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2009年4月 6日 (月)

膵臓がん治療用ワクチンの臨床試験始まる

■膵臓がん治療用ワクチンの臨床試験始まる(日本外科学会学術集会より)

膵臓がんの進行を、ワクチン療法によって遅らせようという臨床試験の第Ⅱ/Ⅲ相試験が全国の25箇所の医療機関で開始されました。第Ⅱ/Ⅲ相試験は新薬臨床試験の最終段階に相当する試験で、日本国内のみならず世界中が注目する試験です。この試験の詳細は、4月2日から4日まで福岡で開催された第109回日本外科学会定期学術集会で報告されました。試験の中心になっているのは、和歌山県立医科大学第2外科教授の山上裕機先生、宮澤基樹先生と東京大学医科学研究所教授の中村祐輔先生のグループです。

血管新生を標的にしたワクチン

このワクチンは膵臓がんが行う血管新生をストップさせることを狙っています。がんは急激な増殖を続けるために栄養と酸素を必要とします。そこで、がん細胞自らが血管を新生させる物質を分泌します。この物質の1つが血管内皮細胞増殖因子(VEGF)というものです。VEGFが血管にある“受容体”に結合すると、「血管よ伸びろ」という命令が血管細胞に送られ、血管の新生が起こります。

この臨床試験の内容は、私も参加した先日の国立がんセンターでの講演で、中村祐輔教授が話された「PEGASUS-PC(ペガサス・ピーシー)」と名付けられた臨床試験で、このブログの昨年12月17日の記事でも紹介しています。

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膵臓癌の知識・情報」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。はじめてコメントさせていただきます。
このブログをよく拝見させていただいては、知識と勇気をいただいてます。

私の母も、昨年の7月に膵臓癌で手術をしました。
ステージⅢの膵頭部の癌で、8ヶ月を迎えた先日、ペット検査で
光輝く再発を疑われる写真?が撮れました。

今は心配でなりませんが、わたしの母もまったく死ぬ気がないので
前向きに頑張ってくれています。
またブログを拝見させていただきます。

一緒に頑張っていきましょう。陰ながら応援させていただいてます。

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