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2016年1月

2016年1月30日 (土)

今日の一冊(34)『親ががんになったら読む本』

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静岡がんセンター所長の山口建先生の本。

「親」である患者にもお勧めしたい本です。
「愛」という字は「心」を「受」け止めると読むことができます。いきなりがん告知をされ、知識も覚悟もないままで「患者」と「その家族」という立場に立たざるを得なくなったとき、患者の心を受け止めること、すなわち患者を愛することが大切です。

患者に対しては「もっと自己中になりなさい」と助言します。そして病院スタッフや家族に遠慮しすぎないで「少しの勇気を」持ちなさいとも。

患者は家族にも、いや家族だからこそ遠慮をするのですね。そうした親の気持ちのありよう、接し方や死への不安に対してどのように対処するかを助言しています。

第1章 がんになった親の気持ちを知る
第2章 親とのコミュニケーションを上手にとる
第3章 がんの診療プロセス
第4章 高齢者のがん治療とは
第5章 医師・スタッフとのコミュニケーション
第6章 がん治療にかかる医療費
第7章 家族ができること〜治療に伴う注意事項

第7章にある「涙目」症状への助言。TS-1の副作用として患者の2~3割に起きる涙目を引き起こす「涙道狭窄」は、症状が出たときに必要な処置を行わないと一生涙目が続き視力が低下することになる。予防策は目薬を点眼し、涙道を流れる抗がん剤の濃度を下げること、と書かれています。

膵臓がん患者でも涙目で悩んでいる患者は結構多いよね。

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2016年1月26日 (火)

瞑想と遺伝子、炎症の関係

昨日から今週いっぱいの出張です。ホテルからの夜景。

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宿でも携帯プレーヤーに入れた瞑想CDでマインドフルネス瞑想をしています。こちらのCDには40~50分の瞑想ガイドが収録されています。

  1. ボディ・スキャン
  2. マインドフル・ヨーガ(1)
  3. 静座瞑想
  4. マインドフル・ヨーガ(2)

昨夜は50分のマインドフル・ヨーガをたっぷりと行いました。

最近、瞑想による遺伝子発現の関係が明らかになってきています。「発現」とは遺伝子のスイッチがオンになって、遺伝子に書き込まれたタンパク質を作るようになることです。

瞑想による健康効果には遺伝子レベルでの根拠があります。 瞑想に熟練した人たちに8時間にわたって瞑想をしてもらい、瞑想ではないけれど静かな時間を過ごした一般人と比較したところ、炎症を誘発する遺伝子(RIPK2 や COX2 など)の発現量が減少するなどの遺伝子・分子レベルでの変化が生じ、それによって、肉体がストレスから回復する速度が速くなっていたのです。

2014年11月の "Cancer" 誌に掲載された 研究によると、マインドフルネス瞑想法が細胞レベルで肉体に影響することも明らかになりました。 この研究で乳ガンの病歴がある女性がマインドフルネス瞑想法を行ったところ、DNA の一部であって加齢の指標だと考えられているテロメアの長さが維持されたのです。

テロメアは細胞分裂のたびに短くなり、これによって細胞の寿命が決まります。加齢の原因だと考えられているのです。

瞑想を重ねることによって脳の特定の部分の構造や大きさが変化するといった、意外な効果もわかってきています。

炎症とがんとの関係を長年にわたって研究してきた三重大学教授の三木誓雄氏は、「がんの組織がIL6とともにIL6受容体をも高発現していることに注目してきた。その結果、 IL6が中心となってがん悪液質が発生、しかもがん組織自ら産生したIL6を自ら受容して増殖する患者にとっては大変迷惑な循環現象が起こっていると捉え るようになった。」「食べても、食べても痩せる」という悪液質の特徴の背景には炎症があると三木氏はいう。がんに由来する炎症マーカー(CRP)値上昇はがんが発見される何年も前から続くことになり、結果的に大きなダメージを患者の身体に与えている。

マインドフルネス瞑想法の効果は、免疫システムの正常化、炎症の減少などが証明されています。2ヶ月間の瞑想だけで、免疫システムがインフルエンザ・ワクチンに強く反応するようになり、白血球はNK細胞も含めて正常になり、がんとより強く戦えるようになったのです。

サプリメントもジュース療法も、水素水だって信じているのならやれば良いですが、瞑想にはお金はかかりません。がん患者ががんに効く「魔法の弾丸」を探すことは理解できますが、科学的にも証明されつつある瞑想を取り入れることを考えてみては如何でしょうか。

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2016年1月21日 (木)

今日の一冊(33)『糖質制限の真実』

膵臓がんの方は多くが血糖値管理に悩んでいます。抗がん剤をやりながら、ガンと闘う体力もつけなくてはいけないのに、血糖値管理でカロリー制限食を強制されたら、大変です。

この10年間で栄養学は大きく変化しています。真逆になっているのです。この10年間で、油についても糖質についてもたんぱく質についても、それまで常識だと思われていたことが軒並み打ち消され、正反対になりました。これが今の栄養学です。それを勉強せずに、あいかわらず糖尿病学会のお偉方の言うままに、カロリー制限食を指導している医師や栄養士が多いのです。

彼らの言うがままにしていると、がんとも闘えないし、血糖値も下がりません。不勉強な連中に命を預けるのは止めましょうよ。血糖値の管理だけを別の病院に変えれば良いです。

ということで、この本では、栄養学が10年間でどのように変わったのか、科学的根拠を示しながら分かりやすく解説しています。さらに実際に何をどのように食べれば良いのかまで指し示しています。

著者の山田医師は北里研究所病院糖尿病センター長として、多くの糖尿病患者に緩やかな糖質制限食=ロカボの考え方を普及させてきた方です。

かつて糖尿病の治療には、脂質制限が有効だと信じられていました。しかし今ではその意味は完全に消え失せました。脂質制限が無効だということは、アメリカの2015年版『食事摂取基準』にも書かれています。

2型糖尿病の治療食としては、2014年に『ランセット』という医学雑誌で特集されたものと、アメリカ糖尿病学会が2013年のガイドラインで認めた食事法が最新のものになります。両者が共通して推奨しているのは4つ。地中海食、DASH食(Dietary Approaches to Stop Hypertension〔もともとは高血圧を防ぐための食事方法〕)、ベジタリアン、そして糖質制限食です。(カロリー制限食はない!)

2015年になり、日本の厚生労働省にあたるアメリカの政府機関は、約40年ぶりに『食事摂取基準』を改訂しました。その内容は、「食べるコレステロールは制限しません。食べる油も制限しません。なぜならば、それらを控えても心臓病の予防にも肥満の予防にもつながらないからです」というものでした。

さらに、日本糖尿病学会もまだそれを公式には認めていませんが、糖尿病患者の血糖管理法として、カロリー制限は間違っているのではないかといわれはじめています。

特に日本人の場合には、糖質制限のほうがいいということは、エビデンスレベル1の証拠が揃った上に、レベル2の観察研究においても糖質摂取の少ない群で死亡率が低いと報告されており、もう決して動かない事実と考えてよいでしょう。

カロリー制限には今のところ、エビデンス(科学的根拠)が伴っていないので、今後はエビデンスによって支えられている糖質制限食、あるいは前述の地中海食やDASH食などの食べ方を推奨する方向に変わっていく可能性が大きいと思います。

もしあなたの主治医がまだカロリー制限食を信じているとしたら、「先生、その根拠は何ですか?エビデンスはあるのですか?」と訊いてみれば良いでしょう。

私は最悪なときにはHbA1cが9.5ありました。緩やかな糖質制限食(ロカボ)に変えたらみるみる血糖値が下がってきて、薬も減らしました。今はHbA1cは6.0前後で行ったり来たりしています。

大事なのは食後の高血糖を避けること、そのためには糖質を制限する、取りすぎたと思ったら運動をする。

高血糖はまた、ガンのリスクを高めます。大腸ガンや肝臓ガン、すい臓ガンは、普通の人と比べて、糖尿病の人の発症率が1・8~1・9倍も高くなります。それ以外にも、子宮体ガンや乳ガンのリスクも高まります。 ガン細胞というのはブドウ糖だけをエネルギー源にします。そのために高血糖状態の体ではエネルギー源を取り込みやすく、増殖しやすいからと考えられます。

がん細胞にエネルギーを与えないためにも、血糖値の管理は大切です。

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2016年1月20日 (水)

がんの10年生存率 膵がんは4.9%

今日のニュースでも取り上げられていますが、初めてがんの10年相対生存率が発表されています。全がん協生存率

これによると、膵がんの「10年相対生存率」は、全症例で4.9%と、すべてのがんの中で一番低いです。ステージⅠで29.6%、Ⅱで11.2%、Ⅲで3.1%、Ⅳでは0.9%です。手術ができた患者では11.1%となっています。

ステージⅣでも100人に1人は10年生存しているのを「意外と多いね」と考えるか、少ないと取るか・・・。

全症例の5年生存率が9.1%ですから、その後の5年間でほぼ半数が亡くなり、4.9%にまで低下する。膵がんは、乳がんや肝臓がんと同様に、5年経ってもまだ怖い病です。

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ステージⅠやⅡという早期に発見しても10年生存率は30%、11%です。膵がんには「早期がんという概念はない」と言われる所以です。

手術ができても11.1%、でもこれはアメリカの治療成績よりは一桁良いですね。つまり、日本の医師の手術の技量が優れているのです。

ただ、この統計の期間である1999~2002年は13年も前のデータです。10年生存率を見ることができるのは10年以上前にがんと診断された患者なわけですから。

その後術後補助化学療法としてゲムシタビン、TS-1さらにより効果があると言われるFOLFIRINOXなどが使われていますから、このデータよりは少しは良くなっているはずですね。

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2016年1月19日 (火)

がんと免疫

昨夜のテレビ東京『主治医が見つかる診療所』を視聴しました。がんになった医師がやっていること=共通しているのは→「適度な運動」

がん患者には、やはり運動ですよね。そして食事療法。免疫力を低下させないためにストレス解消もありました。

がんと免疫の関係について少し考察。

これまでにさまざまな免疫療法が考案され、ことごとく失敗してきました。だから、免疫だけでがんと闘えるの? がん細胞が免疫を抑制した結果大きくなったのだから、いまさら免疫力を高めたって手遅れでしょ。という意見が圧倒的でした。一方で、いや、人の免疫力の底力は凄いのだから、さまざまな障害を取り除いてやればがんともっと上手に闘うはずだし、がんを一晩で消してしまうことすら夢ではない、という免疫信仰?に近い考えもあります。

もちろん私も、後者のそれに近い考えです。

そしてここに来て、話題の免疫チェックポイント阻害剤によって、免疫が正しく働けば、がんは消えるということが確かめられるようになったのです。

ロハス・メディカルの1月号が良い記事を載せています。

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免疫チェックポイント阻害剤は、がん細胞をやっつける薬ではなく、がん細胞がキラ-T細胞に悪さをしてがん細胞と闘うのを放棄するように仕向けていたのを、解除して、本来の働きをするようにする薬なのです。

キラーT細胞などの免疫細胞が、本来の力を発揮すると凄いことができてしまう。なのでいま、製薬企業も驚いて、躍起になって柳の下の土壌を探しているわけ。

奇跡的な治癒にも免疫力が作用しているのはまちがいないところでしょう。まだまだ人類は、自分の身体の神秘について分からないことばかりです。

自分の免疫細胞を取りだして、外で培養して数を増やし体内に戻す。これだけの免疫療法では、がん細胞がしかけた『免疫抑制』は解除できませんからね。効かないはずですよ。

しかし、今後は「免疫療法?そんなの効かないよ」と一笑に付することはできなくなりますね。

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2016年1月16日 (土)

今日の一冊(32)『37の病院・医師をまわり 僕はがんを治した』

著者の福島正伸氏は、自立型人材(アントレプレナー)の育成、および相互支援による組織の活性化支援、ベンチャー創業支援などの事業を行っている。

講演活動がメインの仕事と言っても良い。その彼が2013年に中咽頭がんを宣告される。手術をすれば後遺症でしゃべれない可能性が大きい。陽子線治療に期待するのだが、5箇所の施設から断られてしまう。

最終的に指宿のメディポリス国際陽子線治療センターで治療を受けて治るのだが、それまでの紆余曲折にはらはらする。マクロビオティックの食事療法を薦める人が現れたり、喉を使いすぎたのががんの原因だから、今日から仕事はすべてやめてくださいという医師。友人からは50冊の本が送られてくるが、済陽高穂、安保徹、船瀬俊介、川嶋朗、苫米地英人などなど、怪しげな著者ばかり。

病院で、医者でがんの診断と治療法がかくも変わるものかと、驚きながら陽子線治療に出会うまでと、治療によってがんが消え、その後の副作用についても紹介している。

推薦度は1から5までのランクで言えば、下から2番目かなぁ。敢えて読む必要もない。

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2016年1月14日 (木)

今日の一冊(31)『僕はなぜ小屋で暮らすようになったか』

東京大学哲学科を卒業した著者は、「自由に生きる」ためにホームレスとなるのだが、帰っていく場所が欲しいとの思いも強く、山梨の山奥に雑木林を買い求めて自分で小さな小屋を建てる。現在は都会の河川敷にも土地を買い(11万円で)、山梨と行き来している。

「圧倒的な孤独が欲しいという自閉的な願望の裏側で、開かれた自由な生に対する渇望がのた打ち回っていた。」
「幸い僕は、物の豊かさにも、心の豊かさにも、まったく興味がない。これが生きることに関する僕の唯一の能力である。」
「外界との境界が明確で、他者に依存せず、そのすべてを熟知していて、不変的で、自己完結的な、自我。僕は自分があまりに弱い人間だから、そういうものをずっと求め続けてきた。……手作りの小屋は、僕の自我そのものなのだ。」
「自由とは、無限のエネルギーの源泉、そこから人生を彩る物語が溢れ出てくる玉手箱のようなものだった。」

生きるために労働する時間は極力少なくしたい。他の時間はただぼんやりと流れて行くままに、その時間と世界を眺めていたい。

鴨長明や老子、李白に杜甫、陶淵明。皆自由を求めて生きた。酒も好きだった。私もそうした生活にあこがれるが、さりとて都会で自由に図書館を利用できる生活も捨てがたい。

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2016年1月13日 (水)

膵臓がんが消えた? ARISUさん

1月8日の記事でちょこっと紹介したARISUさんの手術。無事に終わって一般病棟に帰ってきたようですね。お疲れさまでした。

ARISUの連絡帳『痛いが止まらな~い

しかし不思議なことが書いてある。

私はまだ、直接聞いていない
のだけれど
開腹するも、がん細胞は見当たらず
予定通りの術式で9時間弱の
手術を完了。
術後の治療方針は未定。
らしい・・・
なんかピンと来ない。

どういうことだろう。癌が消えた? 奇跡的治癒?

昨年11月には、

診察室の扉を開けた途端、先生が・・くい気味に
今日はARISUさんに相談があるんだけど・・っと
まだ椅子にも座っていない私に話しかける

ええぇ~^^; なんですかぁ?っと私
なんか新しい実験でもするのか?
全然OKだけど・・・

おもむろに、手術しない?っと言い出す先生(゜o゜)
リンパ節転移で手術不可能と宣告した患者に、
手術をする・・薦めるのは初の症例らしい

膵臓癌の休眠なんて診たことないし
もしかすると癌が死滅している可能性もあるらしい
FOLFIRINOX40回・・・平均的回数の3倍、私は打ってるんだそうだ

なので仮に転移があったとして、転移のものは死滅してしまうらしい
しかも転移の形跡は見当たらない状況

と書かれている。(本人に承諾なしでコピペです。ごめんね)

そして先週の手術の結果は、開腹したら腫瘍はやはり消えていた!ということ・・・・かも。だとしたら奇跡的治癒だよね。なにしろ癌の王様が消えたんだから。

私と同じ大田区に住み、病院も同じなのでずっと応援していました。ブログ村には登録がないので、闘病の方の訪問は少なかったようです。で、こうして紹介しているわけです。

末期の膵臓がんだって自然寛解、奇跡的治癒の例もあるのですから(『癌が消えた―驚くべき自己治癒力 (新潮文庫)』には多くの癌の自然治癒の物語が紹介されている)、ARISUさんに起きても不思議ではない。FOLFIRINOXが劇的に効いたのかもしれないしね。

なにはともあれ、ブログの更新を心待ちにしています。

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今日の一冊(30)『病気の9割は歩くだけで治る』

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がん患者は、ともかく歩きなさい、と言い続けてきた。長尾和宏氏の『』は、町医者の立場から、多くに患者に歩くことを進め、症状が改善した例を挙げて歩く効用を説いている。

治療の基本は、食事療法、運動療法、その次が薬物療法なのです。ところが現代は何でもお金で買えると錯覚している人が多い。健康もお金で買うものだと考えるから、どこか調子が悪いとなると、まずはサプリメント、そして病院に行って病名を付けてもらい薬を処方されると、それで健康が担保されたと勘違いして安心してしまうのです。

貝原益軒の『養生訓』には歩くことが記されていないが、江戸時代の庶民にとっては歩くことはあたりまえ、一日に3万歩程は歩いていたという。

歩くことで減量したら、血糖値も血圧もコレステロール値も尿酸値も、みるみる良くなるのは、私の経験からも確かです。膵臓がんの手術で20キロ以上痩せたら、血液検査の値はすべて正常値になっていた。

認知症予防には、「計算しながら歩く」と効果があるという、日本人を対象とした研究がある。50から3づつ引き算しながら歩くんだと。なるほど、3を引くのは頭を使う。

歩くと、セロトニンという脳内幸せホルモンがたくさん分泌される。

腸内細菌とか腸内フローラと最近よく言われるが、体内の免疫システムの7割が腸にあるのです。そして、腸と脳とは情報を交換している。それに免疫システムも絡んでいる。いわば腸が脳をコントロールしているのです。

余談ですが、一国のリーダーである安倍晋三首相は、潰瘍性大腸炎という持病をおもちです。潰瘍性大腸炎とは、大腸の粘膜にびらんや潰瘍ができる病気。腸内環境がかなり悪くなっていると考えられます。ということは脳内ホルモンのバランスにも悪影響がを及ぼしているはずなので、余計なお世話かもしれませんが、政治判断に影響が出ないか、一国民としては心配です。

と、危惧していますが、ピンポンで当たりでしょう。潰瘍性大腸炎のために憲法を変えるという判断ができてきた?ブラック・ユーモアにならないとも限らない。

がんとの関係でも、歩けば免疫系のT細胞が活発になることが知られています。
ミクロの大冒険

運動をすることで免疫力を高めることができるのです。わずか5分の強い運動だけでも、免疫細胞が活発に動くことが分かっています。これは筋肉から分泌される物質が免疫細胞を活発化させるためです。

免疫細胞と脳・神経系は、ホルモンを使って活発に情報交換をしています。心の有り様が免疫細胞の活性化に影響を与えているのです。したがって、免疫システムを活発にするためには、「心の平安」と「運動」が重要なのです。食物やサプリメントは、これらに比べれば影響力は小さいと言えます。十分な睡眠と地中海料理などの健康的な食事をすることです。

がん患者は、心を穏やかに過ごし、適度な運動を心がけることがもっとも効果的です。ともかく、歩け、歩け、です。間違っても、安保徹の「免疫理論」や済陽高穂らの「ジュース療法」に騙されないように。

話題の免疫チェックポイント阻害剤は、がん細胞によってT細胞が働かなくされたスイッチを再びONにすることでT細胞ががん細胞をやっつけるのですが、運動することによって、T細胞を活発化させ、加齢によって弱った胸腺から元気の良いT細胞を補充することにもなるのですね。つまりがんと闘う兵隊を増員する。

がんの予防にも、がんになった人は再発のリスクを減らし、抗がん剤の効果をより引き出すためにも、歩くことです。

ただし、ハードな運動は「活性酸素」を増やしすぎてしまって、かえって免疫力を下げることもわかっています。何ごとも適度に「ほどほどに」が大切ですね。

ところで、著者の長尾先生ご自身は、余る歩いていないことを白状して、今後は本に書かれたことの6割を目標に頑張りたいそうです。

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2016年1月12日 (火)

初摘みの深蒸し茶【宣伝です】

1600円のお茶が1000円+税となっていたので、ポチッとしたのが、1月4日。今日やっと届いた。送料無料だから文句は言えないが、発送してから6日もかけている。

しかし、美味しいお茶でした。

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がんに対するカテキンの効果をたくさん書いてきました。カテキンを摂るなら深蒸し茶が最適です。コストパフォーマンスが良い。美味しいお茶が安い。いまなら、初摘み深蒸し新茶が3袋で3240円。

京セラ 【緑茶のカテキン・ビタミンをまるごと摂取! 】 セラミックお茶ミル緑茶(煎茶)専用 CM-50GT京セラ 【緑茶のカテキン・ビタミンをまるごと摂取! 】 セラミックお茶ミル緑茶(煎茶)専用 CM-50GT

このお茶は、お茶ミルで粉末にして淹れましょう。そうすれば、カテキンなどの有効成分を100%摂ることができます。

話題は変わるけど、ベッキーが不倫したって、そんなにいつまでも騒ぐことかいな。 どうでも良いんじゃないの。

それよりも、安倍総理の「パートで月5万円の収入」には仰天。あまりにも不安定雇用者の現状を知らなすぎる。それで一億総活躍社会と言われてもなぁ。

国会は相も変わらず「軽減税率の財源」で質問や答弁だけど、

下げるのなら財源が必要だとわかるが、据え置くのになぜ財源が必要か?

誰も答えてくれない。

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2016年1月11日 (月)

千葉県がんセンターの腹腔鏡下手術

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昨日の情熱大陸で上坂克彦先生の膵頭十二指腸切除術をじっくりと見せていただいて、思い出しました。2014年に内部告発を受けて発覚した千葉県がんセンターの腹腔鏡下手術で11名の方が亡くなった事件。(Wikipediaで)

その中に膵がんの57歳の男性患者に腹腔鏡下で膵頭十二指腸切除術、72歳と86歳の男性で胆管がんの方にも膵頭十二指腸切除術をやって亡くなっているのですね。

通常の開腹手術でもあれほど困難な手術を、小さな穴を開けて腹腔鏡(内視鏡)で見ながらやるなんて、無謀ですわ。はっきりと思いました。

患者の命よりも、自分の学会での発表を優先したのが原因でしょう。学会に論文をたくさん書いている医者が「優秀な医師」という評価もあるが、論文の数と治療の成績、患者に寄り添った治療を行っているかどうかは、まったく関係がないですね。

千葉県がんセンター腹腔鏡下手術に係る第三者検証委員会報告書

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膵臓の手術は、一歩間違えば大量に出血して真っ赤な「無間地獄」に落ちる、と上坂先生も言ってましたが、上の例はまさに大量出血で3度も手術を繰り返して死亡させています。

こんな医者にかかると怖いですね。

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「情熱大陸」視聴しました

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普通の民家のようなんだが、なんとなく清潔な雰囲気に惹かれて、パチリ。


上坂先生は、通勤の車の中でチャイコフスキーの交響曲第4番ヘ短調を聞いていた。威勢が良いから好きなんだとか。

私の所有しているのは、ムラヴィンスキーがレニングラード・フィルハーモニー管弦楽団を指揮したもの。

膵頭十二指腸切除術は非常に難しい手術だとは知ってはいたが、実際の手術動画を見せられると本当に凄いと思う。

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しかも、腫瘍から大きな動脈まではCT画像上で1.19mmしかない。それを切り離さなければならない。患者は、地元の病院では「手術できない」と言われたが、上坂医師は「ぎりぎり、できるかなぁ」という。

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私の場合も「ぎりぎりかなぁ」と言われて手術をしたのだった。確か隙間は2~3mm空いていると聞かされた。「誰でもできる」と「誰にもできない」の中間のグレーゾーンに挑戦するのが専門家、との上坂医師の言葉に納得した。

術後の補助化学療法に、ジェムザールに替えてTS-1(S-1)を使うことで、膵臓がんの術後5年生存率が20%から45%になった。上坂医師の主導した臨床試験の結果である。

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スーパー外科医なのに運動音痴の上坂先生は、病院の周囲をやみくもに散歩するのが日課だという。

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そう、やはり運動は大切ですね。歩きましょう。

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2016年1月10日 (日)

歩け!歩け! 今週の運動量

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今週のウォーキング・メーター

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一日平均で1時間、7000歩ほど歩いています。がん生存者のガイドラインは十分に満たしています。カメラを担いでの散歩は時間の経つのも速く感じて、楽しいです。

運動は、免疫力を高めてがんの再発リスクを減らします。

がん生存者の栄養と運動に関する米国対がん協会のガイドライン(2012年第4版)

健康的な体重を維持しましょう。

  • もし過体重や肥満の場合は、高カロリーの食物や飲料を制限し、減量するための運動量を増やしましょう。

定期的に運動しましょう。

  • 運動不足を避け、診断後もなるべく早く通常の日常生活に戻るようにしましょう。
  • 1週間に150分以上運動することを目標にしましょう。
  • 1週間のうち2日以上は筋力トレーニングを運動に含めましょう。

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今日の一冊(29)『抗がん剤治療を受けるときに読む本』

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有名病院の有名腫瘍内科医の先生は、抗がん剤を60%以下まで減量することはまかりならん。それは人体実験になる、とおっしゃいます。武蔵小杉の勝俣医師、前回の記事で取り上げた日赤の里見清一先生もおなじ考えです。

しかし、セカンドラインの抗がん剤治療には、少数の例を除いてエビデンスはないですよね。では、武蔵小杉や日赤でも人体実験をやっているのですか?

その点、地域の臨床現場で日々患者と向き合って入医者は、より現実的です。今回取り上げた加藤隆佑医師は『抗がん剤治療を受けるときに読む本』で、「辛い抗がん剤はがん細胞を育てるだけです」と言い切ります。

最低量である60%まで減量しても、まだ副作用がひどい場合は、更に減量します、と明確です。「投与量は副作用を基準にして決める」のです。

アルコールに強い人も弱い人もいるのに、一律に「ダブルを3杯呑みなさい。2杯までなら減らしても良いです」はおかしいでしょ。抗がん剤もこれと同じで、副作用に強い人も弱い人もいる。少量でも酔う人もいれば、いくら呑んでも酔わない人もいる。一律に決めるのはおかしい。無理をしないで、抗がん剤治療を続けることが大切である。

治療のために生きているのではなく、自分らしい生活をより長く送るために治療を受けている、のだということを忘れないで。

まだまだ良いことを書かれているので紹介する。

  • がんが自然に消えることもある。加藤医師は2つの症例を経験している。自然退縮は500人に一人起きるという説もある。
  • がんを進行させないためにも、食事療法を取り入れるべきである。それもがんの初期からが望ましい。
  • がんの再発を予防したいのなら、生活習慣を大きく変える必要がある。食生活の改善、運動、ストレスの軽減など。
  • 抗がん剤を止めるタイミングを考えておきなさい。
  • 治すために辛い副作用に耐えるという考えは危険です。
  • 軽い運動、リハビリで免疫力を上げ、副作用を和らげる。
  • 自分の死の迎え方について考えておきなさい。

代替療法についても柔軟な考えを持っているようです。

私自身は代替療法に生涯をかけて取り組んでいる医師からトレーニングを受けたとき、代替療法を主軸にして良くなる人を多く見てきました。当初、私は代替療法には否定的な立場だったのですが、考えが変わりました。

基本は標準療法を主軸とし、その上で代替療法を一部取り入れても良いでしょう。ただし、代替療法だけに頼るのは危険です。

私の考えともほとんどの部分で一致しています。

加藤医師は、

現役医師による! 抗がん剤治療相談室』というブログも開設しています。

お勧めの一冊です。

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2016年1月 9日 (土)

今日の一冊(28)『医者と患者のコミュニケーション論』

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里見清一はペンネームで、本名は國頭英夫。日本赤十字社医療センター化学療法か部長である。『医者と患者のコミュニケーション論』は研修医が患者と接するときの心得という立ち位置で書かれているが、もちろん患者にも大いに参考になる。

里見先生、あいかわらずへそ曲がりぶりは健在である。私としては気に入らない部分もあるが、それは前著『偽善の医療』への批判として書いたから、暇な人は↓を参照して欲しい(と書いても参照する人は稀である)。

   「低用量化学療法」は『偽善の医療』か?

がんを告知されたらどうするか? 現在は多くの患者がインターネットで情報を検索する。そして、まずは国立がん研究センターがインターネット上にアップしてある『がん情報サービス』などを見に行くだろう。いまや世の中、がんの情報にあふれていて、情報難民はいやしない。むしろ玉石混淆の情報に翻弄されている。

この「玉石混淆」が問題なのだ。胡散臭い情報には近寄るなと、言うのは易しである。「がん情報サービス」は国立がん研究センターが提供しているのだから「エビデンスがあり、信頼のおけるサイト」であり「玉」ばかりである。

しかしね、ここから得られる情報は、患者の希望を打ち砕くものがほとんどである。「抗がん剤ではがんは治りません」「〇〇がんの余命は〇ヶ月で、平均生存期間は〇ヶ月です」(年単位ではないんですよね)標準治療の統計にしたがって死んでいけ、と言わんばかりである。

むしろ「石」であるはずの、巷の怪しげなクリニックが提供する情報に、患者は「希望」を感じるのだからやっかいである。

「標準治療が現時点では最高の治療法です」

はい、はい、それには異論はございません。そして、膵がんなら数ヶ月後~数年後にはほとんどの患者が亡くなっているでしょう。

この正しい情報が、患者の闘病意欲を削ぐということが、なんとかならんものだろうか。これでは「情報は命」ではなくて、「情報は害毒」になってしまう。

里見先生も同じことを書いているが、結局は「情報に振り回される患者が悪い」になっている。そうではないだろう。治らないがん患者に「希望」を与えられない医者が悪いのですよ。患者は偽りでも良いから、希望を求めている。希望がなくて、どうして辛い抗がん剤に耐えられる?

エビデンスから外れたところにこそ、希望があるのと違うだろうか。

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情熱大陸「肝胆膵外科医:上坂克彦」治らないがんを治るがんへ

明日1月10日(日)23時からの『情熱大陸』(毎日放送・TBS系)は、静岡がんセンターの肝胆膵外科医、上坂克彦先生です。

膵がんの術後補助化学療法としては、ゲムシタビンが長く使われてきましたが、上坂先生が代表研究者を務めるJASPAC試験において、TS-1を使った方がゲムシタビンよりも再発リスクを減少させ、死亡リスクを44%も減少させるという画期的な成果を出しました。現在、術後の抗がん剤がTS-1になったのは、上坂先生らの研究があったからこそです。

日本人膵腺癌の術後補助療法はS-1がゲムシタビンをOSで上回る【ASCO-GI2013】

番組の詳細です。

生存率の飛躍的な上昇に世界が注目!“沈黙の臓器”のがんに挑み続ける外科医に密着

早期発見、早期治療により治らないイメージが薄れてきた“がん”。だが一方で、肝臓・胆道・すい臓は自覚症状の乏しさから“沈黙の臓器”と呼ばれ、未だ治療が困難とされている。去年9月に女優の川島なお美さんが亡くなった胆管がんもその一種で、5年生存率が低く再発率が非常に高いのが特徴だ。 こうした困難ながんの治療に挑み、生存率を飛躍的に高めているのが肝・胆・膵外科医の上坂克彦だ。「良い癌医療をしたい」の一念で開業から13年の静岡がんセンターを全国トップレベルの治療拠点にまで牽引した手腕の持ち主だ。

そんな上坂のもとに、難易度の高い「肝門部胆管癌」(肝臓内部の癌)の患者が駆け込んで来た。地元の大病院では手術を断られたという71歳の患者。 聞けば当人も現役の医師だという。確かに現状ではがんが広がりすぎてとても手術が出来る状態ではなかったが、上坂は何とか手術が出来るよう事前治療を施し、1ヶ月後ついに手術にこぎ着ける。 他院で無理と診断された患者でも自分が出来ると信じれば挑む。口癖は「ギリギリ」。 “治らないがん”を“治るがん”へ…挑戦し続ける上坂医師の怒濤の日々をカメラが追った。

プロフィール

上坂克彦

上坂克彦

1958年愛知県豊田市出身。名古屋大学医学部卒業後、当時の国立がんセンター病院(東京)に勤務し、2002年にオー プンした静岡県立静岡がんセンターにて肝・胆・膵外科部長に就任。すい臓がん切除後に抗がん剤治療を行う全国的な大規模臨床試験で代表研究者を務め、患者の2年生存率70%、5年生存率45%という驚異的な数字で世界から注目された。趣味は音楽鑑賞で小澤征爾の大ファン。3人の子どもは「全員文系で誰も医師を志さなかった」と笑う57歳。

ぜひ視聴したいですね。

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2016年1月 8日 (金)

食後の運動量と血糖値の関係

私の体を使った人体実験の結果を報告します。

膵臓がん患者にとっては、血糖値管理はもう一つの関心事です。私の場合も、手術後数年間は血糖値を気にすることもなく「膵臓がほとんどない割にはインスリンも良く出ているね」と言われてきました。しかし、最近は残った膵臓のβ細胞が弱ってきたのだろうかと感じることがあります。

「百歳まで生きてがんで死ぬ」のが、私の理想的な人生の終わり方なので、あと30年は残された膵臓に頑張ってもらわなければなりません。

薬でβ細胞にむち打ってインスリンを出させ続けると、いずれくたばってしまうに違いありません。病気を治す基本は「運動と食事」です。医者も薬もその補助手段でしかない。

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ということで、前置きが長くなったが、食後高血糖を押さえて長生きするには、糖質を多く摂ったときは運動をすること。そのためにも、自分の身体に必要な運動量を把握しておきたい。ということで、以下の”実験”を行いました。

  1. 同じ食事を同じ量食べる

    で、選んだのがすき家の牛丼セット。いつもは牛丼ライト(ご飯の代わりに豆腐が入っている)を頼むんだが、今回は普通の炭水化物たっぷりの牛丼セット。
  2. 含まれる炭水化物の量は、すき家のWebにデータがあり、
    牛丼・並:108.4g
    豚汁・たまごセット:14.3g
    合計で、122.7gもあります。
  3. 一般に1gの糖質を摂ると3倍の血糖値上昇になる、と言われているので、計算通りだと300mg/dLを越えて400近くになる勘定です。これでは怖すぎるので、ご飯を4分の1ほど残すことにします。
  4. 食事直前にグルファスト10mgを一錠飲む。
  5. 食後すぐに歩き始めて、10、30,40分歩いたときのデータを取る。
  6. 食後からキッチリ2時間後の血糖値を測定する。

で、その結果です。

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グラフからは、運動しなければ400近くなることが読み取れ、これも予想通りです。近似曲線は指数関数になります。なんらかの変数が一定の割合で増減するとき、その関係は指数関数になります。例えば放射能が一定の時間割合で減衰するとき、癌の患者が一定の割合で死亡するとき(カプラン・マイヤー曲線と言われている)などです。

今回の場合も、体内にある糖質の割合に応じてインスリンが出る(血糖値が決まる)のだから、指数関数になるはずですね。

驚いたのは、これだけ大量の糖質(≒炭水化物と考える)を摂っても、30分も歩けば200以下になる。健常な人なら何もしなくても180以下になるのだろうが、膵臓がのほとんどない私でも40分ほど歩けば150まで下がるということです。10分歩くだけでも効果があります。

もちろん、人によってこの関係は違ってくるのでしょうが、食後の運動、馬鹿にしてはいけませんね。

炭水化物をたくさん摂った後は30分以上は歩け。無理なときでも10分は気合いを入れて歩け!

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膵がんには、悪性とより悪性の2つのタイプがある

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パンキャンのサイトに『膵臓がんのオリゴ転移型と広範囲転移型』との記事が載りました。膵がんにはオリゴ転移型と広範囲転移型という2つのタイプがあり、オリゴ転移型にはより積極的な治療の可能性があるという内容でした。

日経メディカルのこの記事では、より詳しく解説されています。
どうする転移なき膵がんの治療 遺伝子変異は患者選択の基準になるか』

内容は、

膵臓がんには2種類ある。遠隔転移するがんと、しないがんだ。また、終末期も「局所破壊型」と「全身転移型」の2つに分類できる。

膵がんの遺伝子変異は、KRAS、P16/CDKN2A、TP53、SMAD4のわずか4つに集中していることがわかっている。

この4大遺伝子のうち変異した遺伝子が多くなればなるほど「全身転移型」の割合が上がる傾向が明らかになった。

転移が少ない「局所破壊型」と多い「全身転移型」とを分けるのが4大遺伝子の後半の2つと見ることができる。つまり、TP53とSMAD4、あるいはTP53に変異があると転移する傾向が強く、予後も悪い。対照的にTP53とSMAD4双方に変異がない場合は転移する傾向も弱く、また予後も比較的良好だ。

これらの遺伝子変異のパターンを事前に知ることができれば、患者の予後の予測が可能になる。
********************* 以上、要約***************

う~ん。ということは、局所破壊型(オリゴ転移型)では、転移があっても手術などの積極的な治療が可能であるが、後半の2つの遺伝子変異(TP53とSMAD4)を持っている患者は、何をやっても駄目ってことですかね。これらの遺伝子変異があると、抗がん剤の効き方も良くないのでしょうか。

これからも遺伝子解析がどんどん治療の現場に取り入れられてくるに違いありません。

FOLFIRINOXを40回もやり、今日8日に、膵頭十二指腸切除術ができるようにまでなったARISUの連絡帳さんも、このタイプの膵がんなのかもしれませんね。

ARISUさん、手術頑張ってください。

昨年末に国立がん研究センターが発表した研究成果『血液から膵臓がんで治療標的となり得る遺伝子異常を検出』も、遺伝子変異を利用して新たな治療法を開発しようという試みですね。

遺伝子の変異の数によってがんの悪性度が進行するというのは、「多段階発癌説」と言われています。

細胞内で複数の遺伝子異常が蓄積するにしたがい,癌化ならびに悪性度が増していくとする説.膵癌ではKRAS,CDKN2A,TP53,SMAD4の順に遺伝子異常が起こるとされ,それにともない前癌病変である膵管内腫瘍の異型度が 増し,最終的に浸潤癌に至ると考えられている。

こうした事実があるのだから、近藤誠氏が「がん細胞は生まれたときに転移するがんか、転移しない”がんもどき”かが決まっている」という、ある種の運命論が誤りであることは明かです。

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2016年1月 7日 (木)

散歩写真で12,000歩

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昨日もよく歩いた。12000歩、1時間44分、8.7kmであった。

20160107_001355

ただ歩くのも退屈なので、気ままに散歩写真を撮りながら歩いている。

DP2M4660

下は呑川から京急蒲田駅だが、手前のビルの最上階のベランダに女性が立っているのがわかるだろうか。画像を等倍表示すれば見えるのだが、これもシグマDP Merrillだからこそ。抜群の解像度です。

<等倍のオリジナル・サイズで見るには、リンク先の画像で右下の↓をクリック。次に「View all sizes」をクリックして、Original (4704 x 3136)を選択>

DP2M4647

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今日の一冊(27)『がんのPET検査がわかる本』

膵臓がんに関する内容は、

膵臓がんではもっとPETが活用されてよいと思うのですが、実際には膵臓がんを扱う医師に十分に利用されていません。理由のひとつは、PETの価値が正しく伝わっていないことです。

特に膵臓がんでは、「黒く写ればがん、写らなければ良性」と単純に解釈できません。

一般的な話ですが、がんの塊を顕微鏡で観察すると、それが数多くのがん細胞と、その周囲の間質組織から成っていることがわかります。その塊のがん細胞の緻密度は「腫瘍の細胞充実性」といわれ、がんの種類によって、また同じ種類のがんでも個人によって異なります。膵臓がんでは、この細胞充実性にばらつきがあり、低いケースが多いのです。

一般に、FDGはがん細胞に高集積しますが、間質組織には集積しません。その結果、がん細胞の充実性が高いとFDGの集積が目立ちます。しかし、間質組織の中にがん細胞がバラバラみられる程度で細胞充実性が低い場合、集積はみられなくなります。膵臓がんでPET画像を正しく評価するには、この細胞充実性の情報、すなわち組織検査の結果が大切です。

膵臓がんで2㎝以下の腫瘍(これは膵臓がんとしては小さいほうです)であれば、検出感度は81%です。これは悪くない数字です。PETには膵臓がんを初期の段階で発見できるポテンシャルがあるのです。 しかし、良性であっても炎症があれば FDGが集積します。その結果、良性の慢性膵炎でも炎症の強い時期は濃く写ります。このため、慢性膵炎とがんをPETで100%正確に区別することはできません。しかしこの点を理解しておけば、かなりのケースでPETは役に立つと思います。

膵臓がんでは、FDGが高集積して濃く写るタイプと、写らないタイプがあり、写るタイプではPETが役立ちます。どちらのタイプ かは、手術後であれば切除標本の病理組織像が参考になります。組織型が不明の場合には、PET検査をしてみないとわかりません。そして PETで写れば写るタイプということになります。

膵臓がんでは、転移・再発の発見が予後を改善するというエピデンス(科学的根拠)が示されていないという問題はありますが、転移・再発の発見でPETは今以上に有効活用できるでしょう。

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2016年1月 6日 (水)

訃報:加島祥造さん

詩人の加島祥造さんが亡くなった。

このブログに加島祥造さんの名前が登場するのは、膵臓がんが見つかって手術までの間、2007年6月23日の日付だった。『拾った命だから、のんびり生きる』などと書いている。手術の結果、再発など頭になくて、助かるつもりでいたらしい。

その翌日も『加島祥造のタオ-老子』である。

そして手術後の8月27日には『「求めない」 加島祥造、老子、セネカ』と書いている。

当時も今も加島祥造さんの現代約『老子』にはずいぶんと教えられたし、膵臓がんと言われても、動揺もせずに治療できたのは、ほとんど老子と加島祥造さんのおかげと言っても良い。

静けさに帰る(第16章)

虚(うつろ)とは
受け容れる能力を言うんだ。
目に見えない大いなる流れを
受け容れるには
虚(うつろ)で、
静かな心でいることだ。

静かで空虚な心には、
いままで映らなかったイメージが見えてくる。
萬物は
生まれ、育ち、活動するが
すべては元の根に帰ってゆく。
それは静けさにもどることだ。
水の行く先は---海
草木の行く先は---大地
いずれも静かなところだ。
すべてのものは大いなる流れに従って
定めのところに帰る。

 (そして、おお、
  再び甦(よみがえ)るのを待つ。)

それを知ることが智慧であり
知らずに騒ぐことが悩みの種をつくる。
いずれはあの静けさに帰り
甦るのを待つのだと知ったら
心だって広くなるじゃないか。
心が広くなれば
悠々とした態度になるじゃないか。
そうなれば、時には
空を仰いで、、
天と話す気になるじゃないか。
天と地をめぐって動く命の流れを
静かに受け容れてごらん、
自分の身の上でくよくよするなんて
ちょっと馬鹿らしくなるよ。

加島祥造さんは『求めない』の詩文集の冒頭に、

あらゆる生物は求めている。
命全体で求めている。
一茎の草でもね。でも
花を咲かせたあとは静かに
次の変化を待つ。
そんな草花を少しは見習いたいと、
そう思うのです。

と書く。そう、命を、生を全力で生きている。ただそれだけのことなのです。次の変化(死)を待つ。ただ、それが来るのを静かに待つ。私もそんな草花を少しは見習いたい。

ご冥福をお祈りいたします。

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2016年1月 5日 (火)

膵臓がんにも有効なOTS167

世界同時株安の様相ですね。株を持っている人は気が気ではないのでしょう。そのなかで、OTS(オンコセラピー・サイエンス)の株が急伸しているとのことです。

カナダ大学で臨床試験が進んでいるOTS167を、オーストラリアで経口投与での臨床試験を開始したと報じられたためです。

OTS167 は、ゲノム包括的遺伝子解析により発見された新規キナーゼであるMELK(Maternal Embryonic Leucine zipper Kinase)を標的としたものであり、がん幹細胞に対する効果が期待でき、MELKが発現する幅広いがん種に対する効果が期待できる新しい作用機序の分子標的治療薬です。 OTS167 は、すでに動物試験において、肺がん、前立腺がん、乳がん、膵臓がんなどに対し、 強力な抗腫瘍効果が確認されています。今後、安全性に十分留意しつつ、臨床試験を実施して参ります。

がん幹細胞には多くの場合MELKが発現しており、がん幹細胞が維持される。OTS167はこのMELKを阻害するので、抗腫瘍効果を示す、ということらしい。

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ヒトの肺がん細胞を移植したマウス実験では有意な腫瘍抑制効果を示しているようです。

現在米国シカゴ大学で第一相臨床試験が進んでいます。なぜ、日本ではないかって? それは中村祐輔先生が、日本を見限ってシカゴ大に行ってしまったからです。日本にいては研究が進まない、海外で成果を上げて日本に逆輸入した方が結果的に日本の患者にも早く届けられる、という主旨のことを書いておられました。

膵臓がんにも効果がある、らしい。早く結果が欲しいですね。

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有田焼の焼酎カップ

年末に有田焼の窯変金彩焼酎カップを購入しました。定価10800円のが3500円だというので、お買い得なのかな? 陶器は正直よくわかりません。しかし、手に取ってみると風合いも手触りも気に入りました。

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有田焼陶器・窯変金彩焼酎カップ■作者の藤井錦彩(ふじい きんさい)は1976年、日本磁器発祥の地、佐賀県有田町に生まれる。陶芸の道を志、有田焼の人間国宝・井上萬二氏や現代の名工・川原留雄氏・金武自然氏 など各界の第一人者に師事する。手造り・手描きの心を大切にし、有田焼の伝統に現代感覚を調和させた美意識と感性の世界を造り独自の作風を切り拓いています、各展覧会では栄えある賞を数多く受賞し、作品は著名美術館にも収蔵されています。また、全国各地の美術館や百貨店で個展が開催され美術愛好家がつめかけています。有田焼の長い歴史と伝統に裏打ちされた技術で手ロクロを回し、研ぎ澄まされた技でいっさいの妥協を排して製作された本作品は、日本の伝統工芸の素晴らしさを実感できる珠玉の逸品です。土の伸び味・口当たり・手触り・使いやすさにこだわり、使う人の身になった「用の美」をテーマに手造り、手描きの心を伝えたい・・・。こんな想いで陶器カップが誕生しました。実際に手にしてみると、手に しっくりと納まり実に使い心地の良いカップになっております。また、お祝いの品としても大変喜ばれ、贈る場面を選ばず、贈答品、法人 ギフト、などの記念品としても最適で、世界の各国主賓への贈呈品としても重宝されている逸品です。
焼成中に発色する窯変(ようへん)の色は、絵具とは違い重厚で深い味わいが特徴です。釉調(釉薬の流れ・変色)の変化がでていて「偶然の美」が楽しめる作品です。窯のごきげんで発色し、焼成温度や湿度など微妙な変化で発色が変わり同じ物は二度と出来ない一品物です。窯変の磁肌の上に独自の技法で艶消しの金を施しています。有田焼の伝統に現代感覚を融合させた贅沢な作品です。

同じものは二度とできない、ってのがいいですね。

このカップで飲むのは「六代目百合」の25度。

ラベルには李白の漢詩「将進酒」の一部がデザインされている。

人生得意須尽歡  人生意を得れば すべからく歓を尽くすべし

古來聖賢皆寂寞 古来 聖賢は皆寂寞(せきばく)

惟有飮者留其名  惟(た)だ飮者のみ 其の名を留むる有り

呼兒將出換美酒  児を呼び将き出だして美酒に換えしめ

與爾同銷萬古愁  なんじとともに銷(け)さん 万古の愁いを

塩田酒造六代目百合25度 1.8L

塩田酒造六代目百合25度 1.8L
価格:2,354円(税込、送料別)

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2016年1月 4日 (月)

新谷弘実って楽天市場でも稼いでたんだ!

がんに効果があると、コーヒー浣腸を薦める医師が何人かいますね。ゲルソンが最初にがんに効果があると言ったのですが、済陽高穂、新谷弘実などがいます。新谷弘実医師、最近あまり目にしなくなったと思っていたら、『酵素の力で・・・』と、腸脳を20歳若返らせることに熱心みたいです。

「新谷酵素セレクト」というWebを立ち上げて、酵素の販売に力を入れている様子。楽天市場にも店を出して手広くなっているようです。

お客様各位                     新谷酵素セレクト
カフェコロンの販売中止について

日頃より新谷酵素セレクトをご愛顧賜り誠にありがとうございます。
「カフェコロン」につきましてはメーカー(ディーセントワーク)の販売方法などの問題がございましたため、当面は販売を見合わせたいと存じます。
皆様には多大なるご迷惑をお掛けし誠に申し訳ございませんが
何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

との告示が載っていますが、それはこのニュースが元になっています。要するに犯罪の片棒を担いで稼いでいたけど、仕入れ先が逮捕されたから販売を自粛しています(続ければ新谷医師も逮捕されるよね)ということ。

「肌改善」うたい“コーヒー浣腸”を販売 元社長ら3人逮捕 警視庁

 「腸内洗浄で肌改善」などとうたった無許可の医薬品「カフェコロン」を販売したなどとして、警視庁生活環境課は、旧薬事法違反(広告、販売、貯蔵)容疑で、東京都中央区の医薬品販売「ディーセントワーク」元社長、吉沢三代子容疑者(70)ら女3人を逮捕した。同課によると吉沢容疑者は大筋で容疑を認め、ほかの2人は一部否認している。
 同課によると、カフェコロンの主な原料はコーヒー豆。専用器具で肛門から注入して使うことから“コーヒー浣腸”として知られるが医学的な根拠はなく、腸を傷つける危険性があるという。同課の聴取に対し「腸がむくんで自主排便できなくなった」など健康被害を訴えた顧客もいた。
 カフェコロンは平成14年から販売開始。押収したパソコンの記録から、少なくとも昨年8月までの約4年8カ月間で、16億円の不正な売り上げがあったとみられる。
 逮捕容疑は昨年8~10月、福岡県の女性ら5人に未承認医薬品の洗浄液30本付きの腸内洗浄セットを、5セット(4万7520円)販売したなどとしている。

がん患者でもコーヒー浣腸をやっているか違いますがね。川島なお美さんもやってたとか。効果があるはずないでしょ。カフェインを胃を経ずに直接腸に注入しても安全かどうか不明。

コーヒー浣腸による電解質異常は重篤ならば死に至ることが知られている。

新谷さん、他にも還元水、還元力を持つ塩、ほんと、脱力しますわ(^_^;)

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15/12月ツイートのまとめ

JBpress @JBpress
抗がん剤を10年拒否し続けた私がついに決意したわけ がんとの共存を考える~優先順位をはっきり決める 《吉野 ゆりえ》 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/45395 https://twitter.com/JBpress/status/671349355677220864/photo/1

キノシタ @Oncle1316
じぶん銀行、ネットで完結する住宅ローンを開始――がん診断確定でローン残高が半分に - ITmedia Mobile http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1512/01/news123.html @itm_mobileさんから

キノシタ @Oncle1316
これまでの常識を覆す研究。真偽のほどは? ⇒ たばこは膵臓がんと関係ある? | Medエッジ https://www.mededge.jp/a/resp/20580 さまざまながんとの関係が報告されているが、あらためて調べた調査結果によると、膵臓がんとの関係は見つからないという結果になった。

安西英雄 @deoanzai
無許可で16億円売ったコーヒー浣腸カフェコロンは、新谷弘実医師の監修なのか。NYで大活躍してるみたいに日本で宣伝してて、ずいぶん実態と違うんだけどなあと思ってたけど。 http://www.shinyakoso.com/fs/healthywave/c/cafocolon_set

Ma5888 @norimakitarako
膵臓がんの患者では「LYVE1」「REG1A」「TFF1」という3種類のタンパク質が健康体の人や慢性すい炎の患者より高レベルで検知された。 -「尿分析で膵臓がん早期発見」英チーム発表 (1/3) - ITmedia ニュース http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1508/07/news068.html

安西英雄 @deoanzai
魚のいい油(多価不飽和脂肪酸:EPA+DPA+DHA)を多く摂取している人はすい臓がんのリスクが3割減。日本人14万人を15年かけて調べた研究。DHA量でみても同じ結果 http://ajcn.nutrition.org/content/102/6/1490.abstract?etoc

上 昌広 @KamiMasahiro
今日は神奈川県で重粒子治療センターの開所式が開かれます。とうとうここまで来ました。土屋理事長以下スタッフの皆様お疲れ様でした。多くのがん患者の支えになると考えています。

キノシタ @Oncle1316
東芝,神奈川県立がんセンターの重粒子線がん治療装置が稼働 http://www.innervision.co.jp/products/release/20160111

キノシタ @Oncle1316
魚介類およびn-3多価不飽和脂肪酸(PUFA)と膵がんとの関連 | 国立がん研究センター http://epi.ncc.go.jp/jphc/745/3750.html 魚介類由来n-3 PUFA、DHAそれぞれ摂取量最小グループに比べて最大グループで約30%統計学的有意に膵がん罹患リスクが低下。

Medエッジ @mededgejp
効果あり。 「マルチビタミンミネラル」女性で死亡リスク4割超も抑える可能性、米国の報告 長期使用で心臓や血管の病気に効果があるかもしれない、男性では効果なし ⇒ https://www.mededge.jp/b/heal/7552?src=pc_sn_n_151124_7552

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2016年1月 1日 (金)

がん患者は 歩け! 歩け!

今年も「歩け!歩け!」です。癌を再発・転移させないための(たぶん)唯一のエビデンスの認められた方法は、とにかく歩くこと。運動です。

ということで、お屠蘇気分が抜けぬまま、池上本門寺まで歩いて行ってきました。

20160101_081010

80分、8500歩の運動でした。ちなみに、過去1週間では

20160101_093444

12月28日 8,786    79分
12月29日 3,082    31
12月30日 2,320    22
12月31日 6,269    57
でした。

がん生存者の栄養と運動に関する米国対がん協会のガイドライン(2012年第4版)

  • 健康的な体重を維持しましょう。
  • もし過体重や肥満の場合は、高カロリーの食物や飲料を制限し、減量するための運動量を増やしましょう。
  • 定期的に運動しましょう。
  • 1週間に150分以上運動することを目標にしましょう。
  • 1週間のうち2日以上は筋力トレーニングを運動に含めましょう。

対がん協会のガイドラインは満足しています。

Img_6840

呑川沿いの道を行くと、川にはサギやらカモやらが、正月のごちそうをついばんでいた。例によって、池上会館の屋上から富士山を見る。

Img_6847

スモッグがないので、きれいに撮れる。あのビルの避雷針がじゃまだけど。

Img_6853

肉眼ではこんな感じです。五重塔を眺めて、

Img_6862

たくさんの参拝客が昇ってきます。私は帰ります。

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がんの推薦図書

このブログで紹介してきた本を中心に、お勧めのがんの本をまとめてあります。

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膵臓がんと直腸がんを克服した『がん患者が選んだがんの本300冊をアップ

謹賀新年

2016

渋温泉に行ったときの、地獄谷の猿の親子です。

膵臓がんが早期発見できる、画期的な検査手法が臨床の場で使えるようになることを願っています。

膵臓がんの手術後九回目の正月を迎えることができました。あたりまえの普通の生活ができることこそが、いちばんの幸せです。「足るを知る」

みなさんに、良い年でありますように。

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