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2009年4月 4日 (土)

快適寝具「パシーマ」

P1000343

                三ツ池公園の桜がちょうど満開でした。


寝るときにはパシーマとサニセーフという寝具を使っている。こP1000334れは三層構造になったシーツのような布で、添加物の全くない脱脂綿とガーゼで作られている。中野孝次が『閑のある生き方』の中で紹介しているのが前々から気になっていて、最近買って使ってみたが、これが本当に気持ちが良い。

買ったのは洗足池の近くにある「こうえつ庵」という焼き物の店。どうして焼き物の店に寝具があるのだろうと電話で確認してから出かけた。応対していただいたのは質素な風情の麗人。この店の主人が使ってみて気に入ったので、店に置くようになったということでした。

これは『一念八十年「綿」にかけた男』の著者、梯禮一郎氏が考案した寝具で、中野孝次の『清貧の思想』を読んだ氏が、「『清貧の思想』を寝具にすると、こういうものになるんじゃないですか」と送ってきたのだという。純粋で無垢、混じり気がなく、見てくれに気を遣っていない。確かに『清貧の思想』だ。「よき老年は長持ちする本はだか快眠健康法―向健快楽物だけを伴侶とし、数は少なくとも、日々使って楽しい日常を送ることこそふさわしいと思う」と書いている。この寝具で素っ裸で寝るのがいちばん良いと『はだか快眠健康法』という本まで書いている。さすがにはだかで寝るには少し躊躇して、パジャマのズボンだけにしているが、肌触りも快適で目覚めもすっきりする。

「自分の権能下にないものを頼るな、あてにするな。これがいつでも哲学の第一の教えだった」と中野孝次は言う。「自分の権能下」にないものとは、妻であり、子供である。なるほど、これらは思い通りにはなってくれない。親が期待するようには子供は育たないものと相場は決まっている。妻も同様。自分の命、これも己の権能下にはない。だからそんなことに頭を悩ませるなという。癌になった。死ぬかもしれない。しかし「命」は自分の権能下にはない。では自分の権能下にあるものは何か。それは自分の「心」である。例え奴隷の身であっても自由な心を持つことができる。

生の短さについて 他2篇 (岩波文庫)

「生きることの最大の障害は期待をもつということであるが、それは明日に依存して今日を失うことである。運命の手中に置かれているものを並べ立て、現に手元にあるものは放棄する。君はどこを見ているのか。どこに向かって進もうとするのか。将来のことはすべて不確定のうちに在する。今直ちに生きなければならぬ。」と、セネカも『生の短さについて』でいうように、癌=死の恐怖におびえ、死から逃れる名案はないかと右往左往している間に「今日」という時間は逃げ去っていく。

「今ここに」この時間を生きなければならない。わくわくする時間を生きることだ。人生は癌との闘いのためにあるのではない。闘いに勝って幾ばくかの時間を得たとして、その時間をどのように使おうというのか。


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手術後1年」カテゴリの記事

コメント

心に染み入る言葉をありがとうございます。

>では自分の権能下にあるものは何か。それは自分の「心」である。例え奴隷の身であっても自由な心を持つことができる。

>「生きることの最大の障害は期待をもつということであるが、それは明日に依存して今日を失うことである。(略)君はどこを見ているのか。どこに向かって進もうとするのか。

壁に貼っておこうと思いました。

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