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2017年4月 9日 (日)

ドクターGを観たけど・・?

録画しておいたドクターGを観ました。なんだかなぁ?という感じ。
膵臓がんの発見は、こうして遅れていくんだなぁという感想しか持てなかった。

吐き気がある60歳代の女性。病名の診断がつかない。
腹部CTで十二指腸が狭窄していることがわかる。

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結局は膵臓がんだったのだが、十二指腸が狭窄するほどの腫瘍がCT画像に写らないとは考えづらいと思うんだが? 単純CTだったからだね。造影CTなら腫瘍が見えたはずですね。

だから、膵臓がんの可能性も考えて造影CTをやるべきではなかったでしょうか。

超音波検査で膵臓付近に黒い異常部分がある。これ、肥大化したリンパ節ですね。

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この時点でなぜ膵臓の超音波を見せないのだろう? 私でもこの時点で膵臓がんを疑うよね。

確定診断のために胃カメラ(内視鏡)を考えるが、十二指腸まで届かずに腫瘍の細胞が取れない。結局は大腸内視鏡を使って細胞診をして確定診断となるのですが、ずいぶんと時間がかかったのですね。

大腸内視鏡を試す前に、造影CTかMRIをやるべきではなかったですか?それですい臓がんと確定できると思います。大腸内視鏡を飲むのは辛かったでしょうね。

結局は膵臓がんから転移したリンパ節が肥大化して、十二指腸を圧迫。そのために閉塞して嘔吐をするようになったわけです。リンパ節に転移するほどの膵臓がんが造影CTで判断できないとは考えづらい。

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腫瘍が「良性か悪性か?」もナンセンス。リンパ節に転移して肥大させるほどの腫瘍が良性であるはずがないでしょ。

なんだかなぁ? という感じを持った番組でしたね。肝胆膵の専門医ならもっと迅速に診断できますよ。

次回からは観ません。

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コメント

ひでこさん。
テレビは視聴率を稼ぐための見せ場が必要なんでしょうね。どうしても白か黒かの断定調が避けられないのでしょう。ためしてガッテンなんかはそんな傾向が強い。
時間の制約もあるなかで焦点を絞らざるをえないことも分かります。
まぁ、参考になる点はあるにしても、批判的な眼で見ることは大切だと感じます。
それにしてもテレビの影響力はすごいですから、どのように付き合うか思案どころ。
私はテレビ嫌い。長時間の取材で拘束されて、言ったことの数%しか放映されず、事前のチェックもできないのがその理由。何度かテレビの取材の申し出も全て断ってます。

健康番組は良く見ているので、ドクターGも今まで見ていました。
今回のは見ていませんが、すい臓がん患者からしたら、なんじゃこりゃ?だったのですね。診察での鉄則は、一番危険なものや進行の早い病気を疑い(仮に確率は低くても)それを緻密な検査で否定していくことです。それが出来てないということですね。

今まで、この番組は結構好きでした。解説する人で優れた医師もいるし、脳梗塞、クモ膜下出血、髄膜炎、腰痛の見分け方など、医師が病院でするやり方を素人も知る事ができ(なんとか兆候のテストとか)役に立つと思いました。また、義母がパーキンソン症候群なので、その回は参考になりました。

ただ、不満はありました。悪性腫瘍の疑いを排除するのに「短期間で体重が減少する」ということでどの回も判断していたからです。確かに、体重減少で病院に行き、がんを発見した人もいると思います。
けれども、短期での体重減少がない=悪性腫瘍ではない、というのはあまりにも短絡的です。

乳がんでステージ4の人で体重減少している人は殆どいません。みんな元気いっぱいの時に転移が見つかります。代謝異常を起こし体重減少するのは、よほどの終末期です。
例えば、一般の人が治らない腰痛を起こした時に骨転移を疑うべきです。けれども、体重減少がないからといって即悪性腫瘍じゃないと言い切れますか?違いますよね。原発巣を探さなければならないわけです。

キノシタさんが詳しい内容ですから、おかしいとわかったのですね。他の一般の人はそんなものか、と思ってしまいます。
今後もこの番組は見ると思いますが、注意して見ようと思います。

カスカビアンさん。
ブログはいつも拝見していますよ。そう、同意見でしたね。
彼女の場合、膵頭十二指腸切除術はできたようですが、無理な生研に挑戦している間に手術不可となる例がたくさんあります。生研でがん細胞が転移するリスクもありますね。
大腸内視鏡を持ち出すのが今回の見せ場みたいで、無理筋との印象がぬぐえません。

私と同じ感想を持った方がやはりいらっしゃいましたね。

私は録画まではしていませんでしたので、文書でブログ更新しましたが、残念な番組でした。

大腸内視鏡を持ち出して来た時には思わず笑ってしまいました。

経験者から見ると「トンデモ番組」でしたね。

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