経済・政治・国際

2017年7月 2日 (日)

おごる平家は久しからず

都議選の開票が進んでいるが、自民党の歴史的大敗が確実です。

5月の国民健康保険料をみて、ビックリした。「なんでこんなに上がるんだ!」しかも前年の所得は減っているのに。
石原知事以来の23区への補助金減らしで、国保料はどんどん上がってきた。小池知事もその路線を引き継いで、オリンピックや外環道への税金は増やすが、社会や福祉予算は石原都政の路線を継続している。小池百合子や都民ファーストには期待はできない。

期待はできないが、今は、おごり高ぶった安倍晋三にNO!を突きつけることが優先だ。

ひどかったからなぁ。三本の矢だのアベノミクスだのと言っても庶民の暮らしが良くなった実感はない。苦しくなるばかり。一方で安倍さんの「お友達のための政治」があからさま。その言い訳も白々しい。

「このハゲ~ー・・・」が相当効いたのだろう。

ミニスカートにハイヒールで戦車に乗るような防衛大臣。弁護士らしからぬ法律オンチ。
「誤解を与えたとしたら、取り消します」って、誤解する方が悪いってことか。

自民党支持層の半分が都民ファーストに流れたということは、保守層からも愛想を尽かされたと言うこと。天皇陛下へのあからさまな侮蔑の態度も影響したに違いない。

これで安倍のめざした「美しい日本」「戦前への回帰」「憲法改定(改悪)」が阻止できるのなら歓迎である。

政治は一寸先が闇。複雑系だから。庶民の一撃(蝶の羽ばたき)が政治を動かす(トルネードを巻き起こす)こともあるんだ。

図に乗っていると、しっぺ返しを食らうのは世の常です。

2017年4月25日 (火)

東北だったからまし 発言

今村復興大臣の発言。「これはまだ東北で、あっちの方だったから良かった。これがもっと首都圏に近かったりすると、莫大なですね、甚大な被害があったと思う」

つい日ごろの本音が出ただけだよなぁ。被災者に寄り添うべき復興大臣としては、とんでもないミス人事。

この大臣の発言、続いて「社会資本などの毀損も、いろんな勘定のしかたがあるが25兆円という数字もある。これは、まだ東北のほうだったからよかったが、もっと首都圏に近かったりするとばく大な額になる」

つまり、彼が「被害」と言っているのはお金のこと。亡くなった方とか心に傷を負った方のことを言っているんじゃないですね。そんなものは「被害」の範疇に入っていない、彼の頭では。

同席してた安倍総理、すぐに謝罪したそうだが、その場で解任すべきだったよ。しかしまぁ、次から次へと、長靴なくておんぶの方とか、出てくるよなぁ。

ミサイルが飛んできたら、地面に伏せて頭を押さえろ? 戦中の「焼夷弾が落ちてきたら防空ずきんをかぶって・・・」に通じる。

諸岡カリーマが東京新聞のコラムに、アルカイダの幹部がこのように語ったと書いている。

標的として、当初はいくつかの原子力発電所が候補に挙がった。だが収拾がつかなくなる可能性があるので、やめた。今のところは

金正恩がこの程度の思慮分別さえも持っているかどうかは怪しい。岩国や横須賀よりも美浜、大飯、高浜を狙った方が、距離が近いだけに命中精度は高いだろう。それに原発の建屋は頑丈に作られているが、天井は弱点。厚いコンクリートなど打てやしない。しかし、ミサイルは上から落ちてくる。偏西風は西には吹かないのだから北朝鮮は放射能の心配は要らない。

それにしても危機を煽りすぎじゃないのか。戦争は外交が頓挫したときの最後の手段ではないのか。

2017年4月 8日 (土)

臨床研究法が成立

7日の参議院において、臨床研究法が全会一致で可決成立しました。

2013~14年に相次いで発覚した「ディオバン事件」や武田薬品工業による高血圧治療薬の不適切事例をはじめとする研究不正を機につくられた臨床研究法。

製薬企業の資金提供を受けて実施する臨床研究と、未承認または適応外の医薬品を用いる臨床研究を「特定臨床研究」と定め、規制の対象としています。

今日の一冊(70)『悪の製薬:製薬業界と新薬開発がわたしたちにしていること』でも紹介したように、製薬企業の資金提供を受けた臨床試験は、そうでないものよりも統計的有意差が「でやすい」という研究があります。

臨床試験が正しく行われ正しく発表されなければ、EBMもガイドラインも信頼性がなく、結局は患者の治療を誤った方向に導くことになります。

診療試験の実施者には計画と届出を、製薬企業には資金提供状況の公開を義務づけた臨床研究法が成立したことは、諸外国に比べて著しく遅れていた日本の臨床試験公開制度に一定の前進となるものです。

この法律が成立したら、医師らの負担が増え、統計解析を担っている生物統計家が萎縮して、臨床研究が撲滅するとの論調もあります。しかし、諸外国では行われている制度なのに、日本だけが実施できないということは無理筋でしょう。

医者が統計を知らなすぎることも一因でしょうね。医師の教育プログラムには統計学はないに等しいのだから、医者が統計オンチなのは仕方がないのかもしれません。従って製薬企業の統計専門家の援助がなければ、試験結果の解析もできない。資金も製薬企業からとなれば、そりゃ否定的な結果は出しづらくなることは想像に難くない。

研究の届出だけでなく、さらに言えば、否定的な研究結果も含めて、全ての研究結果を2年以内に公表することも義務づけるべきでしょう。「公表バイアス」をなくさなければ、EBMの基礎がゆがんでしまうのですから。

2017年3月24日 (金)

国会中継がおもしろかったな

久しぶりにテレビに釘付けでした。例の籠池氏の国会での承認質問の実況中継。午前中の参議院、午後の衆議院、夜の外国特派員協会での記者会見もニコニコ動画で、ずっと録画しながら見てました。

下手なドラマよりはよほど手に汗握る展開でしたね。ロッキード事件以来じゃないだろうか。

もちろん籠池氏の思想や主張には、まったく賛同できません。園児に教育勅語を暗誦させて、運動会で安倍総理がんばれ!なんて、思想教育であり、ここは北朝鮮か?美しい瑞穂の国って、こういう未来なのかと思うばかりです。

しかし、証人としての籠池氏は立派だったね。なにかもう「これ以上失うものはない」と踏ん切れたのか、発言によどみがない。普通何かをごまかそうとしているときには、言葉がつっかえたり、言いよどんだりするものだが、彼の態度にはそれが感じられない。

編集されたニュース番組ではなく、生の映像の怖さでしょうね。誰が嘘を言っているのか、一目瞭然ですわ。この感覚が大事です。官僚たちの木で鼻を括ったような答弁には、理路整然とはしていても真実も誠意も見えない。

一方で自民党や維新、公明党の議員の質問は劣悪の極み。頭が悪くて程度が低い。恫喝するだけ。籠池氏を「変な大阪のおっさん」と印象づけようとしたが頓挫。

しかし、不思議な光景だ。籠池氏の思想に反対する立場の民進党や共産党の議員が、証人の人格を尊重して紳士的に適格に質問をし、籠池氏の思想に近いはずの与党の議員がやくざのように恫喝する。

トカゲの尻尾にも意地があるということだろう。

「松井知事が梯子をかけてやったのに、あんたが勝手に梯子から落ちた」は、傑作でしたね。「梯子をかけた」かどうかが、いま問題になっているのに、自爆スイッチを押してしまった維新の下地議員、今頃仲間から袋だたきに遭っているんじゃなかろうか。

いやー、痛快でした。NHKの受信料、払ってやろう。

2017年3月18日 (土)

次から次から、よいうもまぁ

森友学園問題、1ヶ月前には「なんでマスコミが取りあげないのだ?」と文句を言ってたのだが、このところ話題沸騰です。絵になるしキャラが立っている。視聴率を稼げるとなると、政府の恫喝も効果なしだね。

「アンダー・コントロール」から始まって、「嘘も百編繰り返せば真実だ」とのごとく、政治家の言葉に重みがなくなった。「嘘ではない、記憶に従って述べただけ」でごまかせると思っているわけだ。それが弁護士資格を持った防衛大臣だと言うから呆れる。

政治の右への流れに上手く乗っかって、旨い汁を吸おうとした連中が、いざ旗色が悪いとなると、籠池氏に全てをなすくりつけて遁走しようとしている。「自称愛国者」はなんとも逃げ足は速い。膵臓がんも足が速いが、彼らの足元には及ばないよな。

「100万円の寄付をした記憶はありません」って、おいおい、庶民は曖昧な言い方はしないよ。「100万円? 寄付なんぞしてません」だよね。一般論として、断定した物言いをしないときにはなにがしかの後ろめたさが有るものだ。自衛隊の日報しかり、都合の悪いものは隠せ、なかったことにしろ。嘘をつくときには堂々と自信たっぷりに嘘をはけ、というわけだ。

昨今の状況をひと言で言えば、安倍政権の考えていそうなことを、先回りして忖度すればポイントが付与され、いずれおこぼれが回ってくるという、「政治のポイント化」ではないか。

こんな風潮、長く続くはずがない。オリンピックは安倍総理で開催できないかもしれんな。

石原慎太郎の百条委員会出席が霞んできた。

それにしても、ニュースを見る度に脱力する。

2017年3月 2日 (木)

森友事件

クロだよね。誰が見たって。安倍晋三を支持するかしないかには関係ない。権力の中枢に近い人物だけが得をするようなのがだめなんだ。韓国の朴大統領はそれで権力停止になっている。

森友幼稚園の運動会での園児の宣誓は「北朝鮮か?」と思うくらいにおどろおどろしい。いったんことあれば国のために命を捨てよという教育勅語の信奉者、自称愛国者が、実は自己の利益だけを考えているのだから、教育勅語をもう一度読みなおした方が良くはないか。これ皮肉だが。

ロッキード事件ならぬ「アッキード事件」と言われだしたが、安倍昭恵さんって不思議なキャラクターだなぁ。

反原発らしきことを言い、沖縄辺野古の基地反対運動を視察し、曾野綾子氏とカンボジアの地雷撤去を見に行ったり、ミャンマーに寺子屋を作る運動に関わり、居酒屋「UZU」を経営するかと思えば、「水にありがとう」の江本勝氏に共鳴したり、大麻の国内栽培を合法化せよという運動に関わったり。

それらが戦前の軍国主義を支えた教育勅語肯定とどのように関わるのか、さっぱり理解できない。

企業でもバカでなければ出世できないし、政治家になろうということが既に一般人の感覚とはかけ離れている国だから、堂々とウソをつけるバカが政治家になってしまう。

2017年1月24日 (火)

想定外で行くつもり

Photo

しかし、なんだねぇ。トランプさん、あいかわらず物議を醸す人です。
彼の言葉遣いは問題だが、言っている内容は納得できる部分もある。TPPからの離脱、雇用を守って中間層の生活を引き上げる。要するに、世界的企業優先のグローバリズムから距離を置こうということでしょう。経済はグローバル企業のためにあるのではなく、庶民のためのものだということなら、納得できます。

一方で、政府のブレーンにそのグローバル企業を代表する人物を据えるという、言行不一致が目につきます。女性蔑視の発言も問題だし。

グローバル化が資本主義の避けられない本質なら、グローバル化を否定するトランプ大統領は「資本主義の終焉」を目指しているのですかね。そうかもしれない。

これからは「想定外」のことが頻繁に起きるでしょう。日本の安倍総理、どうするんでしょうかね。

この国の行く末も想定外、私の老後も想定外で、まぁ、ケセラセラで行くつもりです。

2016年11月 9日 (水)

トランプ大統領誕生

マッチ絵の家


やはりトランプか。今後は世界が変るね。

英国のEU離脱に続いての「まさか」の連続。いずれも反グローバリゼーションの勝利との側面が強い。

ヒラリーでは先が見えていた。TPP反対とは言っているが、当選したらひっくり返すことは自明のことだと思われていた。その点、トランプは先が見えない。よい方へ変るのか、いっそう悪くなるのかも見通せないが、グローバル資本主義で貧富の差が拡大したことを、米国の有権者は拒否したのだろう。

ヒラリーの選挙資金はグローバル企業からだから、彼らの利益に反することができるはずがない。消去法でトランプを選んだということだろう。

しかし、出口調査のインタビューを見ていると、米国の有権者はよく考えているね。日本の出口調査で答える有権者とは大違い。民主主義に対するレベルが違う。悩んだ末での選択だとよく分かる。

民主党もサンダースにしておけば勝てたかもしれないのに、世論を見誤った。サンダースの支持者の多くがトランプに投票すると、以前からいわれていたが、その通りになったのだろう。

取りあえず、明日の株価は暴落だろう。円高で自動車業界なども赤字に転落。年金資金を株につぎ込んでいるが、我々の年金も破綻するかもしれない。

世界は変る。良くも悪くも。たいへんな時代になるだろう。その覚悟で生きていかざるを得ない。

在日米軍の駐留費を全額負担せよと言うトランプ氏だが、それなら米軍は日本から出て行ってもらえばよい。北朝鮮、中国相手なら自衛隊だけで大丈夫だろう。その前に、戦争とは外交の失敗による結果である、のだから、問題は外交で解決する努力を怠らないことだ。

アメリカは「もう世界の憲兵は辞~めた」と言っているのに、親分が投げ出した役割の一部を肩代わりしようという安倍さん。大丈夫か?

2016年8月12日 (金)

天皇の「お言葉」はがんサバイバーの終活

天皇の談話(いわゆる「お言葉」)に対して、いろいろな意見があるが、81%が生前退位に賛成している。

全文をじっくりと読んだけど、すばらしい文章力だし、考え抜かれている。なによりも物事に真摯に向き合い、言葉が、私の意思を理解して欲しいという熱情にあふれている。昨今の政治家の言質を取られないための、何の内容もない発言ばかりを聴かされ続けた身には、誠に新鮮であった。

現天皇ほど、憲法の精神を具現化し、尊重しようとして者はいない。折に触れて先の大戦の反省や平和への思いを、皇后や皇太子も含めて語っている。戦前の「絶対主義的天皇制」に戻してはならないと覚悟している。政治に翻弄されることだけは避けたいと。

いろんな見方や意見があるが、私は「がんサバイバーの終活」と受け取った。前立腺がんの手術をされ、再発防止のためにホルモン療法を受けているのだから、骨密度も低下しているだろう。このままでは体力的に相当きついはずだ。
人生をどのように終わらせるのが良いのか、皇太子をはじめ皇族の将来のことも含めて、良く熟慮された結果であろう。そして国民に対して、象徴天皇制を安定的に続けるためには「生前退位」が必要だと説いている。

天皇崩御に際して、一年以上続く行事やそれにともなう社会の停滞に対して憂慮されている。

始めにも述べましたように、憲法の下、天皇は国政に関する権能を有しません。そうした中で、このたび我が国の長い天皇の歴史を改めて振り返りつつ、これからも皇室がどのような時にも国民と共にあり、相たずさえてこの国の未来を築いていけるよう、そして象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくことをひとえに念じ、ここに私の気持ちをお話しいたしました。 

国民の理解を得られることを、切に願っています。

と締めくくられている。

憲法に定める象徴天皇制を安定的に継続するために「お考え」を述べられた。最後に国民に対して「さあ、次は貴方たち国民の番ですよ。よく考えてね」とバトンを渡された。

生前退位に、あの日本会議のメンバーが猛反発している。 「生前退位は国体の破壊に繋がる」など久しぶりに「国体」という言葉を聞いた。

「国体」は万世一系の神聖な天皇こそが日本の国家の精神的な支柱であるとし、そのような存在として天皇崇敬を鼓吹し、そこに「美しい日本の国柄」を見ようとする理念である。現天皇は、そのような「国体」よりも、象徴天皇の現制度のもとで、個人としての在り方、終活を模索されている。

安倍政権は「有識者会議」を設けようとしているが、これは引き延ばし策だろう。彼らは生前退位は認めたくない日本会議のメンバーであり、万世一系の神聖な天皇、戦前の絶対主義的天皇制を理想としているのであるから、あれやこれやの策を弄するだろうが、そうすれば国民の支持を失うことになる。

天皇陛下、なかなかの策略家です。すぐに皇室典範を改定して生前退位ができるようにすべきです。憲法改正せずともできます。

天皇制とは残酷な制度です。天皇には職業選択の自由も居住地域の自由もない。結婚の自由も全面的の担保されているとは言いがたい。普通の基本的人権が認められていない方々です。その制度のなかで生きざるを得ない。全体のために(天皇)個人が犠牲になる、民主主義に反する制度です。

2016年7月23日 (土)

病み上がり

今週はある雑誌から依頼された原稿を仕上げるのに四苦八苦だった。やっと終わった。がん関係の原稿ではないのでこれ以上は取り上げないけど、費やした時間の割には原稿料は微々たるものだ。

小池百合子候補の「病み上がり」発言、どうかと思うね。がん患者は治ることに必死になっているのだが、完治しても「病み上がり」と言われたらかちんとくるわな。

小池氏の公約「シニアも、障がい者もいきいき生活できる、活躍できる首都・東京」が泣いている。

最初、『言ったかどうか忘れた』としらを切っていた。証拠を突き付けられると『あれは励ますつもりで言った』と言い訳をする。

無意識に出たならなおさら、がん患者を差別と偏見で見ている。不倫騒動で参院選挙への立候補はやめたけど、乙武洋匡氏が仮に都知事に立候補しても同じように「個人と公人は違う。差別とか偏見とか甘えたこと言うな」と言えるのかな、小林よしのり。

体力がなければ都知事は務まらないって、石原慎太郎はほとんど登庁していないよね。鈴木俊一元都知事は「90歳まで現役」とか言っていたが、それも気持ちが悪い。

「がん」は特別な病気ではない。しかし、いまだに「がん=再発、死」というイメージが強いのは、テレビで悲劇のドラマに使うには「がん」特に「膵臓がん」が取り上げられてきたせいだろう。

サラリーマンのがん患者は30%が依願退職し、4%が解雇されていると言うのも、こうした偏見が根強く残っているからだ。

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