきあえる人なのです。先行きの見えない、不確かな状態とつきあう。これはとても大切なことです。「いま」に腰を据え、先行きへの不安を思い描かない人は、うまく治癒するものです。

長くなるので、関心のある方は、以前のブログ記事を参照してください。

  1. がんが自然に治る生き方(1)
    代替医療を選択するべきか。そのヒントを『がんが自然に治る生き方―余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと』から得ることができます。がんが自然に治る...
  2. がんが自然に治る生き方(2)
    がんが自然に治る生き方―余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのことposted with ヨメレバケリー・タ...
  3. がんが自然に治る生き方(3)
    『がんが自然に治る生き方―余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと』第6章「より前向きに生きる」人が幸福感と...

治りたがる患者は治ることが希である。

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2018年1月15日 (月)

『命を救う!スゴ腕ドクター5』観ましたよ

昨夜のBS朝日の『命を救う!スゴ腕ドクター5』、静岡がんセンター 肝胆膵外科部長 上坂克彦医師が登場していました。

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腫瘍が大きな血管に浸潤していると、膵臓がんの手術はできません。血管に絡んだ腫瘍の状態によっては、多くのがん病院では「手術不可」と判断されます。

それでも果敢に挑戦するには、長年の経験と知識が必要です。上坂医師は、果敢に挑戦する医師の一人です。

膵頭十二指腸切除術の例が紹介されていましたが、この方も腫瘍が動脈に近く、手術できるかどうかのボーダーラインでした。

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数ミリしか離れていません。実は、私の場合もほぼ同様で、1~2ミリしか離れていないが、「なんとかできるかなぁ」ということで手術ができたのでした。「開腹してだめな場合もあるから、そのことも了承してください」と言われました。10年前のことですから、当時としてはさらに挑戦的な手術だったに違いありません。

動脈から腫瘍を切り離す手術の場面はリアルでした。ああ、こんな状態だったのかと、改めて自分の手術時のことを思い出しました。

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手術ができるのは、膵臓がんが発見された患者の3割、そして術後の抗がん剤として上坂医師らが試験で証明したTS-1を投与して、5年生存率が24.4%から44.1%に上昇します。

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まだデータはそろっていませんが、10年生存率は概ね5年生存率の半分ですから、2割程度でしょうか。以前よりは格段に良くなっています。

術前の放射線とTS-1で腫瘍を小さくして(ダウンステージング)、手術に持ち込むことのできる患者も徐々に増えています。『すい臓がんカフェ』の参加者を見ても、それを実感できるようになりました。

徐々に助かる命が増えています。諦めずに助かる方法を探すことです。

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