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2016年8月 8日 (月)

がんの王様と言わないで

九重親方が膵臓がんで亡くなった報道に関して、マスコミでも「すい臓がん」の話題が続いています。その多くが興味本位の気がします。

すい臓癌を巡る報道への私的な見解。マスコミのみなさん「がんの王様」と言わないで。

も、一石を投じた記事でした。

「見つけにくい」「見つかったときには、多くが進行している」「再発率が高い」「10年生存率は最低」

これほど続くと、めげてしまいます。がんばっている気持ちがぽっきりと折れるかもしれない。

マスコミの紋切り型の記事や番組には腹立たしくなります。彼らは「売れてなんぼ」なんだから、そんなのを相手にいちいち腹を立てない。

でもね。まず事実を知ることも大切です。「大丈夫ですよ」とその場限りのことばを言われても、いずれ厳しい事実と向き合う日が来ます。

すい臓がんの10年生存率は4.9%です。すべてのがんの中で最低です。
しかし、20人に1人は10年生存できるんだ!と考えてみれば希望につながります。

実際に、手術や抗がん剤の進歩によって、年々すい臓がんの治療成績、生存率も高くなってきているのです。ステージⅣbだって、長期生存例や「治ったもどき」で元気な方もいます。希望はあるのです。

「がんの王様」を受け入れ、治療の進歩を信じて自分でできることを精いっぱいやる。生活の質を維持しながら、残された日々を輝いて生きる。

それが「がんサバイバー」ではないだろうか。

がんとの闘いだけに貴重な人生を費やすなんて、もったいないと思いませんか。治ることに執着すると、人生をムダにしかねません。がんなんて特別な病気ではないんだから。なにしろ、国民の半分はがんになる時代でしょ。ありふれた病ですよ。

「あんたは完治したから、そんなことが言えるんだろ」との声が聞こえてきそうですが、このブログの最初から読んでいただければ、そうでないことが分かっていただけると思います。

がんであろうがなかろうが、今日のこの1日を精いっぱい生きる。それ以外に何か特別な方法がありますか。


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コメント

はなさん。弟さんのその後はいかがでしょうか。
周囲の家族も大変だと思いますが、体調を崩さないように、介護をしてあげてください。
平穏な日が1日でも長く続くことを願っております。

ホンとにその通りです。ドラマなどでも末期ガンの設定だと(すい臓ガンで)というのがよくあります。すい臓ガンで闘っている人もしくはその家族はその度に辛い思いをします。有名人がすい臓ガンで亡くなると何日間はその情報が繰り返されます。テレビを観なければいいじゃないかと言われそうですが、大抵は横になっている弟はテレビがついたままなのです。

ひまわりさん。賛同のコメント、ありがとうございます。
最初にコメントをいただいたのが、12年の1月ですから、あれから4年半になりますね。
経過も良くて、すばらしいことです。
誰にでも希望はあることの一例ですよね。
これからもよろしくお願いします。

同感です。すい臓がんというだけで、調べれば悲観的な情報ばかり。人に話せば、、、、という反応で不安な中、木下さんのブログに出会い勇気をいただきました。心の平安、運動、まだ出来ることはあると教えて頂き、三年が過ぎました。    まだまだ不安はありますが、
今は、一日一日を、大切に楽しく過ごしています。  有り難うございます。

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