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2016年7月14日 (木)

クロ現+ オプジーボで医療崩壊?

今日はお盆の墓参り。菩提寺に着いたら雷に大粒の雨で急いで墓参りを済ませて、先行が消えないように養生をして退散。

昨夜のクローズアップ現代+はオプジーボで国民皆保険制度だけでなく、国家財政が破綻するかもという國頭英夫医師の主張を軸に構成されていた。

新薬の薬剤費に学会が震撼

対策として、

  • 薬価をもっと下げる
  • 薬の使用に優先順位を付ける(高齢者は対象外とする)
  • 税金や保険料を上げる

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の3つが挙げられていたが、間寛平氏が言っていたように、無駄を省いてもっと税金を投入する方法もあるのではという主張は取り上げられなかった。

オプジーボ難民」でも書いたように、

抗がん剤で保険財政が破綻するという主張にも注意が必要です。

日本のがん医療費は平成25年度約3兆9000億円と、年間の医療費(歯科、薬局調剤費を除く)の13%程度=グラフ。もっとも割合が大きいのは「循環器系疾患」の5兆9千億円(20・5%)だ。がん患者だけが医療費をつり上げているわけではないのです。

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さらに、医療費が国の財政を滅ぼすと言われているが、総医療費対GDP(国内総生産)でみると、G7諸国の中で日本は高齢化率は第一位であるが、総医療費の割合では下位の方である。税金から医療費はまだ増やせる予知があるはずなんだ。なぜ増やせないのか、もんじゅなどへの無駄遣い、大企業への大幅な減税措置、ようするに、国民の命と健康を守ることを第1に考えたら、医療費抑制などという政策は出てこないと思うのだがいかがなものでしょう。

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NHKではこうした政府への批判は期待する方が無理。

一人年間3000万円という薬価も、患者数の少ないメラノーマで先に承認した結果、開発費用÷患者数⇒高い薬価となったわけで、小細胞肺がんを先に承認していればもっと安いはずだった。製薬企業の作戦勝ちだ。これが先例となって、これからどんどん出てくる免疫チェックポイント阻害剤なども同等の薬価となるという慣例がある。そんな慣例なんぞを打ち壊すほうが先だろうと思うが、そういう切り口の報道もなし。

「薬価をやたらと下げると、新しい薬が日本に入って来なくなる」という主張に対しては、ロハス・メディカル編集発行人 川口恭氏のこちらの記事が一読に値する。

「次」はドラッグ・ラグ必至 オプジーボの光と影③

驚いたのは、イギリスではアブラキサンは「延命効果の割に費用が高い」として、いったん承認されたのに取り消されたという。「娘に母親と過ごせる時間をすこしでものばしてやりたい」と訴える膵臓がん患者のダニエル・タナーさん(28)の姿に暗澹とした気持ちになった。

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