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2010年12月 3日 (金)

「ウコンが膵臓がんに効く?」の続報

Img_3707_2 11月4日のブログで、ウコン(ターメリック、クルクミン)ががんに有効だという研究発表の話題をアップしました。今日、シュレベールの『がんに効く生活』を読み返していたら、「ターメリックには強力な抗炎症作用がある」と題して、M.D.アンダーソンがんセンターのバーラト・アガルワール教授の実験を紹介していることに気づきました。(産経の記事と表記が違いますが、同一人物でしょう)記憶に残っていないから、読み飛ばしてしまったようです。

ターメリックの根の黄色の粉末ほど強力な抗炎症作用がある食物成分はほかにない。抗炎症作用を引き起こす主な成分はクルクミンである。実験によると、クルクミンは、結腸がん、肝臓がん、胃がん、乳がん、卵巣がん、白血病など、さまざまな種類のがんの成長を抑制する。また、血管新生を抑制する効果もあるうえに、″アポトーシス″と呼ばれる細胞の”自殺″によりがん細胞を死減させる効果もある。
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アガルワールは、カリフォルニア大学バークレー校で博士号を取得したあと、遺伝子工学で有名な製薬会社ジェネンテック社に生物学者として初めて雇われ、がんに対する新たな化学療法を求めて研究を始めた。そして一九九〇年代に、炎症性因子が腫瘍の成長に果たしている役割を発見する。その炎症性因子のひとつが、有名なNFカッパBである。アガルワールはのちに、ある論文の中で、がん細胞内のNFκBの有害な作用を抑制できるかどうかが”生死を分ける問題である″と書いている。
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台湾では、ゼラチンカプセルに入れたターメリックを使用して腫瘍の治療を行う実験を試みたが、吸収率がきわめて悪くなることが判明している。実際、カレー料理に使用される場合と同じように若干の黒コショウを混ぜないと、ターメリックは腸壁から吸収されない(単なるコシImg34701725_2ョウでは効果がない)。黒コショウは、ターメリックの吸収率を二千倍も高めてくれるからだ。インド人は、科学が証明するはるか以前から、食物に自然に備わっている相乗作用を知っていたのである。

乱暴ですが、下に該当の箇所をPDFでアップしました。(何度も書きますが、『がんに効く生活―克服した医師の自分でできる「統合医療」』はぜひともじっくりと読んでみるべき本です。)「curcumin.pdf」をダウンロード

ターメリックにひとつまみの黒胡椒を混ぜ、バージンオリーブ油で解かしたものが最高の組み合わせです。


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コメント

キノシタ様:追加情報を有り難うございました。胆道閉鎖症となると父の症状の場合は危険と思われます。何が絶対かは分かりませんが、もう少し自信がもてる情報が得られるまではウコンの摂取は控えるようにさせたいと思います。重ねまして、どうも有り難うございました。

ひょうごさん。
「健康食品の安全性・有効性情報」に、ウコンの項で
禁忌対象者
・胆道閉鎖症の人には禁忌(23)(58)。

と記載されています。
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail121.html

キノシタ様:

京都大学金井教授をキーワードに検索してみたいと思います。

また主治医の先生(大阪府立成人病センター)とも改めて相談してみたいと考えております。
何か有効と思われる情報が得られましたらまたコメントさせて頂きたいと思います。

この度は貴重なコメントを頂戴し、どうも有難うございました。

ひょうごさん。
京都大学医学部附属病院の金井雅史教授の臨床試験ではクルクミンで8gを経口投与して安全性の確認試験をしたのでした。対象者は切除不能の進行膵がん患者でした。試験の結果は安全であると確認されたとされています。
ウコンのクルクミン含有量は、含有量の多いといわれている原種野生ウコンでも8%ほどです。また、クルクミンの一般的な適量は2g以下だとも言われていまが、店頭で販売しているウコン(ターメリック)が通常で30g入りですから、一瓶を一度に摂取してもクルクミンとしてはせいぜい2.4gにしかなりません。
ステントの詰まりとウコンの摂取とは因果関係がなさそうに思えます。しかし、Ⅳ期のがん患者に思いがけない副作用がないとも言い切れません。主治医に確認をした方がよろしいと思います。私としては市販のウコンでそんなにすぐに効果(良くも悪くも)が出てくるとは思えないのですが。

キノシタ様、のっぽ様、どうもコメントバック有難うございます。

ブログ主様も推薦されているシュレベールさんの「がんに効く生活」を私も熟読し、父には実行できる事から取り組んでもらっています。父は膵頭部のがんステージ4a~bで、病院の方針で抗がん剤と放射線で術前治療をしてから、手術のはこびとなります。今はその術前治療中にて、体内にステントを残しております(胆汁の流路確保の為)。

先般、このステントが詰まり黄疸症状→DICという血栓ができる症状に陥り、大変危険な状況となりました(緊急処置で乗り越えました)。ステントは通常3ヶ月くらいで交換するものらしいのですが、父の場合20日で詰まってしまいました。ウコンの効能の一つに胆汁分泌促進とあるのですが、ひょっとすると父の症状は、ウコンの摂取により胆汁の分泌が非常に活発になり(だとすれば、その点においては効果があったという、事だと思いますが、、)結果としてステントの詰まりを早めたのではないか??と想像しています。先生は、むしろ胆汁が出ていなかった可能性が有るとコメントされていますので、今度良く話を伺っておこうと考えております。

副作用として考えられる事、適切な摂取量の目安と言ったものが有るのでしょうか、、。(ウコンはシュレベールさんの本に有りますとおり、黒胡椒、オリーブ油と混ぜた状態でサラダにかけて摂取しております。)


のっぽ先生。コメントありがとうございます。
確かにインドではがん患者が少ないようですが、咬みタバコを愛用する人が多いせいか口腔咽頭がんは多発していると言われています。全癌の34%が口腔咽頭がんだそうです。
熊本日日新聞の、のっぽ先生の記事、拝見しました。
こんごともよろしくお願いします。

ひょうごさん。ターメリックを試してみるのも悪くはないですね。仮に効果が未知数でも、大量に摂らなければ副作用のないことははっきりしています。食品の場合、今回のようにある程度のエビデンスが出てくること自体少ないです。メラトニンなども特許が摂れないから企業が試験をすることもありえません。エビデンスが揃うまでなんて、がん患者は待っていられないのですから、この程度のデータでも試してみる方が現実的でしょう。

ひょうごさん

当方、直腸癌、肝転移、肺転移に対し、手術を受けた者です。

キノシタさんがダウンロードしてくれていますが、「がんに効く生活」(p183)に「インド人の発がん率を同年齢の欧米人と比較した場合、肺がんの発症率が八分の一、結腸がんの発症率が九分の一、乳がんの発症率が五分の一、腎臓がんの発症率が十分の一しかないというのも、驚くべきことではない。」とあります。

正直、「本当かなあ。」と思っていました。

でも、本当みたいですね。

そして、事故や感染で死亡する人は多いのですね。

大変、勉強になりました。書き込み、有難うございます。

キノシタさん

コメント欄、お借り致しました。

いつも拝見させて頂いております。家族が膵臓がんの者です。貴重な情報に何時も感謝しております。

さて、先般米国に出張の折、米国に住むインド人の知人と癌について話をする機会が有りました。その人は大学卒業迄インドで育ち、今日まで大凡30年近く米国で生活しているのですが、インドに住んでいた時は、癌で死亡したという人を殆ど聞いたことが無い(事故や感染で死亡する人は多い)一方で、米国に暮らすようになって周囲に癌を患う方がなんと多い事か、と話しておりました。

インドの人はウコン(ターメリック)を頻繁に、あたりまえのように摂取しているとも話していました。カレーの国ですもんね。


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