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2015年5月

2015年5月31日 (日)

今日の一冊(4)近藤誠のリビングノート

「今日の一冊」はおすすめの本を書いていますが、ときには「お勧めでない」本も紹介してみます。

『近藤誠のリビングノート ~ガンを安らかに迎えるための読むセカンドオピニオン~』

Amazonの紹介文には、

本書はガン治療に革命を起こした近藤誠医師が「読むセカンドオピニオン」として、初めて患者の対応マニュアルとしてまとめたものです。
実際にガンと宣告された場合を想定し、読者目線で実用的な内容を網羅しています。ガンの宣告から、安らかな死まで、それぞれの患者さんのステージに最も役立つ内容をすべて書いてあります。

とあります。この本を読んで気に入ったら「近藤誠がん研究所」でセカンドオピニオンを受けてね、ということですかね。

「膵臓ガンと診断されたら」の章だけを拾い読みしました。

膵臓ガンの場合、5年生存した患者がいたら「誤診の可能性が高いから、病理標本を見直せ」という言い伝えがあるくらいです。

いきなり、5年生存している膵臓がん患者は「がんもどき」に違いないというお教えです。近藤先生、前著では「がんもどきと本物のがんの比率は5年生存率が目安になる」とおっしゃっていました。膵臓ガンの5年生存率は約5%ほど(近藤先生は1%と言っている)ですから、この5%は「がんもどき」だという考えです。病理標本を見直したら「がんではなかった」となることを期待しているのでしょうか。私も病理標本を見直してもらおうかしらん。

膵臓がん患者にとっては、抗がん剤で腫瘍が縮小して手術ができるようになることが大きな希望なのですが、近藤理論では手術もダメだというのです。

かつて日本では、この手術を受けた患者さんの半分以上が、手術後、一度も退院することなく死亡していました。それほど手術は危険なのです。

現在はどうなんですか?近藤先生。膵臓がんで亡くなった昭和天皇が手術をせずにバイパス手術だけを行った例を持ち出しているのですが、『昭和天皇実録』には、天皇の体力を考えて手術を選ばなかったとの趣旨が書いてあります。

陛下御自身には癌であることを完全に秘して、何分御高齢と御体力よりみて、積極的な治療を避けて、出来る限りの御長寿を全うして頂くことに全力を尽くし、特に御苦痛が全くなきよう(中略)充分留意することに致しました。

あるいはステージⅣで十二指腸などに転移していて手術不能だったのかもしれません。近藤先生、患者が手術を選ばないようにと、執拗に続けます。

さて、さきほど膵臓ガンの切除手術は少なくなってきたと言いました。これはどうしてでしょう。
<中略>
膵臓ガンの場合「直死」が多いから、膵臓ガンが「手術してトクなことはほとんどない」と言われるゆえんです。
とにかく膵臓ガンは全摘すると本当にまずい。インスリンが出なくなって重症の糖尿病になってしまうからです。膵液も出なくなるので、脂質の吸収も悪くなって、下痢をしたりする。
それで全摘の代わりに頭部だけを切って、後の方は残そうとするケースが増えました。残した膵臓は小腸に縫い付けますが、その縫ったところが膵液で溶かされて穴が開いたり、大出血をしたり、感染源になったりします。それで、膵臓ガンの手術はだんだん衰退に向かっています。

あれやこれやと、手術はムダだという理由をならべていますが、全摘してもインスリンを適切に使えば、健康人と変わりのない生活を送ることができます。膵液が足りなくなるのなら「リパクレオン」という良い薬があります。確かに希には穴が開いたり、大出血をすることもあるでしょうが、がんが進行することによる消化管からの出血はよくあることです。(手術を選ばなかった昭和天皇の「下血」報道はまだ記憶に新しい)

膵臓がんの手術成績は次第に良くなってきているのが実情でしょう。「手術がだんだん衰退に向かっている」などと、どんな根拠で言っているのでしょうか。手術に希望を託している膵臓がん患者をミスリードしかねない記述です。

「売らんかな」の近藤本に金を出して買うことはないし、「医者もどき」の言うことに引っかからないようにしましょう。

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2015年5月30日 (土)

合掌

まみさんの「おとう」に続いてあやさんのご主人が亡くなりました。こういうことってどうして続くのでしょうかね。

膵臓がんの最期は相当苦しいと、医者も言いますが、人によっては比較的楽な場合もあるようです。膵臓の裏にある腹腔神経叢にさわるかどうかで違うのでしょうか。

コメントに書くべき言葉も見つからないので、何を書いても足りず、簡単に書いても言い足りずなので、コメントはなかなか踏ん切りがつきません。この場でご冥福をお祈りしたいと思います。<合掌>

ご自分でブログを書いている方の場合は、お亡くなりになっても親族が更新しないかぎりは安否が分からないので、そうした方も結構いるように思います。

すい臓がんと闘うたくさんの仲間がいます。

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今日の一冊(3)『沈みゆく大国アメリカ』

6日間の出張から帰宅。ノートPCは持っていったけどブログを書く暇はなかった。最高気温34度の炎天下での現場作業はきつかったです。しかし、出張の目的は十分すぎるほどの成果を得たので満足している。

口之永良部島で火山が爆発。大きな被害がなくて良かったが、桜島、阿蘇山、御嶽山と、3.11後の日本が確実に火山の活動期に入っている。地震保険料も値上げすると報道されているから、保険会社・政府ともに近いうちには必ず大きな地震が来ると考えているのだが、それでも川内原発を始めとして止まっている原発を動かそうなんて、どうかしている。生活や命よりも「金」ということか。快適な生活ができるためなら命も要らない、のだろう。

「患者申出療養」制度を含む「医療保険制度改革関連法案」が26日、参院本会議で与党賛成多数で可決・成立したが、いよいよこれから日本でも「混合診療」が次第に拡大していく。なまじ長生きしないで、がんで早々に死んだ方がましかもしれない。

東京や大阪では、医療の自由化、混合診療解禁などの総合的な規制撤廃地区とすることができる「国家戦略特区法」が2013年に成立したとき、アメリカの金融アナリストが次のように述べていた。

「これは海外投資家にとって重要な政策ですね。特に、40兆円という世界第二位の規模を持つ日本の生命保険市場は、グローバル企業と海外投資家にとっては非常に魅力的です。」

実際に「国家戦略特区ワーキンググループ」の作成した官報資料をみると、「保険外併用療法の拡充」が最重要視されている。特区内での医療費は高騰してゆき、周辺の住民が同じ医療を受けようとすれば、公費だけでは支えられないので、結局規制緩和して公費部分を縮小せざるを得なくなる。それがいままさに進行している事態だと、どれほどの患者が認識しているのだろうか。

世界に冠たる「国民皆保険制度」が形だけ残ったとしても、使える薬がどんどん少なくなっていく。特に高額な分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬などの抗がん剤は、真っ先に標的となる。

先の金融アナリストは続けて、

「そこで、民間医療保険のビジネスチャンスが生まれるのです。
国民健康保険の公費負担分が小さくなればなるほど、それ以外の医療や薬をカバーするために、日本人は民間保険を買うようになるでしょう。やがて貧困層と低所得者層、障害者だけが公的保険に入り、それ以外の国民が国民健康保険と民間保険の両方に加入するという、アメリカと同じ図になりますね」

と目を輝かして語っている。

アフラックなどが宣伝している、陽子線治療、重粒子線治療がカバーされるという「先進医療特約」はこの先取りである。「末期がんが消えた!画期的な免疫チェックポイント阻害剤が使える、当社の特約付がん保険があなたの命を救います」とテレビコマーシャルが流れる時代がもう目の前に来ている。

「金」儲けのためなら(他人の)生活や命はどうでもよいのが、新自由主義でありグローバル経済の特徴だ。その究極の姿が「金持ちが戦争を起こし、貧乏人が戦死する」という戦争だろう。

堤未果氏の『沈みゆく大国 アメリカ』の2部作は、オバマケアの驚くべき欠陥と、アメリカの産薬共同体が、次のターゲットを日本に据えて着々と戦略を進めている実態を、豊富や資料と取材によって明らかにした良書である。

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2015年5月23日 (土)

三社祭:笑顔フォト集

17日に三社祭に行ったのですが、そのとき祭り用具点「中屋」さんの店頭で、無料で「笑顔フォト」の撮影をやっていました。はっぴも貸してくれて神輿(子供用だけど)の前でプロのカメラマンが撮影。写真は中屋さんのホームページにアップされています。

「三社祭:笑顔フォト集2015

私ももちろんお願いしましたよ。上のページから「217」を入力して検索、私の”すてきな笑顔”が見れます。

(見たくない方は絶対にクリックしないでください!)

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明日から一週間ほど出張だ。しばらくブログはおやすみになるかも。

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2015年5月21日 (木)

ニボルマブって幾らでしょうか?

前々回の記事で免疫チェックポイント阻害剤「ニボルマブ」の話題に触れましたが、この薬の薬価は幾らでしょうか?

承認された用法・用量は、通常、成人にはニボルマブとして1回2mg/kgを3週間間隔で点滴静注する。薬価は100mgが72万9849円、20mgが15万200円となった。

そうですから、体重が65kgの成人では、1回で2×65÷100×729,849円=948,804円。3週間間隔だから、1年を52週として年17回投与なら、

95万円×17回=1615万円/年

1回で95万円、年間で1600万円もの薬剤費がかかることになります。

「ニボルマブをお願いします」
「はい、検査費用も込みで100万円いただきます」

っていうことですよね。もちろんメラノーマの場合は健康保険ですから3割負担で、更に高額療養費制度を使えば患者の負担は、所得によって9万円から16万円ほどで済みます。(この制度も1月に改定されて、高額所得者は27万円ほどにまでアップ)

「医療保険制度改革関連法案」そのなかの「患者申出療養」制度(本質は混合診療解禁)によって、未承認の抗がん剤でも患者が希望すれば使用できるようになると賛成する意見があります。しかし、例えば海外では臨床試験が進んでいる大腸がんや肺がんの患者(ニボルマブは国内未承認)がこの薬を使いたいと申し出たとき、1600万円の負担に耐えられる患者はどれほどいるのでしょうか?

資産が数億以上の億万長者でなければ無理でしょう。金持ちだけが使える制度であり、しかも「混合診療」は未承認の薬剤費以外は公的保険で負担するわけですから、金持ちだけが利用できる治療法の保険部分を、貧乏人が負担する制度ということです。

一応安倍総理は、「国で安全性・有効性を確認するとともに、将来的な保険収載を目指すもので、混合診療を解禁するものではない」と明言しましたが(彼が前言を翻すのはいつものこと)、製薬会社としては、厚生労働省の厳しい審査を通す必要がある保険適用薬よりも、書類審査で済み、簡易な審査で薬価を勝手に決められる「自由診療」のほうがはるかに効率が良いし利益も大きい。となると、いずれ自由診療の薬が増えて公的保険に収載される薬は減っていく。国民皆保険だけではカバーできないので、アフラックなどの民間の医療保険に入りませんかとなるでしょうね。

もっと問題があります。患者申出療養制度を利用した結果、副作用などによる何らかの健康被害が生じた場合、患者が自己責任で選択したのだからということで、救済されない可能性があります。

国会で質問された塩崎厚労大臣は、「重篤な健康被害が生じた場合の責任などについては、現行の先進医療では、あらかじめ実施医療機関が患者に説明をし、同意を得て決定することとしており、患者申出療養でもこのような対応や患者を含む関係者のご意見を踏まえ具体的な詰めを行っていく」と答えるにとどまっているのです。

もちろん、今の保険制度にも問題はあります。大量の飲み残し薬の問題だとか。高齢化社会を迎えてどう改革していくのかも課題です。しかし、WHOが「1961年以降、国民皆保険制度が50年間にわたって堅持されてきたことです。この制度は日本の社会に公平感、連帯感をもたらし、長寿世界一を達成する上で大きな原動力となりました。」という現在の制度を、アメリカ並みの制度にわざわざする必要はありません。

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2015年5月20日 (水)

ためしてガッテン:膵臓がん

今夜の『ためしてガッテン』『早く!すい臓がん発見 自己判定ガイド初公開』の

血液中の○○! 「健康な人」ほど気づきやすい!

○○は「血糖値」でした。それ以外にはないと予想はしていましたが。

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このブログの初期『血糖値が下がらない』に書いたとおり、私も血糖値の急上昇がきっかけで膵臓がんが見つかったのです。喉が渇く、足がつる、体重が急に減る、血糖値が急上昇の症状があったので、超音波検査で「膵臓だけを診てください」と言ったのでした。

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境界型の糖尿病、予備軍だったからこそ、頻繁に血糖値を測定していたのですが、健康な人だと血糖値の測定なんかはほとんどしないでしょうね。だとすると早期に気づくのは難しいと思います。喉が渇くとかダイエットしていないのに体重が急減したようなときには膵臓を疑って検査を受けることが良いでしょう。

しかし高松おばあさんが膵臓がんを早期発見できたとしても、膵臓がんには「早期がん」という概念がありません。ステージⅠやⅡでも高い確率で再発・転移するからです。

高松おばあさんが11年も再発・転移がないのは、番組でも紹介されていたように、

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  • 毎日の友達との散歩(長いときは2時間)
  • 友人との楽しいおしゃべり(ストレスを溜めない)
  • 野菜と魚中心の食事
  • 早寝早起き

の効果なのではないかと思います。それにこの笑顔、良く笑っています。笑いは免疫力を高める。だから、

  • 心の有り様も再発転移予防には効果がある。再発転移した患者でも予後が良くなる。

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すでに膵臓がんになった人でも高松さんの生活習慣は参考になるはずです。(私の実行しているのもほぼ同じ)

ま、少し大げさな演出も気になりましたが、「ためしてガッテン」のスタンスとしてはしかたがないのか。予想したよりもまじめな番組でした。(でも、なんでスティーブ・ジョブズが出てくるの?)

次の場合は専門医の診察と精密検査を

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2015年5月19日 (火)

Eテレ:登場!がん治療を変える新薬

17日に放映されたEテレ サイエンスZERO『登場!がん治療を変える新薬 免疫のブレーキを外せ』を録画してあって昨夜観ました。

免疫チェックポイント阻害剤「ニボルマブ」が国内でもメラノーマに対して承認されて、新しい免疫療法として話題になっている。4月にフィラデルフィアで開催されたAACR2015でも免疫チェックポイント阻害剤に関する発表が相次いでいる。

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T細胞はがん細胞を見つけると、パーフォリンという物質を出して攻撃し、破壊する。しかし、がん細胞もその攻撃から逃れるために、自分の細胞表面にPD-L1と呼ばれるタンパク質を出し、T細胞のPD-1と結びつく。PD-1はいわば免疫のブレーキ。ブレーキがかかるとT細胞はがん細胞を攻撃できなくなる。そこでこのPD-1に「ふた」をして、がん細胞のPD-L1とくっつけないようにするのが今回の免疫チェックポイント阻害剤です。

ニボルマブはこの結合に割って入り、T細胞のブレーキを解除して、がん細胞への攻撃を再開させる作用がある。国内での臨床試験(治験)の35例では、がんが小さくなった割合は23%で、一時的な縮小を含めると半数を超えたという。

効果が長期間持続することも特徴です。通常の抗がん剤では、いずれがん細胞が耐性を持つようになって効かなくなりますが、そうしたことがありません。

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ただ、すべての患者に効果があるわけではなく、2~3割の患者にしか効果がない。

このPD-1という分子を発見したのは日本人です。京都大学の本庶佑名誉教授らの研究チームが発見したのは1992年です。しかし、大手の製薬企業はどこも相手にしてくれなかった。「免疫なんて効果があるはずがない」と思っていたのです。

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ただ、小野薬品工業だけが共同開発に乗り出したのです。詳しいことは日経新聞「15年間諦めなかった小野薬品」に書かれています。

画期的な新薬には違いないですが、過度の期待はできません。PD-1以外にも免疫抑制機構はあるのだし、がん細胞は利口ですからそれを利用することもあるでしょう。正常な細胞にも免疫抑制が解除されて、自己免疫疾患が生じるはずです。番組でもそれらに少し触れられていました。膵臓がんでも早く臨床試験をやってもらいたいと思います。

番組の影響で、巷の「免疫クリニック」へも問い合わせが殺到しているようです。しかし「免疫療法」と言っても玉石混淆。科学的の証明されたものはほとんどありません。効果もはっきりしないのに自由診療で高額な費用を請求するような免疫療法には近づかない方が無難でしょう。研究段階だというのなら、高額な費用を患者に負担させるのではなく、多くても実費程度にしてあとは施設が負担すべきではないでしょうか。

 

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2015年5月18日 (月)

今日の一冊(2)『ヴァイオリニストの音楽案内100』

クラシックのCDを批評、紹介した書籍は数多くあり、私も宇野功芳、福島章恭、中野雄の『クラシックCDの名盤』シリーズや、礒山雅の『バロック音楽名曲鑑賞事典 (講談社学術文庫)』などを持っているが、いかにも上から目線というのか、演奏がどうだとか、クラシックはこう聴くべきだというような内容にいまいちしっくりとこない。それに彼らのほとんどが楽器を演奏するわけではない。(宇野功芳は一応指揮もするが)

ヴァイオリニストであり「おもしろキャラ」の高嶋ちさ子の『ヴァイオリニストの音楽案内100』は気軽に読める。

ハイドンの交響曲「告別」の第4楽章では、楽団員が一人減り、二人減りとだんだんと退場していき、最後はヴァイオリンが二人だけになる。ハイドンがある侯爵の宮廷楽団の楽長をしていた頃のこと、この侯爵は毎年バカンスとして半年ほど片田舎のお城に行くので、当然楽団員も長い期間家を空けて付いていかねばならない。あるとき、この侯爵が「あと2ヶ月ほどいようか」と言い出したので、楽団員に泣きつかれたハイドンが一計を案じて作曲したのが「告別」。これを聴いて侯爵も「悪かった。明日から休暇をあげよう」となったそうな。

ヴァイオリンソナタでピアノ奏者が、遅れて客席に来た一人の男性に気づいたそうな。そのとたんに女性ヴァイオリニストの音が、魔法にかかったように輝きだした。ピアニストにはピンときたそうな。「恋」の力はすごい。音に情熱を込める、と良く言うが、プロだから可能なのでしょうね。この二人、めでたくゴールインして、今は可愛い犬と仲良く暮らしているそうな。

ヴァイオリニストでありながら高嶋ちさ子さんはチェロが大好きだという。生まれ変わったら絶対に男でチェリストになると宣言しているほどです。後には少し考えを変えて、自分の子供をチェリストにする方がてっとり早いと明察するところはさすが。

彼女のお気に入りが、ロストロポーヴィチが演奏するチャイコフスキー「ロココ風の主題による変奏曲」とドヴォルザーク「チェロ協奏曲」(いわゆるドヴォコン)。私もこのCDを持っているが(1枚に収められている)、ロストロポーヴィチの柔らかい音と、時には高音部でヴァイオリンでさえも難しそうなフレーズを簡単に弾いてしまうのには驚愕する。その聴き所や泣き所を「ちさ子節」で紹介してくれている。読んだ後でCDを聴くとまた別の感慨がある。宇野功芳らだとこうはならない。

チェロはヴァイオリニストから見ると「支えてもらえる」「守ってもらえる」存在。高音を弾くヴァイオリンを耳元で聞かねばならない演奏者が一番「キンキン」に迷惑しているのだが、低音部のチェロがしっかり支えてくれると自分の音もまろやかになってくるそうな。

だからなのか、男性チェリストは、本当にヴァイオリニストにモテるそうです。私もあと40年ほど早くチェロを始めていたなら、今の女房とは違った・・・・・。手遅れだけど。

ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」は、「ランス革命後の世界情勢の中、ベートーヴェンのナポレオン・ボナパルトへの共感から、ナポレオンを讃える曲として作曲された。しかし、完成後まもなくナポレオンが皇帝に即位し、その知らせに激怒したベートーヴェンはナポレオンへの献辞の書かれた表紙を破り捨てた」そうな。つまり英雄とはナポレオンのことだった。

ナポレオンは国民投票を濫用して「俺が皇帝になることに賛成か、反対か」と問い、圧倒的な人気の元で独裁政治を築いた。国民投票は民主主義を破壊する手段として使われることが多々ある。だからフランスでは簡単には国民投票ができないようになっている。

17日の「大阪都構想」対する住民投票は「憲法改正国民投票」の予行演習かと思う。「今日本に必要なのは”決められる政治”であり、独裁が必要だ」と明言する橋下徹が仕掛けた住民投票だった。辛くも反対が多数にはなったが僅差である。「重要影響事態安全確保法」などの分かり難い造語を乱発し、「平和のために戦争をする」という安倍晋三も、一方で断言調で無意味な発言を繰り返す。「何かやってくれるのではないか」という庶民の閉塞感から向け出したいという気持ちを巧みに操っている、政策には支持が集まらないが人気はあるという、ナポレオン的、ヒットラー的な様相を呈してきた。

独裁や"決められる政治"が望みなら北朝鮮に倣えば良い。

「憲法改正国民投票」も人気投票になりかねない。

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2015年5月17日 (日)

三社祭

三社祭の三日目、天気も良いし湿度もカラッとして気持ちの良いカメラ日和。すごい人混みだろうから、8時に浅草に着くように早出。ここ数日お腹の調子がいまいちなので、紙おむつのお世話になろうかどうか迷ったが、えいっ、ままよ、なるようになるさでアヘンチンキを少し多めに服用して出発。

今回のアルバム「三社祭」にアップしました。

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たくさんの外国人がバスツアーでやってきて、浅草駅は人、人でごった返していた。
久しぶりにカメラを担いで長時間歩いたが、まだまだ大丈夫、疲れもないし歳を感じないなぁ。

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2015年5月16日 (土)

今日の一冊(1)『フューチャー・オブ・マインド―心の未来を科学する』

日系三世で超ひも理論でも有名なミチオ・カクが、物理理論に反しない範囲で、心にかんする最新の研究・理論を紹介している。

ミチオ・カクの「意識」の定義は、「意識とは、目標(配偶者や食物や住かを見つけるなど)をなし遂げるために、種々の(温度、空間、時間、それに他者との関係にかんする)パラメータで多数のフィードバックループを用いて、世界のモデルを構築するプロセスのことである。私はこれを『意識の時空理論』と呼んでいる。 (P63)」としている。

テレパシー、記憶の移植など、SFの世界であったものが、現実になろうとしていることに、わくわくする。心で考えるだけでものを動かしたり、これは障害者の能にチップを埋め込んで、Wi-Fiで信号を送り、パソコンを経由して義肢などを動かすモノが既に実用化されている。さらに、感情や感覚をインターネットで送ったり、記憶や知能を強化することもできるようになったりする。

心の働きが更に解明されれば、がんに対する免疫力を高める方法や、プラシーボ効果についてもより分かるようになるに違いない。

3.11の後、カク博士は継ぎのように語っていた。

日本の専門家の中には、『多くの1死者と行方不明者を出した地震津波に比べて、原発事故の被害は少ない』という人がいるようですが、それは楽観しすぎです。指先でビルの屋上の外壁にぶら下がり、『見てみろ!安定しているじゃないか!誰も死んでいないのだから、すべてOKだ』と言っているのに等しい。本当はいつ再爆発してもおかしくないーーーー これが福島第一の実態なのです。」

結果的に再爆発はしなかったが、4号機のプールに貯蔵された使用済み燃料が再爆発しなかったのは、いくつかの偶然のおかげであることは以前にも書いた。

今では、交通事故の死者数と比べて「一人も死んでいない」という”専門家”もいる。

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ためしてガッテン

20日 (水)に放送予定の「ためしてガッテン」は『早く!すい臓がん発見 自己判定ガイド初公開(仮)』だそうである。

すい臓がん。
生存率が主要がんの中で最低!
早期発見がきわめて難しいとされてきたが、
なんと、あることに自分で気づけば助かることができる!
そのカギは、血液中の○○!
がんの専門家が「最も恐ろしい」と口をそろえる、すい臓がん。
そのわけは、見つかったときにはすでに進行、転移していることが多く、手術さえままならないというやっかいなものだから。
がん発見後の5年後の生存率が、数パーセントという、きわめて危険ながんだ。
年間死亡者数は3万人以上、肺がん、大腸がん、胃がんに続いて、第4位となっている。
そんながんでも、早期発見できれば手術で切除可能!
番組では、なんと、自分で早期発見法に気づいた、スーパーおばあちゃんが登場!
その方法を教えてくれる。
なんと家庭でも気づくことが可能に!
しかも、「健康な人」ほど気づきやすい、といううれしい情報が!
さらに、人間ドック、健康診断の結果用紙に隠れている前兆や、
紅茶を使ったユニークな最新検査法もご紹介!
「手遅れ」に泣かないために、必見!

血液中の○○!
「健康な人」ほど気づきやすい!
自分で早期発見法に気づいた、スーパーおばあちゃん!
紅茶を使ったユニークな最新検査法!

なんだか期待が膨らむが、既に膵がん患者になった身には関係ないけど、○○ってなんだろう?

しかし、あの「ためしてガッテン」だからなぁ。期待しないで見てみようか。

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2015年5月15日 (金)

スポーツは健康に悪い

錦織選手の活躍が注目されています。すばらしいテクニック、プレッシャーに負けない強靱な精神、なによりも笑顔が良い。しかし、スポーツ選手は常に怪我とも闘わなくてはならない。

昨日も肩の手術後のリハビリにいった。この病院には学生やプロスポーツマンもたくさんリハビリに来ている。

力士が短命なことはよく知られている。テニス選手には「テニス肘(上腕骨外側上顆炎)」という宿命がある。接待ゴルフで無理をして急死することもニュースになる。だから、スポーツは健康に悪い。健康増進のためならスポーツはしない方が良い。特に「勝負」のかかったスポーツは命を縮める。

がんになったとたんに、頑張って無理な運動を始める患者がいるが、逆効果になるかもしれない。

以外かもしれないが、スポーツ選手は風邪をひきやすい。

急に激しい運動をすると筋肉痛になるが、これは、白血球が激しい運動を外敵の襲来と勘違いして、活性酸素を大量につくるからです。さらに、激しい運動を外敵の襲来と勘違いした脳は、被害を減らそうとして副腎皮質に対し、ストレスホルモンである糖質コルチコイドの分泌を指令します。 このホルモンにはリンパ球を減らす作用があります。その結果、ウイルスに対する免疫力がガクンと落ちて、風邪を引きやすくなると考えられている。

早大スポーツ科学学術院鈴木克彦准教授は次のように述べている。

アスリートの体の中では筋組織の過剰な炎症を起こさないように、免疫の力を抑えようとするメカニズムが働きます」。激しい運動をした後には筋組織が損傷を受ける。この損傷を治そうと働くのが免疫システム。この働きによって脹れや痛みなどを伴う炎症が生じるのだ。ところがスポーツ選手のように毎日筋肉を酷使していると、なるべく炎症を起こさないように体の中で免疫反応が抑制されるようになる。この状態が続けば炎症は起こりにくくなるものの、ウイルスや病原菌などの“外敵”がやってきた時、免疫力が適切に発揮されない事態が起こってしまうのだ。 

適度な運動は免疫の力を高め、風邪など感染症のリスクを軽減します。ところが過度の運動は逆に免疫能を弱め、感染しやすくしています。

ストレスを受けることでアドレナリンが分泌されると、心臓の拍動が強められ、リンパ節や脾臓(ひぞう)に蓄えられている免疫細胞であるNK細胞が一気に血液中へ放出されます。この急激なNK細胞の増加は一時的なもので、その後はリバウンドによって運動前よりも低下した状態となり、かえって感染リスクが高まるのです。

激しい運動を続けていると免疫力が低下して、細菌やがん細胞と闘う力が低下してしまうのである。

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強化合宿中のラグビー選手の健康状態を1カ月間調べた結果では、普段は体の奥に潜伏しているEBウイルスが、32人中27人で活性化。その直前には、病原体から体を守る免疫グロブリンA(IgA)の分泌量の低下も確認された。また、IgAが下がるにつれて、のどの痛みや咳などのカゼ症状の出現数も増加した(右のグラフ)。つまり、強化合宿中にはそれだけ免疫力が落ちたというわけだ。

「20分から1時間程度歩くだけで、ナチュラルキラー(NK)細胞の活性が高まる。ウォーキングなど無理のない運動を日常的に続けることで、免疫力を高めることができる」と話すのは、順天堂大学医学部免疫学講座の奥村康特任教授だ。

「がん生存者のためのガイドライン(第4版)」(邦訳版は『「がん」になってからの食事と運動―米国対がん協会の最新ガイドライン』)には、膵臓がんなどの上部消化器官の癌に関しては、食事と運動にかんしては確実な情報が無いため、可能な限り「がん予防のための栄養と運動に関する米国対がん協会ガイドライン(2012年)」に従うようにしましょう、と書かれている。

そのガイドラインでは、

生涯を通じて、健康体重を達成し維持しましょう。

  • 生涯を通じて、やせにならない範囲で、できるだけ体重を減らしましょう。
  • すべての年代で、過剰な体重増加を避けましょう。過体重や肥満の人にとって、すこしの体重減少であっても健康に有益であり、よい出発点となります。
  • 健康体重を維持する手がかりとして、定期的に運動し、高カロリーの食物や飲み物の摂取を制限しましょう。

運動をしましょう。

  • 成人:1週間に中等度の運動を150分間、または、強度の運動を75分間(または両者の組み合わせ)を、できれば1週間を通して偏らないように行いましょう。
  • 小児と青少年:毎日、中等度または強度の運動を1時間以上行い、強度の運動を1週間に3日以上行いましょう。
  • 椅子に座る、寝転ぶ、テレビを観る、映画やコンピュータなどの画面を見る娯楽などの、非活動的な行動を少なくしましょう。
  • 普段の運動量が高くても低くても、普段以上の運動を行うことで、多くの健康上の利益が期待できます。

植物性の食物に重点を置いた、健康的な食事を摂りましょう。

  • 食物と飲み物を選ぶ際には、健康体重を達成し維持するのに役立つだけの量にしましょう。
  • 加工肉や赤肉の摂取を少なくしましょう。
  • 毎日2.5盛り以上の野菜と2.5盛り以上の果物を食べましょう。
  • 精製穀物製品の代わりに全粒穀物を選びましょう。

※1盛り:1/2カップの調理野菜、1/2カップの細切れ果物、1/4カップのドライフルーツ、1個の新鮮な果物(中程度のリンゴ、バナナ、オレンジ)、1カップの緑の葉の生野菜。1カップは250ml。

飲酒する場合は、量を制限しましょう。

  • 女性は1日1ドリンク、男性は1日2ドリンクを限度としましょう。

となっている。「中程度の運動」の例は次のようなものがある。

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がん患者がホノルルマラソンに参加したとかのニュースが美談として報じられるけど、首をかしげざるを得ません。大丈夫かいな。

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2015年5月13日 (水)

医者がやりたくない手術

現代ビジネス「賢者の知恵」に興味深い記事が載っていた。

群馬大学医学部附属病院での腹腔鏡手術による死亡例や、千葉県がんセンターによる腹腔鏡手術による例のように、治すはずの治療によって命を奪われる患者があとを絶たない。医者自身はどう考えているのだろうか。

患者さんには、言えません 医者が「やりたい手術」「本当はやりたくない手術」(下)

実際に医療の現場で行われていても、医者が「本当はやりたくない」と思ってやっている手術も数々あるのだという。

「リスクが高いと判断したら、別の医者に紹介するか、手術をせずに『様子を見ましょう』と言ってとりあえず薬を処方し続ける医者もいます。

「食道がんの外科手術は、胸や腹部まで大きく開かなくてはならず、手術時間も長くて合併症のリスクも高い。それなのに再発することも多いので、正直、やりたくない手術です。外科医ではありますが、放射線や抗がん剤治療を勧めてしまうこともある」(都内総合病院・消化器外科医)

医者が「やりたい手術」として、「肝臓や膵臓がんの腹腔鏡手術は難易度が高く症例数も少ないので、功名心からやりたがる医師がいる。また、開腹手術よりも手術代も高い」(都内大学病院・消化器外科医)

医者には医者の都合があり、常に患者のことを第一に考えているわけではない。

「やりたくない手術」としては、

膵臓がんの手術:「発見しづらいがんのため、見つかったときにはかなり進行していることが多い。手術は難しいのに完治する可能性がほとんどないのでやりたくない」(総合病院・消化器外科医)

がんの陽子線治療:「治療を希望する患者が増えたが、じつは効果が従来の放射線治療とほぼ同じであるという結果が昨年発表された。280万円の治療費に見合うか疑問」(大学病院・放射線科医)

があげられている。膵臓がんは手術ができても完治することは、本当に希だ。

通常の膵臓がんの手術であっても、「やりたくない」からがんセンターやがん研に患者を回すという医者も多いのでしょうね。だからがん研も患者が激増していつも混んでいる。

粒子線治療(陽子線・重粒子線)は、未だにはっきりとしたエビデンスもないのに、全国にどんどんと施設(箱物)だけを増やしている。最先端の医療で治療費も高いのだから、きっと効果があるのだろうと、がん患者を勘違いさせている。EBM至上主義の医療界にあって、こうしたエビデンス無視の医療がどんどん広まることで、本来は手術可能ながん患者が粒子線治療を選択して不利益を被っている例がある。

施設を作っても治療に当たる放射線科医の技量が追いついていなければ、効果が期待できないのはあたりまえ。医療は機械の助けを借りて人が治すのである。最先端の技術でも、最終的には従事する人の経験と勘が結果を左右する。高度な最先端の技術であればあるほど、常にグレーゾーンの判断が求められて、それには高度な経験と場合によっては理屈では説明できない「カン」が求められる。

粒子線治療が通常の放射線治療よりも有意であるという医学的データを公表し、学会での承認、PMDAのような公的機関による評価と承認を得ることが先決だ。現状では、放射線治療が適用できるがん患者は、定位放射線治療、強度変調放射線治療(IMRT)などの高精度放射線治療、部位によっては小線源による内部照射などを選択するのがベターだろう。

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2015年5月12日 (火)

がんは休暇

GWも終わったけど、今年は9月の五連休の他、三連休がいくつかある。7月の連休には小樽に美味しい魚を食べに行く計画を立てている。魚を食うためだけに飛行機で!それはリッチだ、と思われそうだが、娘のマイルが期限切れになりそうなので、われわれ夫婦を招待してくれるという嬉しい話だ。もちろん旅館代と食事代はこちら持ち。

そもそも休暇とはなにか? 日常から離れてちがう環境で過ごすことだ。しなければならないことを忘れて、したいことだけをする。そのためには、青森の青荷温泉のように、電気の来ていないランプだけの宿の方が良いかも知れない。もちろん携帯電話の電波も届かない方が良い。そこまで徹底はできないが、日常の”しなくてはならないこと”は置いていこう。

がんになる前の私、つまり身体は健康だが、心は弱かった頃の私は、休暇の旅先でも欲張って目一杯観光地を回ろうとしていた。温泉に浸かりながら仕事が恋しくなったり、ToDoリストが瞼の裏にちらちらしていた。「休暇は、疲れた心をいやして、明日への活力を取りもどす」手段だという、世間一般の”常識的な”考えに疑問を持たなかった。「今日は明日のための準備期間」という考えでは本当の休暇になるはずもない。

がんになってからは、こうした考えを変えた。いや、変えようと努めている。自分にはやるべき仕事、闘うべき敵があり、己の価値を皆に証明しなければならない。休んでいる暇などないと思い込んでいた。

しかし、がんになってみれば、まして予後の悪い「がんの王様」膵臓がんとなれば、そうしたことにいかほどの価値があるのかと思うようになった。

今も仕事はしているが、自分がやるだけの価値のあると思える仕事しかしない。ま、それで済んでいるのは、いい会社からだろう。だから、仕事はしていても心は「休暇中」である。職場にいても他人の目からは自由である。自分自身による決めつけからも自由である。定年も過ぎているから、いつでも不要となればおさらばする気でいるから気持ちは軽い。

ランプではなく、電気もパソコンも携帯電話もあるが、がん患者だから、私は今休暇中である。

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2015年5月11日 (月)

万古の愁いも、酒と初鰹

女房を質に入れてでも食えと言うm(_ _)m、初がつお。もちろん土佐っ子のわたしはたたき。馬路村のゆずの入ったポン酢醤油でいただきました。

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主菜はこちら。豚汁と冷や奴に豚肉。ブロッコリーは癌にも糖尿病にも効果があるが、入れ歯と歯茎の間に挟まって痛いのが難である。

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今日もほとんど糖質ゼロの食事を続けている。白いご飯も恋しいが食べない。

写真にはないが、もちろん、焼酎は一日も欠かしません。芋焼酎の「六代目百合」。ラベルには李白の漢詩「将進酒」の一部がデザインされている。

人生得意須尽歡  人生意を得れば すべからく歓を尽くすべし
古來聖賢皆寂寞  古来 聖賢は皆寂寞(せきばく)
惟有飮者留其名  惟(た)だ飮者のみ 其の名を留むる有り
呼兒將出換美酒  児を呼び将き出だして 美酒に換えしめ
與爾同銷萬古愁  なんじとともに銷(け)さん 万古の愁いを

 

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名馬や着物なんぞは、童に頼んで質草にして酒を飲もうという詩。李白の無常観がよく表わされ、結局は死に収赦される万古からの愁いを消すものとして酒が歌われている。

女房も着物も旨い食べ物や酒に換え、癌のことなんぞの死にいたる”万古の愁い”でさえも忘却の彼方に押しやって酒を飲め。そして今日のこの日を楽しもうではないか。

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2015年5月 8日 (金)

血糖値が高くなってしまった

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先月糖尿病の管理をお願いしている先生のところで診察を受けたら、HbA1cが7.0%になっていた。(正常値は4.6~6.2)空腹時血糖値は202mg/dL。その前は6.0%なので少し悪化。6.0の時にはニコニコして「もう少し悪いと思っていた」と言った先生も、少ししかめっ面。

気になりながらも、先日お昼に焼き肉弁当を食べた2時間後の測定値にビックリ。332mg/dLもある。食前にグルファストを服用し、ご飯を1/3残してこの値である。

わずかに残った膵臓が頑張ってきたが、限界になったのかも。あまりむち打ってインスリンを出さしても疲弊しきったら困る。

糖質制限食はだいたい一日一回程度のプチ糖質制限だったが、もう少し頑張った方が良いだろう。スーパー糖質制限食にはなかなか踏み切れないが(好きな蕎麦も食えなくなる)、2食は糖質ゼロを目指そうと思う。

  • 食事はゆっくりと良く噛んで食べる
  • 食物繊維の多い野菜・海藻類から先に
  • GI値の高いものは避ける(食パン、うどん、白いご飯)
    幸い、日本蕎麦はうどんよりも低い(50~59)
  • 食後に30分ほど散歩、または屋内運動具で運動をする
  • 1回に摂ってよい糖質は20~30gを目標とする。
  • 間食の甘いものは避ける。果物も止めておく。

ご飯一杯(150g)には糖質を55g含んでいるので、血糖値を165mg/dLも上げる。1gの糖質が体重64kgの人で、約3mg/dL血糖値を上昇させると言われている。

食後の血糖値が180mg/dLを越えると動脈硬化のリスクが上昇する。私の空腹時血糖値が110~120mg/dLほどだから、1回に摂取してよい糖質は20gとなる。なかり厳しく制限する必要がある。頑張らないとDPP-4阻害薬を薦められそうだ。

問題は出張時の食事と外食かな。

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2015年5月 7日 (木)

緑茶で死亡率減少:がん研究センター

国立がん研究センターの多目的コホート研究で、緑茶・コーヒーと死亡率の関係が明らかにされました。

緑茶を習慣的に摂取する群において、男女の全死亡リスクが低い

 緑茶は、日本で広く飲まれています。これまでに循環器疾患やがんとの関連について研究が行われてきましたが、健康の指標となる全死亡や主要な死因との関連についてはあまりよく分かっていません。
 そこで、多目的コホートの40~69歳の男女約9万人を研究開始(1990年または1993年)から2011年まで追跡した調査結果をもとに、緑茶の習慣的摂取と全死亡・主要死因死亡リスクとの関連を検討しました。
 平均で約19年の追跡期間中に1万2,874人が亡くなりました。そのうち、5,327人ががん、1,577人が心疾患、1,264人が脳血管疾患、783人が呼吸器疾患、992人が外因による死亡でした。
 解析の結果、緑茶を1日1杯未満飲む群を基準として比較した場合、1日5杯以上の群の全死亡リスクは、男性の全死亡0.87、女性の全死亡で0.83と低く、摂取量が増すにつれてリスクが下がる負の相関がみられました。
 死因別には、がん死亡との関連は男女ともみられませんでしたが、心疾患による死亡は男女とも低く、脳血管疾患と呼吸器疾患については男性でのみ低いという結果でした。
外因による死亡との関連については、5年以内の死亡例を除いた解析でのみ、女性でリスクの減少が確認されました。
 緑茶摂取で心疾患などによる死亡リスクの低下がみられた理由については、緑茶に含まれるカテキン(血圧や体脂肪、脂質の調整)やカフェイン(血管保護、呼吸機能改善)などの効果が推定されます。また、限定的にではありますが女性で外因による死亡リスクの低下がみられたのはテアニンやカフェイン(認知能力や注意力の改善)の効果かもしれません。
 一方、がん死亡については、以前に部位別の分析で女性の下部胃がんのリスク低下を報告していますが、全体については有意な関連が見られませんでした。

本研究ではがん死亡については有意な関連が見られませんでした。部位別に行われた先行研究では、緑茶摂取と女性の胃がんリスク低下との関連が示唆されていますが、全がん死亡では他の部位のがんも総合して分析を行ったため、有意差がなくなった可能性が考えられます。

緑茶・コーヒーの効果は以前から報告されていますが、大規模なコホート研究でも明らかになったわけです。
コホート研究:特定の地域や集団に属する人々を対象に、長期間にわたってその人々の健康状態と生活習慣や環境の状態など様々な要因との関係を調査する研究をいいます。

がんについては、今回の研究では有意な関係は見られませんでした。だからといって「がん患者は緑茶を飲んでもムダ」と考えるのは早とちりでしょう。

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女性においては多く飲む人ほど「がん死亡」率が低下する傾向にあるように見えます。

『「健康食品」の安全性・有効性情報』の「チャ(茶)」の項目では、

緑茶の飲用がある種のがん (膀胱がん、食道がん、膵臓がん) の発症リスクを低減させるという報告がある  。また、乳がんの再発リスクも低減するという報告がある 。

胃がんの予防に緑茶の経口摂取で有効性が示唆されている。この効果は緑茶を10杯/日以上摂取すると認められるという報告がある 。10杯/日以下ではこの予防効果は現れない 。

日本のコホート研究で、10杯/日以上の緑茶飲用で、肺、肝臓、大腸、胃がんの発症リスクが軽減  、5杯/日以上の緑茶飲用で女性の胃がんの発症リスクが軽減するという報告がある。九州での比較対照研究で、10杯/日以上の緑茶飲用で胃がんの発症リスクが軽減するという報告がある。

などの研究があります。一方で否定的な研究もあります。「健康食品」の効果に関する研究とはだいたいこんなものです。有意な研究ばかりが並ぶのなら、その食品はとっくに「標準医療」に取り入れられているはずですよね。

ただ、掛川市、磐田市などのお茶の産地が、がん死亡率の低い市町村の上位に並んでいることは注目に値します。

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がん患者としては、副作用も無いし効果でもないのだから、緑茶・コーヒーが好きなら飲みましょう、ということでしょうか。私の見解では、あまり大きな期待はできずとも、代替療法として取り入れるためには十分な条件だと思えます。

ちなみに、私は、膵臓がんになる前はお茶はほとんど飲まなかったが、術後は1日10杯以上飲むグループに入ります。


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2015年5月 6日 (水)

新しい松脂

GWはどこも混雑するので、ずっと家に居て読書、チェロ三昧でした。先月いっぱいでチェロの教室を退会した。先生の都合でレッスンが継続できなくなり、代わりの先生になるのだが、始めてから9年になるし潮時かと思って退会。

今はこれまでのレッスン曲を独習でさらっている。今日はバッハのアリオーソ。少し弾いてみたら、だんだんと運指なども思い出した。

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松ヤニを変えた。あるチェロのサイトで「すばらしい」とのことだったので、メロスの「チェロ用スティッキー」をAmazonで2990円。チェロ中・上級用??とある。

チェリストの鈴木秀美さんも愛用しているとか。早速使ってみたが、音がまったく違う。軽く弾くだけで、発音が素直で変な雑音が出ない。音の倍音成分が増えたような気がする。スティッキーにはこんな説明がついている。

従来、「ライト」「ダーク」「バロック」と三種類あったラインナップに加えて「ダーク」よりもやわらかいモデルが追加になりました(「バロックチェロ用」と「コントラバス用ライト」との中間の固さです)。元エマーソン四重奏団のデヴィッド・フィンケルさんのアイデアで開発。従来のチェロ用ダークよりもグリップ力が強いので、逆に軽く弾くだけでしっかりと鳴らしてくれます
特にソリストなど上級者の皆様にお勧め。ぜひお試しください。

初心者がソリスト並みのものを使って良いものか、とは思わない。良いものは良い。

しばらくしてから、個人レッスンで教えてくれる先生を探そうと思っている。

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2015年5月 4日 (月)

ビタミンD不足は膵臓がんのリスクを高める

「日光の少ない地域では膵臓がんの発症リスクが高い」との研究が発表されました。カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究です。

ステロイド生化学と分子生物学のジャーナルの4月30日号オンライン版に掲載された論文によると、107ヵ国のデータから、アルコール消費量、肥満や喫煙などの交絡因子を除去してもなお、膵臓がんの発生率は日光量が最も少ない国で最も高く、高緯度と雲量が多くて日が射さない組み合わせで発生率が高くなっていました。逆に、日光の量が多い赤道付近の国では、年齢調整後の膵臓がん罹患率が赤道から遠く離れた国の1/6でした。

これから、ビタミンDの欠乏が膵臓がんリスクの要因である可能性が示唆されます。専門家は、多くの人にとってビタミンDは食物から摂るだけでは不足気味であり、皮膚を日光に曝して追加のビタミンDを生成する必要があると言います。

ビタミンDは魚類、魚介類に多く、次いで肉・卵類、キノコ類の順です。きくらげってキノコ類の中でも結構多いのですね。

     「ビタミンDの多い食品及び含有量

ここからは私の考察です。

ビタミンD不足が膵臓がんのリスクを高めるのだとしたら、すでに膵臓がんになってしまった患者でも、体内のビタミンDレベルが低下することでがんの進展が促されるかもしれません。十分なビタミンD体内レベルを維持することによって、もしかするとがん細胞の分裂を遅らせることができるかもしれません。

追加のビタミンDは、皮膚を15分間強い太陽に曝すだけで生成されます。「がん患者は、とにかく歩け、歩け」と私が書くのは、運動ががんの予後によい影響を与えることはもちろんですが、太陽に当たることでビタミンDの体内量を増やすことができるからです。そして、屋内の仕事が多い、夜勤が多い、緯度が高い地域に住んでいて冬場は特に太陽に当たる期待が少ない、という場合にサプリメントのビタミンDを摂ればよいと思います。

右上の「検索窓」に「ビタミンD」と入力すれば、過去のビタミンDに関する記事が表示されます。

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2015年5月 3日 (日)

戦後70年目の憲法記念日

今日は憲法記念日である。この日だけでもと、毎年憲法の前文くらいは読み直そうと心がけている。前回ブログに書いたのは2010年のこの日だった。土佐弁で憲法前文を読み直してみた。『がん患者が考える生と死(3)

そして、そこにはこう書いてあった。

今朝の朝日新聞によると、憲法九条の改正には反対が67%だという。安倍内閣当時は改正反対は49%だったことを思うと、先日亡くなった井上ひさし氏らの憲法九条の会などの活動が効果を現わしているのだと思って喜ばしい。

しかし、第二次安倍内閣が誕生してからはこの喜ばしい思いが反転してしまった。当時、私は今日のような危険な事態になるとは予想もしていなかったのだ。だが政府は「集団的自衛権」の行使ができる法整備を着々と進めている。「平和の党」であるはずの公明党が、これに全面的に協力している。

来年の参院選で3分の2の議席を得れば、憲法改正の発議と国民投票が現実味を帯びてくる。この1年が正念場である。

哲学者カントが『永遠平和のために』を出版したのは彼が71歳の1795年である。その6年前の1789年にはフランス革命がはじまり、4年後にはルイ十六世とマリー・アントワネットが断頭台の露と消えている。カントが79歳の1803年はナポレオン戦争が勃発した年である。

このような時期に出版された『永遠平和のために』は、次のように指摘する。

行動派を自称する政治家は、過ちを犯して国民を絶望の淵に追いやっても、責任は転嫁する。

対外戦争のために国債を発行してはならない。
借款によって戦争を起こす気安さ、
また権力者に生来そなわった戦争好き、
この二つが結びつくとき、
永遠の平和にとって最大の障害となる。

まさに安倍政権のことを言っているかのようである。

国の軍隊を、共通の敵でもないべつの国を攻撃するために他の国に貸すなどということはあってはならない。

どちらに正義があるかを決定するのは、戦争の結果でしかない。

自衛隊を正解のどこにも派遣して殺し、殺されることができるようにするのは、愚かな企てである。戦争はいつも「平和」の名の下に開始される。

いま、自分にできることを最大限に実行しなくてはならない。地球が病んでいてはがんは治らない。平和でなければ最善の治療を得ることはできない。

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2015年5月 1日 (金)

15/4月ツイートのまとめ

勝俣範之 @Katsumata_Nori  
「一つの命を救うために」 「近藤誠(元慶応大学病院放射線科講師)医師の被害に遭われた方へ」あけぼの会が応援してくださることになりました。感謝します。どうぞよろしくお願いいたします。http://www.akebono-net.org/

祭谷一斗 @maturiya_itto  
「予防によるがん死亡率低下」と「がんもどき空論」は矛盾する(ので近藤誠氏は全面的に予防へ反対している)、てのは何度繰り返してもよいと思います。※がんもどき空論には「本物」と「もどき」の二種類しかないが、予防はその中間の存在を証明する。 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24567435 

祭谷一斗 @maturiya_itto  
アンジェリーナ・ジョリーさんの予防切除に関しては、中保さん(http://blog.goo.ne.jp/GB1526311/e/b16772f44c33c9b4b8f479067b622b8a )と片木さん(http://ovarysmiley.blogspot.jp/2015/03/blog-post_31.html )の文章で十二分だけど、仮にあと一歩踏み込むなら「現段階で意義が確立されている予防手術はかなり限定的」って点かな。

Medエッジ @mededgejp  
がんや血管系によさそうな報告がときおり出てきます。 レスベラトロールで急性腎障害が軽減、ベリー類やワインに思わぬ効果? 腎臓のダメージを軽くする ⇒ http://www.mededge.jp/a/drge/11167?src=pc_sn_twt_150403_11167 

Medエッジ @mededgejp  
笑いましょう。 笑うと健康に、怒ると病気に 米国の研究グループの報告 ⇒ http://www.mededge.jp/b/heal/11533?src=pc_sn_twt_150413_11533 

Medエッジ @mededgejp  
運動が大切です。 日頃の運動で心肺能力を高めると糖尿病発症リスクが半減 米国の大規模研究FITプロジェクトより ⇒ http://www.mededge.jp/a/hcgo/11596?src=pc_sn_twt_150414_11596 

勝俣範之 @Katsumata_Nori  
あのフコイダン著者は、九州がんセンターの非常勤職員だったということです。経歴詐称ですね。このように毅然とした声明は良いですよね。http://www.ia-nkcc.jp/news/general/kanshu.html 

祭谷一斗 @maturiya_itto  
……07年4月、直々に「整形外科の非常勤職員として勤務した事実はありますが、これのみをもって元国立病院九州がんセンター医師という誇大な広告をしています」と言われたのにこれか。しかも勤務期間はわずか1年。>「国立九州がんセンターで多くのがん患者の死を間近で見た著者・安藤由朗医師は」 

産婦人科医 @syutoken_sanka  
余命1年のがん患者の8割が症状改善!『元がんセンター医師が教える「がん」に打ち勝つあなたへの代替医療』 http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000132.000007785.html 国立九州がんセンター「安藤由朗医師はは1年間、整形外科の非常勤職員としての勤務のみ」 http://www.ia-nkcc.jp/news/general/kanshu.html 

Medエッジ @mededgejp 
膝に効果です。 ビタミンDを飲んで、日光浴をしよう、膝の関節炎の痛みを和らげる 動きを改善させる可能性 ⇒ http://www.mededge.jp/a/bojm/11572?src=pc_sn_twt_150414_11572 

キノシタ @Oncle1316 
群馬大と東京女子医大、特定機能「取り消し相当」 千葉県がんセンター、拠点指定を更新せず RT @yomiDr 指定医資格取り消し協議へ…聖マリアンナ病院医師の不正取得 http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=117400&from=tw 

きむいさ @kimuisa  
今朝4:01膵臓がんで黄疸も全く苦しまず父が78歳の人生を終えました。昨日は指と手で数字の「1」⇒「4」⇒「×」のジェスチャー。その意味が今日分かりました。“いい式(葬儀)要らん” 死ぬ間際まで自分のことはお構いなしの優しい父でした。 https://twitter.com/kimuisa/status/588581049665335296/photo/1 

キノシタ @Oncle1316 
【ブログ更新】「膵臓がんサバイバーへの挑戦」に『mFOLFIRINOX療法で71.4%が手術可能に』をアップしました。#gan http://pancreatic.cocolog-nifty.com/oncle/2015/04/mfolfirinox714-.html 

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