下手なチェロ好き

2009年8月22日 (土)

金馬師匠から笑いの治癒力をもらった

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夏休みも終わって今週からはチェロのレッスンが毎週連続します。練習曲も新しくなって、「私のお気に入り My Favorite Things」。ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の挿入歌でしたよね。原曲は8分の6拍子ですが、ジャズにアレンジして4分の3拍子にしたものを練習します。ジャズのノリで弾くのがなかなか難しいです。(私にとっては)

レッスン前にチェロの先生がこんなことを。「私の知り合いで、肺がんで6センチぐらいの腫瘍が見つかったのですよ。でもその方、思いっきり笑って過ごす。大声で笑って治すという気でやったら、ほんとうに腫瘍が消えてしまったんです。」

ノーマン・カズンズの『笑いの治癒力』をそのまま実行して治った、腫瘍が消えてしまったということですね。こんな例はもっとたくさんあるのではないでしょうか。がん患者のブログでも、悪い情報はインターネットにアップされがちですが、治った情報というのは少ないです。治ってしまったらブログなんか書く必要もないというわけでしょうね。仮にいきなりブログで「私はこうして笑って治しましたよ」なんて書かれても、信憑性がないですし、何かのサプリメントの宣伝かと疑った方がよいようなものです。一年、二年と闘病記を書いてきて、その結果「治ったよ」というブログなら信憑性も高くなろうというものです。 そんなブログになるようにと願っているのですが、5年は経たないと自慢にはなりません。

リンクしてあるU医師のブログにも笑いの効用が書かれていました。引用は御法度ということですから、リンクを張っておきます。こちら。毎日多くのがん患者さんに会っている医師ならこうした感想を持つのは至極当たり前のようです。先日の講演会で講師として呼ばれた際にも、何人もの先生方から同じことを伺いました。

チェロを弾くことも笑いと同じような効用があるように思います。証明はできませんが、自分でそのように感じています。自分が感じればよいのです。自分の体ですから。いろいろなサプリメントについても同じことが言えるのではないでしょうか。やってみて、自分の体に聞いてみる。いいと思えば続ければよいし、3ヶ月ほどやってみてあまり効果がないと感じたら止めることです。でも私なら、高額なサプリメント(高いサプリメントはほとんど偽物と思って間違いない)に金を出すのなら、その金で落語のCDでも買いますね。あるいはチェロのCDでもいい。

今日もチェロのレッスンのあとインターネット落語を聞きました。久しぶりに三遊亭金馬師匠の顔を拝見しました。ずいぶんとご高齢になってしましました。落語会では最長老だそうです。たくさん笑わせていただき、治癒力がアップしたに違いありません。
インターネット落語会はこちらです。 今は「圓朝まつり2009奉納落語会」から三題が出されています。

何でもいいから、たくさん笑ってください。無理にでも笑っていると、ほんとうに愉快になってくること間違いないです。こんな安上がりの治療法はないですよ。

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2009年7月 7日 (火)

フォーレ「夢のあとに」

平原綾香の『path of Independence』を聴きました。「ノクターン」や「カンパニ51swykuasol_sl500_aa240_ ュラの恋」はテレビドラマ『風のガーデン』の主題歌と挿入歌です。同じ曲で、歌詞が英語か日本語かの違い。ショパンのノクターン(第2番 変ホ長調 作品9-2)が原曲ですね。

納められた曲の中にチェロの心地よい独奏部分が挟まれているものが何曲かあります。ドラマでもチェロが効果的に使われていました(主人公もチェロを弾く設定)が、倉本聰のドラマにはチェロが雰囲気を醸し出してよく使われています。

いちばん記憶に残っているのは『北の国から’95秘密』のシーンです。看護師の蛍が勤務先の黒木医師と不倫の駆け落ちをして僻地の診療所に逃れていきます。その相手の医師が、空手もするしチェロも弾く名外科医という設定でした。この先生は決して画面には姿を見せず、チェロの音だけが流れてきます。「’98時代」では最果ての岩場に打ち寄せる砕ける激しい冬の荒波、粗末な掘っ立て小屋、荒涼とした雪の舞う風景にチェロのもの悲しい曲が流れてきます。

逃避先へ帰るため駅で列車を待つ間に純と車の中でカセットに録音した「先生」のチェロを聴くシーンでも同じ曲が流れてきます。世間から非難されようとも自分の意志に忠実に生きる蛍、その蛍が改札口に向かう後ろ姿が街灯の逆光に照らされています。凛と背筋を伸ばした蛍の後ろ姿に、純は強くなった一人の女を見ています。そして純の恋人との関係、情けない自分に対してやるかたない思いを抱いているようでした。

上のビデオの6分くらいからこの曲が流れています。蛍の台詞、「おかしいの。駆け落ちするのに何も持たず、チェロだけ大事そうに抱えてくるの」

この曲はフォーレの『夢のあとに』です。歌曲なのですがチェロに編曲されたものの方が格段によいです。チェロ用に編曲したのは、カザルスです。甘美で切ないメロディは、何度聞いても「北の国から」の数々のシーンを思い出します。

フォーレの『夢のあとに』はこんなシーンで使われていました。

「’95秘密」

  • 純が車で螢を新得まで送るシーン、カーステレオから
  • (駆け落ちの相手)黒木医師の夫人が五郎の石の家を訪ねて来たシーン
  • 落石のバス待合所で純と螢が話をするシーン
  • 石の家、螢からの手紙を五郎が読むシーン

「’98時代」

  • 富良野へ来た螢がニングルテラスを訪れ、雪子と話をするシーン
  • 螢が草太の牧場を訪れ、妊娠していることを告白するシーン
  • 札幌、正吉が螢にプロポーズする公園のシーン
  • 結婚式の3日前、石の家で五郎と螢が布団を並べて話をするシーン
  • 富良野協会病院、螢の正吉への語りかけのシーン
  • みずえの葬儀、遺言について山下先生と五郎が話しをするシーン
  • 牧場の跡地と草太の墓を純が訪れるシーン
  • 螢に届いた正吉の手紙が読まれるシーン

12回も使われています。最果ての岩場に打ち寄せる砕ける激しい冬の荒波のシーンは「’98時代」のどこかのシーンだったようです。

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2009年6月27日 (土)

五十肩になりました

久しぶりのチェロの話題。
もちろん毎週のようにチェロのレッスンに通っています。癌があろうがなかろうが、当たり前の生活を続けた方がよいのです。一日一日があっという間に過ぎていきますが、なんとか今日の日を有意義なものにしたい、記憶に止まるような日にしたいという思いで過ごしています。

五十肩で左腕を伸ばすと激痛が走ります。チェロを弾くことにあまり支障がないのですが、それでも第一ポジションで腕を高くすることが難しい状態です。知らず知らずかばっているのかもしれません。音が少しずつ高くなっていることに気づきます。こんな状態が半年くらい続いています。五十肩は放っておけばそのうちに治る場合が多いと聞き、そうしていたのですが、我慢しきれないで整形外科に行きました。癌の「骨転移」ということも考えなくはないのですが、肝臓に転移する前に骨に転移することはあり得ない。

「慢性になっていますね。」との先生の診断です。「注射をすればだいぶ良くなりますが、何か別の病気はありますか?」と聞かれたので、「膵臓がんで闘病中ですが・・・」というと、目を丸くされて、「膵がんですか?」
「ええ、2年になります」というと、さらに目を大きく見開いて「膵がんで2年ですか!」

何となく"絶滅危惧種"を見ているような目つきでしたね。

「注射はやめておきましょう。主治医の先生にこの薬をやってもいいかどうか、聞いてきてください。」ということで、痛み止めのパッチだけを貰ってきました。

チェロの課題曲は「星に願いを」。ディズニー映画『ピノキオ』の主題歌です。ルイ・アームストロングがジャズにアレンジした曲も有名ですね。
優しい曲を丁寧に弾くことは大事です。スラーでスムーズに音が繋がらないので、ゆっくりと弾いて確認してみました。どうも左指が弦を押さえ終わらないうちに右手の弓が音を出しに行っていることが多いのに気づきました。弦を押さえてから弓を動かすという基本中の基本がおろそかになっているようです。
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カザルスのCD9枚組、EMIが所有しているカザルスの全音源を納めた完全版。これがなんと2600円、発売前から予約していたのが、発売予定日が遅れて最近届きました。モノラル録音ですが、カザルスの全演奏を持っていることの幸せを感じています。ホワイトハウスでの「鳥の歌」の演奏は入っていないようですが、これは既に持っているから良いか。

今日は61歳の誕生日でした。

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2009年4月25日 (土)

腕を元の位置に戻す神経細胞

今月は毎週のようにチェロのレッスンが続きました。自宅での練習もほぼ毎日のようにチェロを出しては短い時間でも弾くようにしています。Photo_4

レッスンは108回目でちょうど丸3年になると先生。そうか、早いものですね。時の経つのは早いが上達は遅いなぁ。「野バラに寄せて」が今の課題曲。第一ポジションでA線のシからはじめて3小節目の3番目の音ミで第4ポジションになる。4小節目のミから再び最初の音シにスラーで戻る。このとき左指の位置がきちんと元の位置に戻らなければならないが、これがなかなか難しい。何しろ左手はほぼ耳の位置にあるので、目で確認することはできない。どうするかというと腕と肘の角度で覚えるしかない。肘の高さを同じ高さに保っていないと、角度もいい加減になるので、どうしても下がり気味で高い音になってくる。練習で覚えるしかない。

練習で記憶するとはどういうことか。脳のどこが記憶するのか。脳細胞のシナプスが電気信号として記憶するのだろうか。記憶ということすらまだ科学的に明らかになっているとは言い難い。おもしろい話しを見つけた。講談社ブルーバックスのPhoto_3 『進化しすぎた脳』にこう書かれていた。

「いつでも同じ場所に腕を移動させる神経細胞」
これは2002年5月の『ニューロン』という雑誌に載ったもの。脳のいろいろなところを刺激して調べていく過程で、この研究者たちはおもしろい場所を見つけたんだ。(略)
最初は腕がどこにあってもかまわない。だけどある場所を刺激すると、その直前まで腕がどこにあろうと、ある場所にきっちり移動する。これはものすごく画期的なことなんだ。
どうしてかって言うと、その神経は単純な運動を司るのではなくて、どういう風に腕を動かしたらいいのかをコントロールしている。つまりプログラムしている。

これまではある神経を刺激すると、ある筋肉が収縮して、身体の関節通りに動作するような現象はわかっていた。こうした単純な動作だけではなく、連続した複雑な動作を司る神経細胞が見つかったという画期的な論文です。この実験はサルで行ったのですが、口に手を持って行くという動作はある神経細胞群にプログラム化されて記憶されているという。ほかにも顔の筋肉がこのように動き、ある決まった表情になるなんていう神経の領域があるらしい。「手に職を付ける」とよく言うが、これは「脳細胞に職を付ける」と言い換えた方がよいかもしれない。

チェロで左手の人差し指を元のシの位置にもってくる神経細胞を育てなければ、正しい音を出すことは難しいということになる。どうすればその神経細胞ができるのか、そのための効率的な練習方法があるのか。いろいろと試行錯誤している。

記憶とは、こころとは、免疫とは何か。脳という小宇宙を探検してみたくなった。

「小宇宙」と書いたが、宇宙と脳や神経、レセプターとは本当に繋がっているかもしれないという。脳や癌細胞の表面で行われる化学反応、レセプターと情報伝達物質の反応は量子化学的にみれば電子レベルでの反応であり、電子の位置に大きく依存する。そしてボーアの不確定原理、相補性によれば、電子の位置とエネルギーを同時に正確に測定することはできない。電子の位置は測定するまでは確率の波として、一個の電子が全宇宙に広がっていると考えざるを得ない。もちろん、遠方ではその確率が限りなくゼロに近くなるが、ゼロではない。

このようなことを今考えて調査しているが、いずれ紹介したい。

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2009年3月 3日 (火)

チェロは癌に効くか?

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春が近いようです。京急梅屋敷駅近くの神社で、紅白の梅が競い合うように咲いていました。


先日のチェロのレッスンのとき、先生が「別のクラスのチェロの生徒さんも癌になったのですが、チェロを弾いているうちに癌が消えてしまったそうですよ。」と教えてくれました。

確かにチェロの音色は癌に効くのかもしれません。宮沢賢治の『セロ弾きのゴーシュ』では野ねずみの親子が病気を治して欲しいといって、水車小屋に住むゴーシュのところにやってきます。

「だって先生先生のおかげで、兎(うさぎ)さんのおばあさんもなおりましたし狸さんのお父さんもなおりましたしあんな意地悪のみみずくまでなおしていただいたのにこの子ばかりお助けをいただけないとはあんまり情ないことでございます。」

別冊宝島『がんにならない生活術』に「音楽療法のエビデンス」という記事がありました。副題が「体に優しく、免疫力が上がる 音響システムと曲名を求めて」となっています。音響システムは私も使用しているタイムドメインスピーカーが市販品の中では一番良いという結論です。さてそのエビデンスですが、6項目のアンケートによる体感調査と体温・手足の表面温度、アミラーゼ活性、赤血球画像撮影などを測定したと書かれているのですが、なんとその被験者は「健康で体調が安定している1名」だけ。

この程度の実験内容で「エビデンス」などという言葉を持ってこられると、読んでいるこちらが恥ずかしくなって賢治の壊れたチェロの穴にでも隠れたくなります。

その程度の低級な実験内容ですが、この本を監修しているのが『免疫革命』などのトンデモ本で有名な安保徹氏ですから、当然といえば当然です。

同様に、曲目の調査についてもいかさま的とも言えるような実験で、被験者は1名だけ。たった一人を対象とした実験から「モーツアルトの曲は免疫力が高まるものとして推薦できる」と書くのですから、図々しいものです。

この本に比べると、チェロの場合、野ねずみの親子と私と同じ教室でチェロのレッスンをしている3人(匹?)の病気が治り、少なくとも癌が再発せずにいるし、縮小した例もあるのですから、『チェロを弾けば、あるいはチェロの音を聞けば、癌も治る』と言っても、安保徹先生からお叱りを受けることはないと思われます。

もちろんこれは冗談ですよ。チェロで癌が治るはずがない。確かに音楽療法という言葉もあり、音楽を聴くことで免疫力には何らかの影響は与えることができるということは疑いないことだと思いますが、音楽だけで病気が治る、癌が治ると考えることはできません。そんなに大きな力があるはずはないです。(でもチェロの低音が体に響いてくると気持ちいいんだよね)

精神神経免疫学の知識によれば、心の有り様で癌が自然消失するという例だってあります。チェロかモーツアルトか、ではなく、どういう心の有り様になれば免疫力が高まるのか、これが問題の核心ではないでしょうか。

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2008年10月19日 (日)

今週のチェロレッスン

チェロのレッスンは先生の都合が合わないからと、代役の先生に変更。「音程は良いね」と褒められたから悪い気はしない。しかしボーイングでA線を弾くときに弦に対する直角がずれている、左手のポジション移動では、指を移動するのではなく、先に肘が移動して少し遅れてから指が移動するイメージでと指導を受けた。

これはゴーシュの「チェロの話」でも同じことが書かれている。

指が移動する時、必ずひじを先行させ、左手がしなるようなイメージで遅れて1の指を移動すること。
正確に言うと、ひじがまず次のポジションをとってから、そのひずみのエネルギーで遅れて1の指が移動する。ひじが止まっていて、指だけ移動するよりはるかにスムースに指が動きます。
全てのポジション移動はひじが先行する事を、最初ははっきり意識して行ってください。
例えば、ちょっとしたポジション移動の時、移動した先の音程が不安定だと思った時、ひじの動きをチェックして下さい。解決する場合が多いです。

もう一つはヘ音記号の譜面がまだ正確に読めていないということ。どうしても譜面に指番号を書かないと間違ってしまう。もうそろそろ指番号を書くことから卒業しなくてはならない時期だ。そこでインターネットで検索したらおもしろいサイトを見つけた。

Note Trainer 本来はピアノのレッスン用らしいが、ト音記号・ヘ音記号・テノール・アルトの譜面が選べて、五線譜上の音がどれかを当てるようになっている。間違うと赤い文字で警告してくれるし、正解率も出るようになっている。

Settingsボタンをクリックして、下図のようにへ音記号を有効にし、音域はチェロにあわせて図のように変更する。全音符をマウスで掴んで上下に移動させればよい。
Notetrainer1

Toggle Helperをクリックすると右に音名が表示されるのでこれは消しておく。
表示された音符がどの音になるかを下の記号をクリックして解答する。
私の場合は、譜面の下の音に対して間違いが多いことがよく分かった。

Notetrainer2

正解率が上がってきたら、チェロのどの弦を何番の指で押さえるのかもイメージしながらやってみると良い。

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2008年6月 7日 (土)

チェロデビュー

R0010993_4 今日はチェロの発表会。
会場は新杉田駅前の磯子区民文化センター「杉田劇場」。旧杉田劇場は美空ひばりがデビューした劇場として有名ですが、もちろん今は近代的なコンサートホールに生まれ変わっています。

私のチェロデビュー??もこのホール。<比較するほうがおかしいですが・・・。>
ヤマハ音楽教室の新人ばかりの発表会ですので、まぁみなさんそれなりの音でした。もちろん私も。

スメタナのモルダウをピアノ伴奏で、4人のチェロで。私以外は女性です。最近女性でチェロを弾く人が増えているような気がします。どうしてでしょうか。

弓は5月4日のブログに書いたクライスラーMusicさんから買ったフェルナンブーコのぺカットモデル。腰の強い弓でモルダウのC線Dの音の出だしも力強く弦を噛んで音の立ち上がりは良かったです。

舞台リハーサルでは少し上がってしまい、楽譜を追いかけることができなくなりチョンボ。本番までの2時間を、レッスン室で楽譜のおさらいをしました。おかげで 本番ではなんとか間違わずに弾き終えました。

しかし、舞台に上がると照明や音響効果が違います。自分の部屋で弾いているのと音の反射がまったく違うので、自分のチェロの音が聞こえづらいことに気づきました。本番ではサイレントチェロにイヤーフォンを片方の耳にだけつけてやってみましたが、これが正解。

楽しい一日でした。本番での写真はまだありませんが、レッスン室での写真です。

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2008年5月 5日 (月)

チェロレッスンの新兵器

今日は端午の節句。風呂に入ったら浴槽に菖蒲が浮いていました。長い葉と根もついています。菖蒲の葉には強い香気があるので、この香りの強さが不浄を払い、邪気を遠ざけてくれるといわれているようです。根には鎮痛成分も多く含まれているそうです。
菖蒲湯にゆったりと浸かって、気分も爽快、肌も少しすべすべとした感じになっています。

朝からチェロのレッスン。6月の発表会まであと1ヶ月です。スメタナのモルダウですが、5小節目のB(独表記ではH)の音を、A線(Ⅰ)ではなくD線(Ⅱ)でとるので、4ポジションになるのですが、これがなかなか音が安定しません。指の位置もそうですが、押さえる微妙な強さで音程がずれてしまいます。ネックに添える親指の角度をきちんと決めるのがコツなのでしょう。練習あるのみです。

もうひとつは弓の角度。弓と弦とは直角になっていなくてはなりません。チェロのロストロポーヴィチと競演したあるバイオリニストの話で、 コンサート終了後、そのバイオリニストがロストロポーヴィチを食事に誘ったところ、「今から、やらなければならない事があるから、ゴメンナサイ。」と言ってホテルに帰っていったそうです。翌日、「昨日は、ホテルで何をしていたんですか?」と訪ねたら、「ボーイングの直角の勉強をしていました。」と答えたとのこと。あのロストロポーヴィチが、コンサートを終わった後にホテルでボーイングの直角を勉強しなおしてる!!とそのバイオリニストは驚いたそうです。それほどに弓と弦とを直角にして引くことは難しくて大事なことなのですね。
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仮に弓と弦とが直角ではなく、ある角度θを持っているとすると、直角方向にかかる弓の引く力はcos θとなります。θがゼロ(直角のとき)ではなくて10度の角度を持っているとすると、cos 10 は0.98です。私など、ややもすると30度位の角度で弾いているときもあるので、そのときは0.87、力の87%しか弦には伝わらないことになります。力の問題だけではなく、毛の引っかかり具合とか、音の強さや音色にも影響してきますから、コサインで計算した数字だけの問題ではないのですが、直角で弾くことの重要性は良く分かります。しかし奏者の目線から見たときに、直角を保つのは本当に難しいのです。あのロストロポーヴィチさえ悩ませるのですから。

そこで新兵器を開発。といっても100円ショップでバルサ材を買ってきて写真のようにテープで補強して輪ゴムでチェロに装着しただけです。サイレントチェロだからできる芸当ですね。アコースティックのチェロだと胴が大きいのでこのようには装着できません。これに弓が当たらないように弾けばよいだけです。ということで、効果のほどはいずれまた。

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2008年5月 4日 (日)

チェロ弓

これまで使っていたチェロの弓(カーボン)はサイレントチェロを買ったときの付属品だF864483102_2 が、最近はその弓の音に満足できなくなってきました。つまり少しはチェロの音が分かるようになったということなのでしょうか。

いろいろと検索した末、クライスラーMusicさんからフェルナンブーコのAAAクラスの弓を買 いました。

メールでのやり取りでしたが、このブログも見ていただいたとのことで、こんなメールをいただきました。

闘病中とのこと、玄米菜食をお始めになられたのですね。
私自身もここ6年ほど、玄米菜食を続けております。
友人のお母さんは、医者から完全に見離された末期の直腸ガンでしたが、徹底した玄米菜食で、見事に復帰され現在もお元気です。
食べ物の力の凄さをみせつけらました。

玄米菜食の方がここにも居られて、末期の直腸がんを克服された友人のお母さんがいる。世界的な穀物の高騰が報じられています。途上国では飢餓で暴動も頻発しています。このような時代に、飽食の挙句に癌を増やし続けている日本の食文化を考え直して、私なんかが子供のころの、昭和の時代の粗食にかえったほうが良いのではないでしょうか。


弓の話題の戻ります。

買った弓は「ぺカット」モデル。弓はフランス製の古いものが良いとされ、中でもトゥルテ、ペカット、サルトリーなどの著名制作者のものが最高とされています。もちろんそんな高価な弓は私には「豚に真珠」。ぺカットの弓を忠実に再現したモデルです。
中国製ですが、この弓を製作した工房はフランスにも輸出しているとのこと。フランス製だということで買っても実際は中国製ということも多いのでしょうね。非常に評判の良い弓です。スクリュー部は純銀製でアワビ貝のスライドと貝細工が施されています。

わくわくしながら弾いてみました。評判どおりに腰の強い弓で、弦を良く噛んでくれて音の立ち上がりも粒立っています。一つ一つの音の粒が明快に発音します。松ヤニを変えたせいもあるのかもしれません。松ヤニはソロのチェロ用のAndreaにしました。松ヤニひとつでずいぶんと音が変わるのですね。

まるで違うチェロを弾いているようです。音だしが楽です。出てくる音がぜんぜん違うのにはびっくりします。弓でこんなに違うのですね。

少し上手くなったような気にさせられます。

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2008年2月 8日 (金)

浜辺の歌

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昨夜のチェロのレッスンは先週に続いて「浜辺の歌」。聞いた感じでは易しそうな曲なのに、左手のポジション移動が多くて、結構大変。

2ndポジションから始まって、すぐ第1小節目から上方拡張型になる。1の指を拡張型でC音をとると、2の指がD音、4の指でE音になるのだが、2,4の音程がちょっと下がり気味になるのを先生から注意された。私の中指と薬指の間が広がらない構造になっているせいだが、練習不足も。

2ndポジションから1stポジション、さらに4thと、ポジション移動の多い曲だ。浜辺の歌の哀愁のある感じで弾くのには程遠い。

「もうここら辺で指番号を書かなくとも弾けるように練習してください」との先生の助言。五線譜上の音符の位置と指板上の指の位置がなかなか連動しない。

Egakkinet_galaxendpinrest エンドピンレストを使わないで練習してきたが、床が滑ってエンドピンが安定しない。ネットでちょっと高価なステンレス製のエンドピンレスト(Celllo用)というのがあったので、買うことにした。チューナーも弦楽器専用でCelloのCDGA弦に合わせられているのがあった。サイレントチェロの出力端子に接続して使用できるらしい。これも同時に購入。Yt200

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2007年10月25日 (木)

アッコード

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チェロのレッスン日

今日も先週に続いてバッハの無伴奏チェロ組曲第3番「ブーレ」の最初のさわりの部分の練習。この曲で重音(アッコード)がはじめて出てくる。 移弦したときに弦と弓の角度がきちんと定まらないので、隣の弦に触れてしまう。ゆっくりと確かめながら練習。 アッコードがピシッと決まったときのチェロの音は、いいもんだ。

ヨー・ヨー・マの弾くCDと比べてみましたが、もちろんぜんぜん違います。私が弾くのとは別の曲みたいです。でも少しは自分でもいい名と思う箇所もあり、まあまあ満足して弾いています。

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2007年9月 6日 (木)

チェロのレッスン

台風の風と雨の中、久しぶりにチェロのレッスンに行きました。先生やクラスの仲間が笑顔で迎えてくれ、「痩せたねぇ。だけど元気そうでよかった」 と。そういえばすい臓がんの告知を受けて手術日も決めた当日も雨の中をチェロのレッスンに行ったのでした。これがもう3ヶ月前。 早いものです。無事に生 還した宇宙飛行士の気分。

今日からレッスンはアドバンスコースになります。テキストも変わって、ハイドンの「驚愕」が今日のメイン。ハ長調の音階も2オクターブまでが必要で、頻繁にポジション移動が必要になります。 しかし、指は覚えているもんなんですね。結構みんなについて弾くことができました。

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2007年9月 4日 (火)

3ヶ月ぶりのチェロ

抗がん剤ジェムザールの投与。先週は白血球数が2000に下がっていたため投与を中止したが、今日は4100まで回復していた。ただ、念のためジェ ムザールを通常の90%-180CCに減らして投与した。少しからだがだるくて午後はずっとベッドに伏せていた。この状態で投与が続けられることを願うば かりだ。

相変わらず食後の神経性下痢は続いている。アヘンチンキを服用していれば少しは症状が緩和されるが、これがないと相当な下痢に悩まされることにな る。先週の出張にはアヘンチンキを持っていくのを忘れてしまい、食後の腹痛と下痢には大いに困惑した。逆にこの薬の効能には改めて感謝することになった。


退院後初めてチェロを弾いた。3ヶ月ぶりだったが指は音階をちゃんと覚えていた。とりあえず音階を一通り、それから何曲か弾いてみた。指板に左指を 押し当てると楽器の裏板が丁度手術の傷跡に当たる。どうかなと思っていたが、痛みもなく大丈夫だ。内臓に響く感じが以前とは少し違うような気がするが、ひ とつの臓器がなくなったのだから当たり前かもしれない。これなら今週からレッスンに出られそうだ。「閑にあって自分と向きあう」こんな生き方が理想だと思 う。


宮原治雄の「丸山真男-日本の思想精読」を読む。「である」ことと「する」こと-丸山のもっとも有名なエッセイの部分から読み進める。

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