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2014年2月

2014年2月28日 (金)

夢枕獏『大江戸恐竜伝』

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夢枕獏の『大江戸恐竜伝』全五巻を読み終えた。昨年9月より一巻ずつ発売されて、1月に第五巻が刊行されたものです。いや~、おもしろかった。彼の小説を読むのは『神々の山嶺』以来です。第五巻を読み終えて最後のページを見て、おやっと思った。

   平成二十五年(二〇一三)八月二日
     『大江戸恐竜伝』完
     高知県、馬路温泉にて

と書かれてある。馬路温泉なら私の郷里のすぐ近く。「ごっくん馬路村」のゆずで村おこしに成功した馬路村にある。まだ新婚のころ(かれこれ35年前)に一度この温泉に入ったが、当時はお世辞にもきれいとは言えない施設だった。現在は立派な温泉宿に様変わりしているようだ。夢枕漠は釣りもやるから安田川の鮎釣りにでも行っていたのだろう。

構想から20年、執筆に10年かけたという。冒険小説だと本人は言うのだが、SFといっても良い。主人公はエレキテルで有名な江戸時代の鬼才・平賀源内と恐竜である。絶滅したはずの恐竜は、実は中国の奥地にわずかに生き残っており、秦の始皇帝を「東方の蓬莱山に長生不老(不老不死)の霊薬がある」とたぶらかして、大金を巻き上げた徐市(じょふつ。徐福の別名)が、この龍も船に乗せて東方へ船出した。その蓬莱山が沖縄の伝説にあるニルヤカナヤであり、建物も鎧もすべて黄金でできている国である。恐竜はニルヤカナヤで生きていた。

ニルヤカナヤを探し当てた平賀源内は、オランダ人らとの戦闘の末に恐竜の饕餮(トウテツ)を連れて江戸に帰ってくるが、将軍家治が見物をしていたその時に、放火による火事になり江戸市中に逃げ出す。放火したのは盗賊・火鼠の一味であり、その頭の火鼠の銀八とは、実は源内の愛人・お吟であった・・・。

何とも壮大な物語で、登場人物も杉田玄白、田沼意次、「鬼平犯科帳」の長谷川平蔵、大泥棒の稲葉小僧:伊奈吉など多彩な顔ぶれです。

饕餮(トウテツ)」とは、中国神話の怪物だそうです。饕餮の「饕」は財産を貪る、「餮」は食物を貪るの意であると。何でも食べる猛獣、というイメージから転じて、魔を喰らう、という考えが生まれ、後代には魔除けの意味を持つようになった、とあります。命よりも金、経済第一主義であとの世代のことは考えないというのは、3.11後原発事故への対応を見て、いやと言うほど思い知らされたことです。

読みながら、恐竜とは原発のことではないかと感じたのですが、執筆からでも10年ですから3.11の遙か前です。しかし、著者のあとがきには、

大自然の力の象徴である龍を、果たして人間がコントロールできるのか。これは三・一一以来、われわれがずっと考え続けてきていることでもあります。

と書かれているので、私の感想もあながち的外れではないようです。

大江戸恐龍伝 第一巻 大江戸恐龍伝 第一巻
夢枕 獏

大江戸恐龍伝 第二巻 大江戸恐龍伝 第四巻 大江戸恐龍伝 第三巻 大江戸恐龍伝 第五巻

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2014年2月27日 (木)

因果関係より相関関係:ビッグデータの時代

Img_0001 ノバルティス社のディオバン問題は検察の強制捜査が入っています。最初にこの問題が報道されたとき、統計処理をノバ社の社員に任せた、と報じられたのですが、「統計の分からない医者が臨床試験をやっているのか?」と驚いたものです。『p値とは何か 統計を少しずつ理解する34章』という本の翻訳者を見ると、たくさんの製薬企業の社員が名を連ねていました。考えてみれば当然で、商品の売れ行きを左右する臨床試験は統計処理されるのですから、企業としてはここに優秀な社員を配置することはあたりまえなのですね。どのようにすれば統計的有意差が出やすいのかに、日夜励んでいるのでしょう。

医者は忙しくて統計の勉強などしている暇はないのでしょう。今では医療統計のソフトにデータを入れれば何らかの結果は出てきますが、試験のデザインとかデータの扱いには専門的な知識と経験が必要です。岡山大学の津田敏秀氏は、医者は統計が分からないし、疫学が分かっていない、と『医学的根拠とは何か (岩波新書)』で述べています。

疫学においては、疾患の発生速度を変える要因を病気の原因と見なすのであり、「何倍その病気が多発する」という発生の程度の違いによってわれわれは因果影響を知るのです。ところが福島原発事故による小児甲状腺癌の多発に際しても、山下俊一氏らは「原発の放射能によるとは考えられない」と言っています。津田氏はこうした立場を「直感派」と定義しています。

病気のメカニズムが分からないと原因が分からないという鈴木鎮一氏らの見解があります。これは「メカニズム派」としています。原因と結果が1対1に対応していることを暗黙に想定しているのですが、がんの原因が一つであるはずはないのです。被曝線量の多い地域で甲状腺癌が多く見つかっていれば相関関係があると言えます。多くの相関関係が見出されて始めて因果関係があるのだろうと推定できるのですが、ヒューム「客観的因果律否定の問題」として知られているように、因果関係は完全には証明できません。津田氏に言わせると、山下氏も鈴木氏も「確信犯なのか無知なのかも分からない」ほどひどい専門家です。

因果関係など要らない。相関関係が分かればそれで十分だ、という立場でものごとの関係を見ていこうとするのが、ビッグデータ時代の新しい動きです。2009年の新型インフルエンザ(N1H1ウイルス)が蔓延したとき、米国の疾病予防管理センター(CDC)に医療機関から情報が集約される数週間前にこのウイルスの流行を予言した者がいるのです。Googleの技術者らです。

彼らは流行に関するCDCのデータとGoogleの検索ワードとの相関関係を調べたのです。Googleは過去の「全ての」検索ワードとその結果を保存しています。そして検索語の使用頻度とインフルエンザの流行する空間的・時間的な相関関係を調べて、州ごとの流行予測までやったのです。

ビッグデータの時代では

  1. 全てのデータを扱う
  2. データの精度は重要ではない(質よりも量)
  3. 因果関係よりも相関関係(答えが分かれば、理由は要らない)

が重要であり、データに対するパラダイムシフトが求められます。

コンビニも店の端末で「全ての顧客」の性別・年齢などのデータを保存しています。ここから売れ筋商品はなにか、どれをどんなタイミングで調達するかなどの判断をして、最大の利益が上がるように運営しています。アマゾンも同じです。NHKスペシャルで、3.11のときの人々の携帯電話の移動情報から、津波予報が出たとき、逆に海岸へ移動する大勢の人がいたことが明らかになりました。多分残した家族の元へ急いだのでしょう。

ビッグデータを活用することで、これまでとは違った目で世界を見ることができるようになります。

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2014年2月22日 (土)

膵臓がんにCU制度を導入 15年度から

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どうってことのない写真ですが、今年の初ショットです。下町のボブスレーのドラマがBSで始まっていますが、また一つ大田の町工場が消えてマンションになります。隣の銭湯の煙突、ここも古い湯で、ときどきテレビがロケをやっています。


確定申告を提出し、今年もなんとか終わりました。昨年は腸閉塞もなくて医療費は夫婦で25万円でした。幸いにも私はいま高額な抗がん剤などは使っていないので、この程度で済んでいます。アヘンチンキとリパクレオンが高い薬の部類に入ります。

本日の日本経済新聞に「抗がん剤、保険外の薬使いやすく 混合診療を拡大」との記事が載っていました。

政府はがん患者らが、保険適用前の未承認薬を使う場合の費用負担を軽くする新制度を導入する。現在は未承認薬を使うと薬以外の医療費も患者が全額負担するのが原則で、製薬企業の治験に参加した場合だけ一部に公的保険を使える「混合診療」となる。2015年度からは治験に参加しない人でも、他に治療法がない場合は混合診療を認め、治療の選択肢を増やせるようにする。

これは「日本版コンパッショネートユース」と呼ばれる制度。政府は6月にまとめる成長戦略に混合診療の拡大を盛り込む。この新制度はその柱の一つとなる。厚生労働省が省令などを改正して15年度から始める。

日本のがん患者は約150万人で、20年には230万人に達するとの推計もある。このうち症状が重く薬の少ない膵臓(すいぞう)がん(死亡数が年間、約3万人)や食道がん(同約1万人)などの抗がん剤で、まず混合診療の適用を広げる見通しだ。

今回の新制度は患者団体が要望していた。製薬企業は承認前から薬を広くアピールできる一方、自社の治験以外で問題が起きた場合にリスクがあるとして新制度に消極的な声も少なくない。

未承認薬で混合診療を広げる一方、政府は高額な抗がん剤の公的保険への適用は16年度をメドに厳しく審査する方針だ。効果に比べて過大な費用がかかる薬は適用されなくなる。

日本では膵臓がんに対して承認されている抗がん剤はゲムシタビン、TS-1、エルロチニブ、FOLFIRINOXの4剤だけですが、アメリカでは10剤以上が承認されています。シスプラチン・オキサリプラチンなどのプラチナ製剤、イリノテカン・ロイコボリン・カペシタビン・ドセタキセル・ナブパクリタキセルなど未承認薬は、全額自己負担に耐えることのできる経済的に裕福な患者しか使うことができません。

国内未承認の抗がん剤を使おうとすれば、現状では治験に参加していない場合は薬剤費とその他の費用も全て保険適用のない自己負担となります。コンパッショネートユース制度(CU制度)ができたら、患者の自己負担は薬剤費だけになるので、これまであきらめていた患者にも手が届くことになります。それでも薬剤費全額自己負担ができる患者は限られるでしょう。乳がんに承認されているナブパクリタキセル(アブラキサン)を例にとると、アブラキサン点滴静注用 100mgの薬価は5万6982円(1瓶)、1回の投与量を400mgとすると、56,982円×4瓶=227,928円。乳癌の場合これを3週間毎に繰り返すので、1年間では387万円にもなります。膵臓がんの場合の投与量、回数は分かりませんが、これよりも少ないことはないでしょう。

CU制度の導入は一定の前進には違いありません。しかし、CU制度はドラッグ・ラグ解消のための限定措置であるべきです。本来は、国内治験と承認作業を迅速化して、すべての膵臓がん患者が保険で使えるようにして欲しいというのが、がん患者の切実な要求です。

しかし、記事にもあるように「政府は高額な抗がん剤の公的保険への適用は16年度をメドに厳しく審査する方針」ということですから、CU制度を隠れ蓑にして、混合診療のなし崩し的な全面解禁への突破口とするのではないか、政府の財政的負担を減らすための手法として使われるのではないか、との疑念が残ります。

また、CU制度では治験と違って科学的臨床データの蓄積にはならないし、これが常態化すれば、製薬メーカーの治験への消極的な取り組みに対する隠れ蓑ともなりえます。製薬メーカーとしては、患者数の少ない癌腫への薬剤開発はやりたくないのです。

2013年の医療用医薬品の売上(薬価ベース)は計9兆8466億4100万円、前年比3.1%増で、トップは抗腫瘍薬で売上6968億7400万円(6.6%増)。アバスチン、ハーセプチン、ベルケイド、スプリセル、アービタックス、タシグナなどの分子標的薬が抗腫瘍薬市場をけん引しています。

最近の分子標的薬は、薬価が驚くほど高額です。製薬メーカーの稼ぎ頭です。これらを全て承認していたら、今でも破綻寸前の保険財政が立ちゆかなくなることは目に見えています。

今回の政府の方針も財政危機対策の一環であり、がん患者のことを考えて制定してくれると考えるのは、お人好しに過ぎるでしょう。定年を間近にした、あるいは定年後のがん患者にとっては手放しで喜ぶことはできません。

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2014年2月18日 (火)

レーザープリンタで印刷代が安くて快適に

確定申告の対応で忙しい。なので、あまり推敲しなくても良い話題を。毎年のことだが、一年分の処理を数日でやろうというのだから、無理もない。

「やよいの青色申告」に400件あまりの仕訳データを入れ、決算書をレーザープリンタで印刷し、あとは国税庁の「確定申告等作成コーナー」に入れれば良いだけ。そのための領収書や納付証明書は取ってある。さぁて、無駄な税金は1円たりとも払わないという覚悟で、今年も源泉徴収された分を取り戻すぞ!

前々回はお得なタイヤ交換の方法だったが、今日は『絶対に安いレーザー・プリンタの導入方法』について。

年賀状はインクジェット・プリンタで印刷しましたか? ランニングコストが馬鹿にならないでしょ。ヘッドが目詰まりでもすれば、自動清掃しようとしてあっという間にインクがなくなります。プリンタ本体の価格は安く設定し、インク交換で利益を上げるのがメーカーの方針です。

Imagepc2 私は2009年9月からレーザープリンタを使っています。NEC MultiWriter 5750C PR-L5750C です。4年5ヵ月ほどになりますが故障なし。印刷枚数は、カラーが1505枚、ブラックが857枚、合計で2362枚です。トナーは黒、カラーともに1回交換しただけです。年賀状も総勘定元帳も全てこれで印刷です。希望小売価格は89,800円。レーザープリンタは高いから、と考えていませんか。でも私はこれを15,200円で買いました。もちろん新品です。

現在は更に値下がりして、アマゾンで12,780円、「日本電気 A4対応カラーレーザプリンタ MultiWriter 5750C PR-L5750C 」しかも送料無料です。

トナーもリサイクルトナーを使えば十分です。大容量(2倍)のものでも結構安い。黒だけは3倍のトナーが入ったものを使っています。リサイクルトナーはTOKYOトナーもお買い得です。

個人や自宅オフィスで使うにはこれで十分。

買ったとうざは、倒産品かと思ったのですが、いまだに同じ品番で製造もして売れている。どうしてこんな価格で販売できるのか不思議です。

本体は並みのインクジェットよりも安い、トナーも安い、標準トナーで1000枚印刷可能ですから。印刷はめちゃ速いし水濡れにも強い! インクジェットを使うのが馬鹿らしくなります。設置面積もたいして変わりません。奥行きと背が高いですが、置き場所が確保できるのなら断然お勧めです。重量が19kgあるので、開梱して最初に出てくるのが「ぎっくり腰にご注意ください」の注意書きです!!

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2014年2月14日 (金)

がんは遺伝子の異常以外でも生じる

近藤誠氏の「がんもどき理論」の根幹は、がんは遺伝子の病気であり、遺伝子は細胞分裂で子孫に継承されるのだから、発生の初期に転移するかどうかは決まっている、というものです。がんもどきと本物のがんは腫瘍がまだ機械の目では見つけられないほど小さいときに決まっている。だから手術も抗がん剤も無駄だと主張しているのです。

今日のニュースで京都大学が、がんは遺伝子制御の異常でもできることをiPS細胞を使った実験で「確認」したと報じられています。

2014021499020336 がんは、遺伝子が傷つくなどの変異の積み重ねによってできると考えられてきたが、遺伝子を制御する仕組みの異常によっても引き起こされることを、 京都大のチームが人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った実験で確認した。

チームは、細胞を初期化させiPS細胞を作製する際に使う4つの遺伝子をマウスに投与、腎臓の変化をみた。7日間投与し続けた後、初期化が不完全な状態で7日間放置したところ、腎臓に腫瘍ができ た。腫瘍の細胞は小児腎臓がんの腎芽腫によく似ていた。遺伝子そのものに傷などは見つからなかった。このため遺伝子の変異ががんの主な原因ではなかったことが確認できた。遺伝子を制御する仕組みの異常でがんが発症したと考えられるという。

科学技術振興機構のこちらのページにより詳しい発表が載っています。

遺伝子の変異によらないがん化の仕組みを解明 iPS細胞技術の応用

研究グループは、生体内で細胞を不十分な形で初期化すると、エピゲノムの状態が変化し、がんの形成を促すことを見出しました。

iPS細胞とがん細胞は無限に増殖する能力を持つという点で、共通の性質を持っています。しかし、がんは遺伝子の変異が積み重なって生じるとされていますが、体細胞を初期化してiPS細胞が生まれる際には遺伝子が変異する必要はありません。そこで、マウスの体内で一時的に初期化因子(Oct3/4,Sox2,Klf4,c-Myc )を働かせ、不十分な初期化を起こしたところ、DNAのメチル化パターン(エピゲノム)が大きく変化し、様々な組織で腫瘍が生じました。腎臓でこのようにして生じた腫瘍は、小児腎臓がんとして一般的な腎芽腫と組織学的・分子生物学的特徴が似ていました。この腫瘍の細胞を調べたところ、遺伝子の変異は見つからず、エピゲノムの状態が変化し、多能性幹細胞と似たパターンに変わっていることが明らかとなりました。また、腫瘍の細胞を初期化したiPS細胞からは正常な腎細胞が作られることを示しました。これらの結果から、エピゲノムの制御が、特定のタイプのがんで、腫瘍形成を促進する可能性が示されました。

エピジェネティック理論が正しいことが一定程度確認できたということですね。場合によっては腫瘍が正常細胞に戻ることも示されました。これはエピジェネティクスによって、がん細胞を消失させることも可能だと言えるのではないでしょうか。(どのマスコミにも「エピジェネティクス」という言葉が登場しませんね。)

エピジェネティック理論は、がんは遺伝子だけでできるのではないことを研究している学問分野です。今回の研究は、このことを「確認」した画期的な研究だと言えるでしょう。このブログでは6回にわたってがんとエピジェネティクスの関係を紹介しています。

がんとエピジェネティクス(1):「がんもどき」理論

がんとエピジェネティクス(2):エピジェネティクスとは? など

その一部を再掲します。

遺伝子の実態はDNA(デオキシリボ核酸)で、ワトソンとクリックが発見したように二重らせんの構造をしています。しかしDNAは二重らせんのままむき出しになっているのではなく、そのまわりに多様な有機分子を結合しています。いわば腕をワイシャツの袖で覆っているようなものです。DNAは衣服をまとい装飾品で飾りたてているのです。

この有機分子が、遺伝子を活性化(タンパク質を作る指令)させたり不活性化させたりするのです。遺伝子には自分自身を活性化させることはできません。どういうタイミングでどの遺伝子を活性化させるかは、細胞核の外からの情報として与えられます。しかもこれらの有機分子は長時間同じ遺伝子にくっついている、場合によっては子孫にまでその状態が引き継がれるのです。遺伝するのは遺伝子だけではないのです。

「エピジェネティクス」とは、遺伝子の働きを調整するこれらの分子が、どのようにして遺伝子をコントロールしているのかを研究する学問分野で、21世紀のこの十年間で急速に発展している分野です。特にがんに関するエピジェネティクスは良く研究されています。がん細胞内では多くの遺伝子がメチル基を失って「脱メチル化」していることが知られています。これによって遺伝子活動の異常が生じます。細胞増殖を抑制できなくなるのです。がんは遺伝子の突然変異によっても生じますが、多くが遺伝子の脱メチル化なのです。突然変異は元には戻せませんが、脱メチル化は、エピジェネティックなものなので元に戻すことができるのです。この点に将来への大きな希望があります。

「本物のがんなら俺の将来はすでに決まっている」などと、近藤理論を信じて「がん放置療法」に引っかかっている患者には、どうか眼を覚まして欲しいものです。近藤氏は最新のがん研究にはまったく疎い先生らしいですね。このような似非科学理論に自分の命を託すことは馬鹿げています。こちらのSho先生の最新ブログも参考になります。

こうした研究が、がん治療へと応用される日が早く来ることを期待しています。

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2014年2月12日 (水)

半額でタイヤ交換できた!

昨年の愛車の車検のとき、「タイヤがひび割れしてますよ」と言われた。なるほど4本のタイヤともに全周にひび割れが生じていた。気にはなっていたが町中を走る分にはまだ大丈夫だろうと、高を括ってそのままにしておいた。先日ガソリンスタンドで同じことを言われたので、さすがにこれはやばいという気になった。

高速道路での私の巡航速度は120km/hだから、バーストしたら命はない。がんで死なずにタイヤのバーストで成仏では諦めがつかない。6年目に入っているのでこれはタイヤの寿命だろう。ということで、タイヤの方に成仏して貰うことにした。タイヤは生ものだ。

エネオスで見積もりを取ったら、工賃込みで136,000円だという。17インチならそんなものか。ブリジストンのタイヤ館では、新商品が今なら値引きで124,000円。高いなぁ。

ネットオークションでインチアップした車からの”新車外しタイヤ”が46,000円で出ていた。送料は4,000円。先ずは町のパンク修理専門のタイヤ屋に行って、持ち込みで交換してくれるか尋ねてみたら、大歓迎だという。早速ネットで落札した商品は今朝届いた。

ミシュランのLATITUDE TOUR HP 225/65R17 102H 2013年製。ほとんど新品。ディーラーから納車までの距離しか走っていない感じです。1本の小売価格:27,340円の商品です。
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○○タイヤ商会さんで2時間で交換終了。ご覧の通り、店先の道路が作業場という小さな店ですが、この道一筋に40年だそうです。仕事は非常に丁寧でした。気に入らないからと、1本のタイヤバランスもやり直してくれました。ガススタではバランサーの交換などしないことが多いです。チューブレスタイヤではホイールに装着しているバルブも劣化していることが多いのですが、これもガススタでは交換しないことがあります。チェックもしないかも。

○○タイヤ商会さんは、バランスも念入りにチェック、バルブも全て新品と交換してくれました。プロの仕事は見ていても気持ちがいいです。
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「このタイヤは、少しの雪なら走行できますよ。先日の大雪は無理だけど」とのこと。工賃と古タイヤの廃棄料で14,000円也。費用は合計で64,000円、半額で新品タイヤに交換できました。ヨーロッパのタイヤは初めてだ。

ガススタは高い上に、作業はシロートに毛が生えたようなアルバイト。こっちは40年のベテランで仕事は丁寧で確実、これで安心して高速道路をすっ飛ばせます。(もう老人で反射神経も鈍っているんだから、いつまでも若いつもりで飛ばさないで! という妻の苦言をいつも貰っています。m(_ _)m   )

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2014年2月11日 (火)

心の平安はがんの進行を抑え、QOLを改善する

セル・メディシンのトピック欄に『自己の本心と向き合って書き出すことがQOL改善、症状改善につながる』が紹介されています。

ASCOのニュース「Expressive Writing Improves Symptoms and Physical Function in Patients With Renal Cell Carcinoma」を引用して、『「自己の本心と真摯に向き合って、心の奥底の思いを書き出すこと」("エクスプレッシブライティング"といいます)が、QOL改善、症状と身体機能改善につながる」ことを明瞭に示す論文がでたとのことです。』と書かれています。

表情豊かに書くことで腎細胞癌患者の身体症状が改善されることが、ランダム化比較試験で示されたものです。セル・メディシンのドクターは「心の平静さを保つことがいかに重要か、"病も気から"が科学的に証明される時代となった」と締めくくっています。

喜怒哀楽を抑制している人は、自由に発散させることができる人に比べてがんになりやすいとのような研究はこれまでもたくさんあります。シュレベールの『がんに効く生活―克服した医師の自分でできる「統合医療」』第5章「心の力」では、無力感ががんに与える影響としてマリーの例が紹介されています。マリーの父親は、マリーが子どものころ家を出て、それ以後マリーには何の関心も示さなかった。成人になったマリーが結婚した若い夫には愛人ができ、結婚生活は破綻した。55歳になったマリーにできた20歳年下の愛人は、自分の子どもが欲しいと、去って行った。こうして無力感にさいなまれたマリーの腫瘍マーカーは高くなった。

重要な愛情関係の喪失は乳がんの罹患率を2倍に高めるし、苦痛を伴う別れや離婚は、伴侶の死よりもがんと直接的な相関関係がある。だから、がんと闘うためには、こうした無力感とも闘う必要があるのです。無力感はトラウマとなり、心理的な傷は、体内の生理にも全面的な影響を及ぼします。心に深い傷を負ったとき、ストレス反応メカニズムが始動し、炎症反応、免疫力の低下が起こるのです。

しかし、脳にも心理的な傷に対する自然治癒のメカニズムが備わっています。そのメカニズムが効率よく始動するように援助することができるのです。マリーの主治医は、彼女に生きる力を呼び戻す方法を見つけました。主治医は彼女の恋愛体験と悲惨な結末を小説として書くように勧めたのです。書き進めるに連れ、マリーから自殺願望はなくなりました。出版後、マリーの腫瘍マーカーは完全に正常値に戻っていました。

オークランド大学医学部のキース・ペトリー博士は、人生でもっとも大変だったできごとについて、続けて4日間書くだけで、免疫システムが肝炎ワクチンに反応して抗体を作り出す能力を強めることを明らかにしています。

今回のASCOのニュースで紹介された試験では、心の平安が病気の進行に影響することを、ランダム化比較試験として科学的に明らかにしたことに意義があります。

心の平安を得る方法は、書くことだけではありません。趣味に打ちこむ、瞑想をするなど、自分の生命力とのつながりを復活されることなら、どのようなことでも良いのです。「心の力」ではがんを治すことはできないかもしれません。(何ごとにも例外があり、ライト氏のように一晩で癌が消える人も希にはいます)しかし、がんの進行を抑え、転移を予防することは誰にでも可能です。

無力感とともにやってくる「死への恐怖」も心の平安を損ない、免疫システムを混乱させます。ですから自分なりの「死」に対する考え方を持っておくことも大切です。私の場合は道元、良寛をはじめとする多くの先達たちから学びました。それらをこのブログでも紹介してきましたが、参考になりそうな本をいくつか紹介します。

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2014年2月 8日 (土)

SU剤からグリニド系剤に変更

自宅周辺も大雪です。10センチ程度で「大雪」なんて言っては、雪国の方に笑われそうですが、13年ぶりの大雪警報だとか。南国育ちで、子どものころ、めったに雪を見たことのない私は、雪が降ると少し浮き浮きします。朝からモーツァルトとバッハを流しています。バッハのチェンバロ協奏曲第1番ニ短調 BWV1052 を3枚のCDで演奏家による違いを楽しんだりしています。CDによっては「ハープシコード協奏曲」となっていますが、ちなみにチェンバロ(cembalo)はドイツ語、英語ではハープシコード (harpsichord)、フランス語ではクラヴサン (clavecin) というそうです。雪の舞う窓の外を眺めながらのバッハは落ち着きます。今夜は雪かきをしなくては。

血糖値の治療に(SU剤)アマリール0.5mgを朝1錠だけ服用してきたのですが、アマリールでは食後の高血糖を抑えることが難しいようです。お昼に糖質の多い食事(蕎麦や定食)を摂ると、2時間後の血糖値が300mg/dLを越えることもありました。アマリールのインスリン分泌促進効果は6時間程度と言われているので、昼頃には効果がなくなっているのでしょう。SU剤では低血糖がもっとも気をつけなければならない副作用ですが、11月22日には、52mg/dLという低血糖を記録しました。

血糖値管理の現状は、

  1. HbA1c:6.0%で「優良」
  2. 空腹時血糖値:120mg/dL 前後で「良」
  3. 食後2時間血糖値:変動が激しい。140~300mg/dLの間で大きく変動。糖質の多いものを摂らざるを得ないときもあるのが原因
  4. 数ヶ月に一度の頻度で低血糖になる。

つまり、HbA1cと空腹時血糖値は良いのですが、これらはいわば「平均値」。食後血糖値の変動が激しいと言うことは、酸化ストレスリスクが大きく、血管へのダメージも大きいので、質の悪い「平均値」です。出張や外食では糖質制限食を摂ることが難しいです。「3.」にいかに対応するかが、喫緊の課題です。

昨日の糖尿病の先生の診察日に、私から「グリニド系剤かαグルコシダーゼ阻害剤に変更したい」と提案してみました(主治医は私自身だ!)。「アマリールでは低血糖は避けられないし、食後の高血糖も抑えられていません。プチ糖質制限食を実行しているので、やむを得ず糖質の多い食事をするときのみ、食事の直前に服用するこれらの薬の方が合理的ではないでしょうか。糖質を含まない食事のときには服用せず、多いと思われるときだけ服用することで、自己管理が可能です。朝一錠のアマリールではそういう使い方はできません」

先生の話。「膵臓がんで摘出手術をしたあなたの場合、膵液の分泌など健常な臓器の持ち主とは違うので、これらの薬がどのような効果を示すかについてのデータはありません。やってみなければ分からないというのが正直なところです。エビデンスがない。でも自己血糖値測定をしているあなたの場合ですから、試してみることはよいと思います」

とのことで、グルファスト錠(グリニド系剤)に変更です。しばらくは血糖値データを取りながら、食事内容による最適な容量を探します。

しかし、「やってみなければ分からない」は医療全般に言えることで、抗がん剤もどれほどの量が最適なのか、効果があるのかないのか「やってみなければ分からない」のがあたりまえです。エビデンスはあくまでも参考ですから。

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2014年2月 4日 (火)

オーダーメイド医療は「既製服」

遺伝子研究を売り込むがあまり、デーラーメイド医療やオーダーメイド医療というような個人仕様の医療を強調し、従来の医療を「平均化」という言葉を用いて批判する医師や医学研究者がいる。

オーダーメイド医療が科学的根拠に基づいた医療として認知されることを狙っている以上は、統計学的な差がエビデンスであり、それはさまざまなグループに分けたときの一つのグループのある種の平均であり、その平均値で判断して個々の患者さんに当てはめているのである。科学的である以上、それはどこまで行ってもサイズ分けを細かくした「既製服」なのである。(『医学的根拠とは何か』津田敏秀)

がんペプチドワクチンも白血球の型(HLA)によって効果が期待できる患者が限定されるので、オーダーメイド医療です。そしてそれらの患者を集めて臨床試験を行った結果が、二つの試験とも有意差がなかったという残念な結果に終わっています。

大腸がんに使うアービタックスという抗がん剤は、K-RAS遺伝子の有無で効くかどうかが決まるので、この検査なしに使うことは今では考えられなくなっています。このように同じ○○がんといっても患者ごとに遺伝子の変異は異なるわけで(近藤氏などはこれを無視しているが)、今後はますます遺伝子検査で治療方針を決める方向に向かうのでしょう。しかし、その場合でも、同じ遺伝子を持っている患者群で、統計的な差異が認められた始めて科学的根拠が得られるという点では、EBMの根幹は代わらないわけです。

ロハスメディカル『あなたにオーダーメイド医療を』にはより詳しく紹介されています。

だたし、オーダーメイド医療が生物の複雑さに対処できるのかというと、ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)に掲載されるた研究報告では次のように指摘しています。

研究者らは、腫瘍の遺伝子構造は同じサンプルでもいくつもある場合もあることを明らかにした。がんのオーダーメード医療での課題を示す研究成果だ。

この研究は、患者の腫瘍の単一のサンプルだけの分析―現在のやり方だが―では、病気の経過に影響する重要な遺伝子の変異を見逃す可能性があることを明らかにした。これは翻って言えば、腫瘍に影響する変異をターゲットとする薬を見つけるというオーダーメード医療の研究を妨げる可能性があるということだ。

研究者らは、こうした腫瘍の遺伝的な研究が、がん治療を変えられるという期待をしぼませるものではない、と指摘しているが、オーダーメード医療がこれまで以上に複雑になり、費用もかかるものになる可能性はある。

NEJMのダン・ロンゴ氏は論文に付随した論説の中で、論文で指摘された腫瘍の多様な遺伝子構造はオーダーメード医療推進論者の間に見られる「過度の楽観論」と対照的であると示唆した。また、遺伝子の特徴を基準にして腫瘍と治療を組み合わせることが一部で言われているほど単純ではないことを意味していると指摘した。

1000人の患者を対象とした一般的な臨床試験から、遺伝子別に100人を選んで統計的な処理をする。しかし更に単一のサンプルでだめだとしたら、複数の遺伝子が合致する10人を選んで・・・・、となると分母が小さすぎて統計的な処理などできませんから、科学的根拠など得られるはずもありません。

オーダーメイド医療、テーラーメイド医療は、現在大きな期待をもって言われているほど楽観的ではないと思います。遺伝子検査が孕む大きな問題だと言えるでしょう。

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2014年2月 2日 (日)

久美子ママの朝日新聞記事

朝日新聞に久美子ママの記事が載っていますが、全文を読むには会員登録が必要です。以下に全文を転載します。著作権にふれる恐れがありますが、朝日新聞さんに承諾をお願いしても多分ダメだろうと。 クレームが来れば削除します。

iPadでつづる命 末期がんの主婦、病棟からブログ

 余命を宣告された末期がんの女性が、わずかに動く指先を使い、ブログで発信を続けている。タブレット端末を通して他の患者らと交流することで、一時は失いかけた生きる気力を取り戻した。末期患者でも生を楽しめる――。こんな思いを伝えたくて、タブレット端末が利用できる病棟の環境づくりを求めている。

 ブログは「私はまだまだ生きられる 余命宣告の期日を過ぎてからの毎日を綴(つづ)ります」と題する。筆者は「久美子ママ」。大阪市のホスピスで暮らす主婦の久美子さん(50)だ。

 夫と息子2人に囲まれ、読書とピアノが趣味だった生活に病魔が襲ったのは4年前。大腸がんで、昨年1月には余命4~5カ月と告げられた。7月に入院するとすぐ下半身が動かなくなり、腕も指先まで麻痺(まひ)した。首が器具で固定され、終日、ベッドで過ごす。自力で排泄(はいせつ)ができなくなり、「人としての尊厳を失ってまで生きる意味があるのか」とふさぎこんだ。

 8月半ば、大学生の長男(23)とめい(26)から「一言でもいいから日記を書いてみたら。指のリハビリにもなるし」と言われ、ブログが設定されたタブレット端末の「iPad」を渡された。もともと文章を書くのは好きだ。病状や、看病してくれる家族や医師、看護師への感謝……。スポンジにくるんだタッチペンを親指だけで支え、画面をたたいていろんな思いを綴った。

 9月下旬にホスピスへ移ってからも、連日のように書き込みを続けた。見知らぬ末期患者たちやその家族からの投稿も励みになった。久美子さんの兄(54)は言う。「体調が悪い時でも、『あ、(投稿が)来てる』とか言って。フーッと表情が明るくなるんです」

 年末には、親しかったホスピスの女性患者2人が相次いで亡くなった。ひとしきり泣いた後、久美子さんは看護師(32)に「大丈夫、1人でいろいろ考えるから」と伝えた。残された時間で何かできないか。思い立ったのが、ホスピスへのタブレット端末の配備を求めることだった。

 年が明け、1月12日のブログには、こう記した。

 もし、iPadが、日本中のホスピスにあったら! 末期ケアの革命になるかもしれません。もう、私の命は風前の灯なので、消えてしまう前に、何か、人のお役に立てることがしたい

 ツイッターでは、ソフトバンクの孫正義社長にメッセージを送った。ブログには応援の声や助言が次々と投稿され、ページビュー数は1日平均8千前後に。大学時代のジャズサークル仲間がフェイスブックで訴えを広げた。ブログを紹介するチラシを作った人も現れ、これを印刷してツテのある病院に掲示を頼もうという動きも広がっている。

 最近、iPadに音声で文字入力できる機能があると知った。もし指が完全に動かなくなっても、これで訴えを続けるつもりだ。

 「ブログが私の抗がん剤になった。この部屋から、世界とつながれたんです」(宮崎亮)

 ■久美子ママのブログ(抜粋)

2013年

 8月17日 昨日はせっかく買って来てくれたフルーツをみんな戻してしまって、長男と次男が、かいがいしく処置してくれた。ああ、今までの人生は無駄じゃなかったんだ!

 10月18日 一日のうち半分以上、自分を役立たずのイモムシだと思ってしまいます。だけれど、もっと大変な症状で、もっと長年、いや生まれつき闘っている人たちになんて失礼 罰当たりな考え方だろう、と思い当たります。

 11月10日 こんなにも大勢の人が、みんな、同じように悩んだり、落ち込んだり、悲しかったり、勇気が必要だったりしているんですね。悲しい時は一緒に泣きましょう! そして、あくる日、いっぱい、一緒に笑いましょう!

14年

 1月19日 ブログを始めたら、同じような境遇の方や、病人の気持ちにつきそってくださるかたが次々現れて、毎日、優しい言葉を送ってくださいます。そのコメントがなかったら、ここまで生きてこれなかったのは明らかです。末期患者だって、生きていてもいいんだぞー!

■つながり、励みに

 日本緩和医療学会副理事長の木沢義之・神戸大大学院特命教授の話 ブログで病院外の人とつながり、励まされ、相談に乗ることで自分が人の役に立てると感じることは大きな励みになると思う。緩和ケアに限らず、長期入院患者や難病患者がインターネットで外とつながることには大きなメリットがある。パソコンや携帯をベッドに固定するなどの工夫をする人も多い。電波状況を良くしたり、ワイヤレス回線を使えるようにしたりと、病院や医療機器メーカーが今以上に環境を整えていく必要がある。

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2014年2月 1日 (土)

14/1月ツイートのまとめ

松浦新 @newsmatsuura  
福島県は甲状腺がんと原発事故の関係を否定している。 http://www.asahi.com/articles/TKY201311120463.html しかし、この報告を読むと心配はしたほうがよいように思える https://www.facebook.com/index.php#!/notes/%E5%A4%A7%E7%AB%B9-%E9%80%B2/59%E4%BA%BA%E3%81%8C%E5%A4%9A%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%8B-%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E5%B0%8F%E5%85%90%E7%94%B2%E7%8A%B6%E8%85%BA%E3%81%8C%E3%82%93/566762930073589 福島県は原発の健康被害には否定的な見解が多い。本当に県民のためになるのだろうか

安西英雄 @deoanzai  
■ 日本人のビタミンD値:健康な日本の男女95人(21−69歳、61人が女性)の血中ビタミンDを測定。中央値が34.7 nmol/L、50nmol/L未満(不適切)の人が83人。 http://www.mdpi.com/2072-6643/6/1/221 

安西英雄 @deoanzai  
(日本人はビタミンDが足りないのではと思ってたけど、87%が不足してるとはびっくり)

安西英雄 @deoanzai  
(低ビタミンDはいろんな疾患と相関する。血中ビタミンDを高くするにはどうしたらいいか。まず日光を浴びること)

安西英雄 @deoanzai  
(食事からビタミンDを取るのも方法。キノコ類とか)(サプリを取れば血中ビタミンDは上がるけど、それで病気が防げるか。防げる場合もあるけど、必ずしもそうならないらしい、というのがこれまでのデータ)

sho @pushriver  
『近藤理論の根拠を突き崩す①リード・タイム・バイアス理論の嘘』 http://ameblo.jp/miyazakigkkb/entry-11744008068.html #gan #kanja #cancer #がん #癌 

キノシタ @Oncle1316 
ニューイングランド医学誌に「大腸内視鏡検診を受ければ大腸がんの死亡率が68%低下する」便潜血検査では早期癌は半分しか陽性にならない。手遅れになりたくなければ10年に1度は内視鏡検査を受けるべき。ポリープを持っているのなら5年に一度。 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39550 

キノシタ @Oncle1316 
神奈川県立がんセンターに漢方相談窓口:がん研での漢方外来が人気だからかな。 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140105/k10014264061000.html 

キノシタ @Oncle1316 
直腸癌の膵臓転移か? RT @NewsYamagata 47NEWS > 共同ニュース > 「がん不適切診断で夫死亡」と市提訴 「内視鏡検査など行わず」 http://www.47news.jp/news/2014/01/post_20140107103233.html 山形市立病院済生館で膵臓(すいぞう)がんの適切…

朝日新聞医療サイト「アピタル」 @asahi_apital  
高橋真理子編集委員のコラムです。(これも要熟読) RT @asahi_apital: エセ科学 見分けるための七つの基準 〈記者有論〉 http://apital.asahi.com/article/story/2014010800005.html?ref=rss&utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter 

キノシタ @Oncle1316 
ノバルティス社、8日にも告発 厚労省、論文不正で:薬事法の誇大広告にあたるとして。ディオバン関連臨床研究の論文不正。強制力のない検討委員会や大学の自主調査では限界がある。真相を全て究明して欲しい。 http://digital.asahi.com/login/loginselect.html?jumpUrl=http%3A%2F%2Fdigital.asahi.com%2Farticles%2FASG1762CFG17ULBJ00Q.html%3F_requesturl%3Darticles%2FASG1762CFG17ULBJ00Q.html%26ref%3Dcomkiji_txt_end_s_kjid_ASG1762CFG17ULBJ00Q 

キノシタ @Oncle1316 
汚染水タンクからX線、対策怠り基準の8倍超:ベータ線自体は被ばく影響は考えなくて良いが、対象物に当たって急速に止められると、「制動エックス線」が出てくる。これが結構エネルギーが大きく、鉄板も貫通してしまうのだ。 http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20140109-OYT1T00831.htm?from=tw 

キノシタ @Oncle1316 
「アジア人におけるBMIと膵がん死亡との関連」:アジア人に関しては、肥満は膵癌のリスク因子とは言えない。喫煙も関連していない。←従来の通説とは異なる結果に。 http://epi.ncc.go.jp/international/617/3375.html 

キノシタ @Oncle1316 
膵臓がん、術後の局所再発の場合、再手術で生存期間が大幅に伸びる。千葉大学病院。5年生存率が13%から82%に。体力があれば再手術で余命が延びる。 http://news.mynavi.jp/news/2014/01/10/326/ 

キノシタ @Oncle1316 
エリテック:すい臓がんの第II相臨床研究を開始。すい臓がん・肝臓がん・膀胱がん・卵巣がんなどの固形腫瘍に対し、アスパラギナーゼ治療が奏功する可能性があることを証明 http://www.qlifepro.com/press/20140110-15-5145/erytech-pharma-2/

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