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2009年2月

2009年2月24日 (火)

将来は悲観的に、毎日は楽観的に

P1000122

                         「語らい」


クスリをもらいにいつもの病院に。『おかしいよなぁ』と、また主治医の先生の言葉。『膵臓が3分の1しかないのに、どうしてアマリールが効いているのか、医者仲間の集まりで聞いてみたのよ。そしたら、開業医の皆さんは、そもそも膵臓癌で手術できた患者をあまり扱ったことがない。症例が少ないというのだよ。更に1年半以上も生きている患者は、ますます診たことがないというわけだ。結論は、アマリールがどうして効いているのか、みんなよく分からないというわけ』

先生はそんな気はないのだろうが、こうたびたび言われると、なんだか私が生きているのが悪いような、不思議な気分になってきた。『先生、効いているんだから、何だって良いではないですか』と私。「将来は悲観的に、毎日は楽観的にですよ。死ぬときが来たら死ねばよいし、自分でコントロールできないことに悩むのはばかげていると思いませんか。今は本当に楽しい毎日ですよ。」と、本来は医者が患者に言い含めるようなことを患者の私が言う。私の診察時間はいつも先生と二人で笑い声が絶えない。

引っ越しのドタバタも落ちつきてきたので、またぞろブログを書き続けようと思う。

今週はずっとExcelのVBAでプログラムを組んでいる。リモートデスクトップ接続でOracleのデータベースにアクセスし、必要なデータをKeySQLでExcelにダウンロードする。Accessのデータベースをいじっていた頃のSQL構文を思い出しながらの作業だから結構時間がかかる。しかし、これがうまく動作したときは快感である。プログラム作りも、やり過ぎない限りは私にとって『わくわくすること』のひとつであり、楽しむことが癌にも良いはずだという気持ちで取り組んでいる。

2009年2月16日 (月)

引っ越し

しばらくブログの更新をお休みした。ずっと引っ越しの準備で昨日やっと引っ越しが終わり、後片付けも一段落した。

ある研究によると、引っ越し・離婚・離職・家族の死など、種々の出来事によりガンになるリスクが高まるらしい。確かに引っ越しのストレスは相当なものだという気がする。

ストレスによってガンになる、ということは、精神的状態・心の有り様が何らかの身体免疫機能に作用を及ぼしているということある。心の有り様でガンになるのなら、心の有り様でガンを治すことも可能なはずである。こうした考え方を科学的に研究しているのが精神神経免疫学であり、私の今の最大の関心領域だ。人間の脳の働きはまだ多くが謎に包まれており、未解明の領域がたくさんある。そして人間の免疫についても私たちはまだごく一部だけしか知り得ていない。

1985年、ベッティンゲールらの乳ガンの告知を受けた患者が、ガンに対してどのように向Photo き合ったかを調査した研究がある。それによると、告知を受けて絶望した患者の5年生存率は20%程度であり、ガンを積極的に受け止めて闘う姿勢を持って臨んだ患者の5年生存率は90%と有意な差が明らかになっている。この研究から、精神の状態が何らかの方法で免疫に作用をしていることが明らかになった。

ガンを受け入れる、ガンになったという事実を受け入れること。自分にできる最善のことをやること。その結果「死」が訪れるのならそれも受け入れるという心の有りようは、ガンに絶望することとは違う。

ガンで死なないためには、ガンで死ぬことを受け入れることである。逆説的ですか? しかしこれが真実です。

「死」を恐がり、死ぬことを避けようとする心の状態は、結局はガンに心が占領されているのです。余命●年だ、どうしようか、これではガンには勝てない。統計的には余命●年だ。しかし、●年をこれまで以上に充実して生きるにはどうするか。こういう考え方をする患者の方が、結果的にガンから生還する可能性が高くなる。乳がん患者の研究もそうした事実を述べているのです。

本来の自分に戻る。笑って生きる。のめり込めるような趣味を作る。他人との良いコミュニケーションを築く。身体によいものを少しだけ食べる。歩く。本来人間はこうあるべきだという生き方が、結局はガン患者にとっても良い生き方だということです。

2009年2月 4日 (水)

膵がんには2種類ある

Photo

                    お散歩デジカメ

ネコに注意! 「子供」や「熊」に注意というのはよく見るのですが・・・・・・。


膵臓がん(膵がん)の診療・研究で世界をリードするメリーランド州バルチモア市にあるJohns Hopkins病院の訪問記が「がんナビ」に載っていました。

パンキャンジャパン事務局長 眞島 喜幸氏の記事です。

Johns Hopkins病院では、惜しくも膵がんで亡くなった患者さんから、生前の同意の下に膵がん組織を採取し、研究に利用するというGastrointestinal Cancer Rapid Medical Donation Program(GICRMDP)というプログラムを進めている。この研究の結果、膵がんには2種類のタイプがあり、1つのタイプは100から1000の転移が認められる「転移タイプ(Metastatic Type)」で、もう1つは、転移数は10以下の「局所破壊型(Locally Destructive Type)」であるといいます。

膵がんは基本的には遺伝子の病気で、がん関連遺伝子の先天的または後天的な変異が原因で起きると考えられている。研究を通して既に先天的に変異した、ある いは後天的に変異した遺伝子も多数発見されている。膵がんの発症との関連が明らかになってきている遺伝子とは、p16がん抑制遺伝子、KRASがん遺伝 子、p53、DPC4などだ。

膵がんの外科療法は成績も向上し、転移が無く、大きさが20mm以下の段階で膵がんがみつかれば5年生存率は50%以上のところまできている。しかし、ステージ1や2の早い段階でみつかるケースは少ないのが現実。

「5年生存率50%」はステージ1か2の膵がんの場合でしょう。私の膵がんは2.5センチメートルでステージは3ですから、まぁ主治医の先生が言われた20%が妥当なところかもしれません。しかし、「転移タイプ」ではなく「局所破壊型」であればより希望が持てると思われます。この時期で転移もしていないし、手術でも周辺のリンパ節への転移は全くなかったのですから、これまでの経緯を考えると「局所破壊型」である可能性が大きいのではないかと推測しています。

癌はひとそれぞれ、鼻の形が違うように、同じ癌でも人によってその性格はいろいろだといいます。その意味で生存率や余命何年などの統計値はあくまでも一つの指標にしか過ぎません。一喜一憂しないで、明るく笑って、前向きに、今できることを全力を挙げてやる、それにつきます。

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