旅行・地域

2009年6月26日 (金)

講演会のご案内

城南緩和ケア研究会主催の「第2回城南緩和ケア 市民のつどい」の講師Sympo7_2として招かれ、講演をすることになりました。
私の講演内容としては以下のようなものを予定しています。

がん患者のためのインターネット活用術

  • 検索にはFirefox、Googleを使う
  • Firefoxのアドオンで広告をブロックする
  • AND,OR,NOT,ドメイン指定検索など
  • 「ワンダーホイール」でキーワードを探す
  • Googleニュースでがんのニュースを効率よくチェック
  • Googleリーダーで気になるブログの更新を知る
  • ブックマーク(お気に入り)の自動巡回
  • 英文情報を効率よくチェックする:Firefoxのアドオンと英辞郎
  • 東京都図書館の横断検索、患者図書館
  • 情報の保存:紙copi
  • 情報の整理:マインドマップ
  • 意志決定   :AHP(階層化意志決定法)で治療方針を決める

私のがんと闘う戦略

  • 自分が作ったがんは自分が治す:責任を取る
  • 「魔法の弾丸」を探して人生の時間を浪費するな
  • がんと如何に向き合うかは、人生を如何に生きるかということ
  • 良寛や老子から学んだ死生観
  • 高価なサプリメントは偽物だと思え。安価なものならダメモトで使ってみる
  • 心の有り様ががんの予後を左右する最大の要因である
  • 実存的転換が奇跡的な治癒を起こすことがある
  • ファイティングスピリッツは大事だが、つまずいたときには脆い
  • 治ることに希望を持つ。しかし「希望」が「執着」にならないように

このブログを書くために、インターネットでいろいろな情報を検索していますが、そうしたいわば裏のテクニックを紹介して、がん患者がインターネットから有益な情報を効率よく拾い出すための参考になるような方法を紹介します。
また、膵臓がんになってから2年間の活動を通して、がんと共に生きる心構えをどのようにして築くことができたのか、そうした内容のお話をしたいと考えています。(時間が足りないと思うけど)


城南緩和ケア 市民のつどいのお知らせ

日 時:2009年7月25日(土)14:00-16:30(開場13:30)
          先着200名 *事前申し込み不要
          参加費:1,000円

会 場:142-8555 東京都品川区旗の台1-5-8
    昭和大学 4号館 6階600講義室 03-3784-8000(代表)
 交通案内 東急池上線・大井町線 旗の台 下車池上線ホーム端の東口より徒歩10分
 アクセス
 旗の台駅立体図
 大学構内地図

開催趣旨:市民の方と城南地域での緩和ケアについて考えてみたいと思います。
    緩和ケアを正しく理解し、上手に緩和ケアを利用しましょう。

プログラム
 第1部 14:00-
    特別講演1「がんについての情報活用」
     川上祥子 NPO法人キャンサーネットジャパン広報担当理事
     がんに関するあらゆる情報の入手方法や様々なリソースの利用

    特別講演2「がんと共に生きる~がんの診断を受けさまざまな選択の中で~」
     木下義高
 第2部 15:20-
    模擬相談会「緩和ケアを考えるとき」
     ある病院でがん治療をうけていたところ、「積極的な治療は難しく、近くで
     緩和ケアを受けられるところを探してください」と病院スタッフに言われ困
     っている事例を想定し、城南地域の各窓口の専門家のアドバイスを聞いてみ
     たいと思います。
    コメンテーター
     市民代表 藤原瑠美 ホスピタリティ☆プラネット
    模擬アドバイザー
     がん相談支援センター 小澤桂子 NTT東日本関東病院 がん看護専門看護師
     緩和ケア病棟相談窓口 川畑正博 東京厚生年金病院 緩和ケア科部長
     町のお医者さん    鈴木 央 鈴木内科医院 副院長
     ケアマネージャー   池田麻理 おもて参道ケアプランセンター所長    
主 催:城南緩和ケア研究会

お問い合わせ:FAX 03-6362-3546
茅根義和 東芝病院 緩和ケア科科長
梅田恵    緩和ケアパートナーズ

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2009年4月30日 (木)

安房温泉 紀伊乃國屋

_mg_1734 南房の安房温泉へ。今日から、首都高速を経由しても高速道路が「どこまで行っても1000円」。相当の渋滞を覚悟して出かけたが、カーナビのスマートループ情報を見る限りは、海ほたるもほとんど渋滞はない様子。先日の土日は海ほたるで渋滞20キロ_mg_1726 と報道されていたが、気が抜けるようにあっさりと千葉県側に。内房線保田駅前の「らかん寿司 松月」をカーナビにインプットして自宅から1時間15分で到着。 地元の漁協で水揚げされたネタしか使わないというこの店。「店長_mg_1735 おすすめ握り」を注文したが、う~~ん 東京で食う寿司とは味が違う。シャリもコシがあり、絶妙な味加減。なによりネタが新鮮で冷凍物のネタにありがちな水くささがない。タイの幼魚?、アオリイカにヤリイカ、ホウボウも美味かった。地元の魚だけなので、マグロのトロなんかはな_mg_1741 い。

日本寺へ。こんなにきつい石段が続くとは予想 外で、登っても登っても階段が途切れない。妻はぶーぶーと文句を言うし、足はもつれるしで、やっと汗まみ れで鋸山の山頂へ。地獄のぞきは迫力があ_mg_1810 りました。

国道127号線は、東京方面へ買える車で大渋滞ですが、我々は逆方向をすいすいと安房勝山へ向かいます。宿の紀伊乃國屋は4月25日から営業をしている増築した別館を予約しておいた。この宿も「一の宿俱楽部」のメンバーです。いい宿が多くて、当たり外れがないので、ここ数年は「一の宿俱楽部」の旅館だけです。

_mg_1795 露天風呂月に足湯付き。もちろん部屋は真新しくてまだ木の香りがします。肌がすべすべとし、風呂上が りもいつまでもぽかぽかと芯から暖かい湯でした。
夕食前に海岸で浦賀水道に沈む夕日をみながら、哲学的思考にふける・・・ようなことはなく、ただひたすらシャッターを押していました。

料理長が部屋まで来ていただき、目の前で活きた伊勢エビを盛りつけるパフP1000456ォーマンスを披露していただき、その甘みのある伊勢エビを口の中へ。最高の贅沢でした。去年の夏新潟までドライブしたときは結構疲れたが、今回は「山登り」もしたが、それほどの疲労を感じませんでした。少しずつ手術後の体力が付いてきているのかもしれません。 体重も増えているし。

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2008年11月28日 (金)

三重路の紅葉

先週に三重県内の紅葉の名所といわれるところを訪れてきました。
車で往復1000キロの旅、事前にカーナビに地点データを登録して出かけました。

最初はいなべ市の聖宝寺。週末からライトアップされるということでしたが、まだ少し紅葉の見頃とは言えない状態。それに紅葉する木も少ないようでした。「名所」というには寂しい感じです。次に朝明渓谷を目指しましたが、途中にあった三重県民の森が良さそうで、入ってみました。全般に赤い紅葉は少なく、楓などの黄色の紅葉が盛りでした。

次は伊賀町の白藤の滝。ここは残念ながらほとんど紅葉していません。早々に切り上げて伊賀上野の宿へ。ここは松尾芭蕉の生地です。芭蕉翁記念館を訪問。芭蕉祭特別展「書と画の世界」を開催中でした。

翌日は赤目四十八滝へ。曇り空で今にも雨が降りそうなあいにくの天気です。今回の撮影旅行ではここが一番でした。フォトコンテストの入賞作品の掲示もありました。

遊歩道から渓谷を登ってたくさんの滝を見て歩いていると、ひんやりとすがすがしい空気と森林のオゾンに癒される気がします。老子の第六章を思い出しました。

成象第六
谷神不死。是謂玄牝。玄牝之門。是謂天地根。綿綿若存、用之不勤。

谷神(こくしん)は死なず。これを玄牝(げんぴん)と謂う。玄牝の門、これを天地の根(こん)と謂う。綿綿(めんめん)として存するごとく、これを用いて勤(きん)せず。

加島祥造の現代訳だとこうなります。

第6章 神秘な女体

道(タオ)の満ちた
谷にいる神は、
決して死なないのさ。
それは、
すべてを産みだす
神秘な女体と
言えるものなんだ。
その門をくぐってゆくと
天地の根っこに達する。

宇宙と、紅葉の渓谷がリズムを合わせてエネルギーを発散しているようで、そのエネルギーが、私のがん細胞に働きかけて、悪い部分を深呼吸とともにはき出してくれます。そんなイメージを保ちながら気持ちのいい汗をかいて、少しは雰囲気を伝えられるショットが撮れたかもしれません。

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2008年7月 7日 (月)

良寛の旅

妻の里での法要のため土日にかけて新潟に行ってきました。
昨日までは肌寒いほどの気温だったそうですが、当日は30度を超える真夏のような暑さでした。しかし都会の暑さとは違いますね。法要の為に襖・障子をすべて開け放った部屋は風が通り抜けて気持ちのよい暑さです。

Photo 夜は近くの岩室温泉の「高島屋」に宿をとりました。江戸時代の庄屋屋敷を本館にした落ち着いた宿ですが、内部は改装されて近代的な装いです。桧の露天ぶろ付きの部屋は書斎も付いていて、私は露天風呂と書斎で読みかけていた読書の続きです。先月はこの宿で79期棋聖戦が羽生二冠と佐藤棋聖との対戦があったそうですが、ゆっくりと流れる時間を過ごすことができて命が伸びそうです。

夕食後、宿から10分ほどの祓川という沢に源氏ボタルがたくさん出るというのでカメラを担いで出かけました。「冬妻(ひよつま)のほたる祭り」としてイベントになっています。「ふゆつま」でなく「ひよつま」と読むそうです。Photo_2

こんなにたくさんの蛍を見たのは50年ぶりでしょうか。東京生まれの妻は初めてホタルの実物を見たと感動しています。ISO感度 を1600、シャッターを開放にして30~60秒の露光でうまく撮れました。きれいな川で一年かけて成虫になりますが、一瞬の命。ホタルは成虫になると一切の食べ物はとらず、水だけだといいます。命を次につなぐ、ただそれだけのための「光」。人間とて何の違いもありません。

岩室温泉近くの「夏井のハザ木」をみて弥彦神社へ。ハザ木は稲をかけて乾燥させるための木ですが、最近はあまり使われることもないようです。田圃はまだ稲穂は青々としていました。

Photo_3良寛が20年住んだという国上山の五合庵へ。ここには10年ほど前の冬に来たことがありますが、雪の山道に難儀しました。良寛の住んだ当時の越後の冬はもっと厳しかったはずです。今回は夏のような暑さの中で山道を息を切らせながらの上り下りでした。昨年の入院 中のこのブログに良寛の詩を書いていました。7月15日のちょうど台風4号が上陸した時です。当時は、ベッドで足を延ばすことができる、外は雨、私はこうして手術も終わって生きている。ただそれだけで満たされた幸せな気分になったものでした。

五合庵でボランティア僧・良寛に思いをはせました。多くを望まないほうがよい、欲が出るから迷いが生じるのです。生きることも欲

騰々(とうとう) 天真に任す
囊中(のうちゅう) 三升のPhoto_4
炉辺 一束の薪
誰か問わん 迷悟の跡
何ぞ知らん 名利の塵
夜雨 草庵の裡
雙脚(そうきゃく) 等閑(とうかん)に伸ばす

出雲崎の良寛生誕の地と良寛記念館を見学。良寛記念館に中野孝次の最後の著作「良寛に生きて死す」があったので、「天上大風」の書とともに購入しました。
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往復700キロの運転は、さすがに若くない身には堪えました。

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2008年2月25日 (月)

伊香保・四万温泉のはしご

Photo 「伊香保温泉の石段街を見てないよね」との妻の話題がきっかけで、「よし、伊香保に行こう」となった。伊香保ならやはり「黄金の湯」だろう。2004年に地下水を沸かしただけで「温泉」と偽っていたことが報道された伊香保温泉だ。その後「温泉」の定義をめぐってマスコミでも報道されたが、伊香保の「白銀の湯」も結局は水道水と大差ないそうだ。
伊香保温泉も一歩路地に入ると店じまいした土産物屋・写真館や遊技場がたくさんある。伝統によりかかるだけでは国内の観光地は生き残れないようだ。Photo_2

黄金の湯の「古久屋」に予約が取れた。ついでに四万温泉もとなって温泉のはしごだ。

春一番が台風並みの嵐になって関越道を渋川伊香保で降りることには雪になってきた。「竹久夢二伊香保記念館」につく頃には吹雪模様に。『夢二の絵の少女真似て、矢絣を着ています~~~』との歌詞が脳裏に浮かぶ。「黒船屋」をはじめ「婦人グラフ」に掲載された夢二の絵や書を堪能して大正ロマンに浸る。

携帯に妹からメールが入った。伊丹から千歳に行く飛行機が、この大雪で千歳に降りられずに羽田に降りるが、宿がないという。甥が北大の獣医学部を受験するのに付き添って二人で札幌に向かっているのだとのこと。われわれ夫婦も旅行中だから我が家に呼ぶこともできない。大急ぎで携帯から都内と神奈川のホテルを探したが、すべて満室だ。数時間格闘した末に、妹から何とか横浜で取れたという連絡が入った。やれやれだ。

翌日は榛名湖へ。ワカサギ釣りの客で氷結した湖面はたくさんの釣り人。榛名山から吹き降ろす北風が草原の雪を舞い上げて煙のように流してゆく。

水沢観音に立ち寄ってから四万温泉へ。途中凍結したトンネル内で前を走っていた車がスリップして対向車線に横滑りした。ひやっとしたが幸い対向車がなくて無事。肝を冷やしたのだろうか、運転手はハザードランプを点灯して止まった。道路の雪はなくなっていたが、橋の上やトンネル内はまだ凍結している。こんな状態の時が一番危ない。私はスタッドレスを履いていてエンジンブレーキをかけながらトンネルに入ったので安定した走りができていたが、前の車は普通タイヤだったのかもしれない。

四万温泉は一番奥の「鶴屋」旅館。17部屋ほどのこじんまりした宿。貸切露天風呂の「観月の湯」と「鹿覗きの湯」がすばらしい。

伊香保と四万温泉の宿の比較。伊香保は黄金の湯を曳いた由緒のある宿だが、どうもサービスがマンネリだと感じた。たとえば四万温泉の「鶴屋」では、翌朝布団を上げるときにシーツだけではなく掛け布団のカバーまで取り替えていた。したがって布団もパリッと糊のきいた気持ちの良いものだった。一方で伊香保の「古久屋」ではシーツと枕カバーしか取り替えなかった。料理も吸い物など温かいものが出てくるのは四万温泉の鶴屋のほうだ。夫婦それぞれに部屋の鍵を用意してあったのも鶴屋だった。温泉では夫婦で風呂に入るとき、出る時間を打ち合わせたりするに不便を感じていたが、部屋のかぎが二つあればそんな心配がいらない。こうした心配りができるかどうかが宿のサービスの質だろう。これまで部屋の鍵を二つ渡されたのは安曇野の河昌とここ鶴屋だけだった。伊豆の修善寺で新井旅館という超老舗宿にも泊まったが、老舗宿というのはどこか名の売れていることに胡坐をかいてよりかかっているのではないかと思われる。客へのサービスが今一つだなぁという気がする。部屋がたくさんある宿も一般的にサービスが行き届いていないことが多い。

帰りに奥四万湖。ダム湖の雪景色をカメラに収めて帰途に就いた。途中の四万甌穴近くで鶴屋が営業している「森のカフェ」でコーヒーと、宿でも出てきた料理長の手作り羊羹を。Photo_3

鶴屋の関社長が「奇跡の軌跡」という本を出版されている。名もない山奥の湯治場四万温泉の宿のせがれ手して生まれた関さんが、倒産寸前だった鶴屋をたてなおし、四万温泉でも人気の宿にするまでの軌跡を描かれている。社長のブログもある。
こうしたエネルギーが宿のサービスや心遣いに表れているのだと思う。ぜひまた行きたい宿が一つ増えた。「四万温泉 鹿覗きの湯 鶴屋

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2007年10月 7日 (日)

快気祝いの伊豆旅行

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6,7日と夫婦で「快気祝」の伊豆旅行に行った。最初の計画では9月中に房総方面の予定だったが、修善寺の古い宿に泊まりたいという妻の希望で、運よく新井旅館で予約が取れたので。

羽田から高速に入り、横浜新道、保土ヶ谷バイパス経由で横浜町田インターから東名高速に入った。東名が川崎から海老名付近まで渋滞していることを事前に確認していたので、環八経由は止めて横浜経由にしたが、横浜町田からほんの少し渋滞に入っただけだったから正解だった。

_mg_0546 3時のチェックインに宿に入った。新井旅館は横山大観・川端龍子・安田靫彦らのたくさんの文人が宿泊した宿で、我々が泊まった「桐の棟」は池に面し てまるで舟遊びをしているかのような風情がする部屋だった。国の登録文化財であり数寄屋造りの大正3年の建築だという。ここには安田靫彦が好んで泊まった そうだ。

館内には風呂も露天風呂、天平風呂など4種類ある。

出かける前には料理を残さず食べられるか心配で、残ったら持って帰ろうかと言っていたのだが、ゆっくりと時間を掛けてなんとか片付けることができた。12月の紅葉の時期はさぞ見事だろうと想像させる銀杏がたくさんある。

翌日は達磨山からの富士山を見て、旧道の天城トンネルに立ち寄って早めに帰宅した。

往復250キロのドライブだったが、結構疲れた。まだまだ入院前の体力はないことを思い知らされた。

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