膵臓癌の知識・情報

2017年3月25日 (土)

第5回『すい臓がんカフェ』開店します。

【拡散歓迎】

Kaiten

【日 時】2017年4月23日(日) 13:10~16:30 (開場12:50ごろ)
【場 所】JR京浜東北根岸線 大森駅東口から徒歩4分
       Luz大森 4階 入新井集会室(大集会室)
【参加費】300円
【定 員】70名
【体験談講演】ハマリョウ『初回手術から7年、2度の再発・再手術から学んだこと』

申込みの受付は4月1日17時より開始します。

参加を希望される方は、こちらのオフィシャルサイトから申込みをお願いします。

2017年3月22日 (水)

【訃報】田中雅博師死去

末期の膵臓がんであり、医師で僧侶でもあった田中雅博師が、21日に亡くなったと報じられています。

2014年10月にステージⅣbの膵臓がんと診断され、手術はしたが、肝臓への転移も見つかった。抗がん剤治療を続けたが効果は芳しくなく、「来年の3月の誕生日を迎えられる確率は非常に小さい。もう少しで死ぬという事実を直視しています」と述べておられた。それが3度目の誕生月までがんばってこられた。

もう少し生きられそうだと、この間精力的に死と仏教について連載を続け、末期のがん患者に生と死、生きる意味を自らの体験として語り続けてこられた。

医師でもある田中師に、善意から民間療法を勧めてくる人もいたそうだ。

私が現代医学では治癒不可能な状況だと知って、民間療法を奨めて来られる方がいました。善意からでしょうが、民間療法には効くという証拠がありません。「西洋医学でダメなら東洋医学で」という方もいますが、それも古い話で、現代医学に西洋も東洋もありません。東洋医学由来でも臨床試験を行なって効果が認められれば、すぐに現代医学に取り入れられるのです。

いのちの苦しみは消える: 医師で僧侶で末期がんの私 田中師は『いのちの苦しみは消える: 医師で僧侶で末期がんの私』において”いのちの苦しみ”との向き合い方を説いている。

「人は誰でも100%死にますが“いつか”であって、すぐではありません。ですが、限られたいのちだとわかると、死にたくない、死ぬのが怖いという気持ちが出てきます。それが、“いのちの苦しみ”です。“スピリチュアル・ペイン”ともいいます。人間誰しも生きていられるなら生きていたいと思いますし、いのちがなくなることに苦しみは感じます。でも、人の死は思い通りにはなりません」

いのちの苦しみをやわらげるひとつの方法として、田中さんは“生きることへの執着を捨てる”ことを説く。人には“思い通りにしたい”という欲求があり、思い通りにならないことに対して苦しみを感じる。だからこそ、“生きたい”“死にたくない”といった欲求をコントロールすれば、苦しみがなくなるという。

いのちの苦しみは非科学的な領域だから、医者では治せませんと、臨床宗教師の活動に力を注いでこられたのです。

この本の巻末には、田中師の般若心経の現代語訳が載せられている。

お釈迦様は一切の苦しみを五取蘊苦(ごしゅうんく)にまとめられた。この身体が我であり我がものであるという執着、自分の感覚、表象、意志、意識という執着をも空っぽにすれば知恵が完成し、心が自由自在になり、恐れがなく、生死の輪廻を離れ、大河を超えて涅槃の彼岸に渡ることができるのだと。

医療には限界があり、死はいずれやってくる。だから、いつまでも「もっと生きたい」は希望ではない。「執着」なんだ。執着を捨てれば心は自由自在になる。

田中師のご冥福をお祈りし、感謝を捧げます。<合掌>

2017年3月21日 (火)

再発した膵癌でも完治することがある

NPO法人「肺がん患者の会 ワンステップ」のブログに押川勝太郎医師の講演動画がアップされています。(こちら

孤独を克服するがん治療〜患者と家族のための心の処方箋〜 押川医師は「がん治療の虚実」ブログで有名ですよね。役立つ記事満載で、私もよく参考にさせていただいています。

紹介の動画も、がんとの付き合い方など、主治医からはなかなか聞けそうにない話題です。その中で、膵がんの再発した60歳台の女性の例。毎週抗がん剤を投与して104回で完治した。しかし、「毎日退屈でしょうがない・・・」と贅沢な悩みをいう。(6分20秒ころから)

また先生の主催している患者会の中でも、膵がんの再発患者で2人くらいは完治しているという話しです。

あるんですよね。固形癌は抗がん剤では治ることはない。延命効果だけ。これは真実です。しかし、どのがんにも必ず「例外的患者」がいる。治らないはずのがんが完治したり、治療もしないのに腫瘍が忽然と消えたりする。1万人にひとつ、あるいは1000人に1人くらいはあるのではないかともいわれています。

がんが自然に治る生き方――余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと どうすればそうした「例外的患者」になれるのか? それが分かれば苦労しないのだが、たぶん患者それぞれで「完治に到るスイッチ」の場所が違うのだろう。この女性の例でも、抗がん剤以外に何か代替療法をやっていたのかどうか不明だが、仮に〇〇療法をやっていたとしたら、「私はこれでがんが消えた!」ってことになるのでしょうね。

2017年3月13日 (月)

DDSで膵臓がんの治験

今日から出張、インフルエンザがほぼ治ってくれたのでほっとしています。

日経の記事「膵臓がん新治療法を開発 東京女子医大など、微粒子と超音波で」、興味深いですね。

東京女子医科大学と東京医科大学などは膵臓がんの新たな治療法を開発し、4月にも臨床試験(治験)を始める。抗がん剤を含む微粒子と超音波を組み合わせ、がん細胞をピンポイントでたたく。

投与する微粒子は既存の抗がん剤「エピルビシン」を高分子で覆った。
 直径約50ナノ(ナノは10億分の1)メートルで、患者に点滴で投与する。1日後に体外から患部を狙って超音波のビームを当てる。微粒子はがん細胞に多く取り込まれる性質があり、微粒子から活性酸素が出て、がん細胞を殺す。
 抗がん剤の濃度は通常の治療時の半分以下で正常細胞にはほとんど取り込まれない。超音波の強度も低く、正常細胞に当たった場合も活性酸素が出て副作用が起きる恐れは少ないという。がんの超音波照射は現在、保険対象になっていない。
 微粒子はバイオベンチャーのナノキャリアが開発し、興和を通じて提供を受ける。超音波を絞り込んで当てる装置は日立製作所と東北大学が共同で開発した。
 第1段階の治験を終えた後は東京女子医大病院も加わり、効果を確かめる治験に進む予定だ。

エピルビシンは急性白血病、悪性リンパ腫、乳癌、卵巣癌、胃癌、肝癌、尿路上皮癌、乳癌などに適用されていますが、既に特許の切れた抗がん剤です。あまり利益になりそうもない抗がん剤を提供する製薬会社も懐が深い。『副作用のない抗がん剤』に取りあげられていたP-THPは儲からないからと製薬企業が及び腰なのに比べてずいぶん考え方が違います。

ナノキャリアは膵臓がんのDDSで最終段階の治験を台湾で続けている。まだ創薬段階で赤字が続くナノキャリアは、この技術の成否に社運をかけているそうだ。興和との関係も紆余曲折している様子だ。

4月から12人の患者を対象に第一相の安全性確認試験、その後数年かけて第二相試験、実用化されるまでにはやはり10年ですかね。

DDS(ドラッグデリバリーシステム)の話題が最近続きますね。

膵臓がんの腫瘍には血管がほとんどないため、抗がん剤を入れても腫瘍そのものには薬がほとんど届くことはなく、効果は限定的なものとなってしまうのです。これが膵臓がんの予後が悪いひとつの原因です。DDSなら直接腫瘍まで抗がん剤を届けることができるのです。

うまくいってほしいものですね。

2017年3月 4日 (土)

ムッシュかまやつ氏逝去

ムッシュかまやつさんが膵臓がんで亡くなりました。私の世代には「ザ・スパイダース」のメンバーとして活躍していたことがなつかしい。

「肝臓がんの他に膵臓がんを患っている」「肝臓がんなのか、膵臓がんなのか?」と、週刊誌の記事でもネットでも混乱しています。所属事務所が昨年に「肝臓がん」と発表したので一相混乱に拍車をかけている。

膵臓がんが肝臓に転移したというのが真相。

肝臓などに転移したがん細胞は、もとの原発巣の細胞(この場合は膵臓がん細胞)の性質を持っているので、治療も肝臓がんの抗がん剤ではなく、もとのがん=膵臓がんの治療をします。

これ、がん患者でも間違って理解している方が結構多い。ブログでも「膵臓がんなのに、肝臓がんにもなっちゃった」などという記述を時々見かけます。かまやつ氏本人も事務所も誤解していた節がありますね。トークショーでもコメンテーターがその程度の知識で発言している。

稀には、多重癌といって、同時に別のがんになることもありますが、細胞診をすればわかります。

先月には奥さんががんで亡くなり、後を追うような最期だったとか。ご冥福をお祈りします。

2017年2月20日 (月)

膵癌細胞診のミスで胃に転移したAさん

先々週の出張で40mのタワーに垂直のモンキー梯子で上り下りして宿に帰ったら、ある方から自宅に連絡したいのだがとの伝言があった。

仮にAさんとしておくが、『すい臓がんカフェ』にも参加された方です。昨年ステージⅣaで手術ができ、再発もなく過ごしていたのだが、このところCA19-9が100を越えてわずかに上昇気味。同じ病院では月に1回しかマーカーの検査はできないので、別の病院で更に検査すると148まで上昇。

この程度のマーカー値ならほとんどの医者が「心配しないで様子を見ましょうか」と言うでしょうね。

「病院が違い、検査試薬が違うと値も変わるから、あまり心配しない方が良いのでは」とも医者は言ったのだが、Aさんは虫が騒ぐというか、納得できないので自分で申し出てPET-CTを撮ってもらった。

そうしたら胃に赤く光る部分があった。医者の話では、超音波内視鏡下穿刺吸引生検法(EUS-FNA)で細胞を取ったとき、胃に空けた穴の部分に細胞を取った針からがん細胞が付着したようなのです。というのは、細胞診で穴を空けた場所とPETで光っている場所が同じだったからです。

Aさんは、この病院で膵癌の確定診断に検査、検査で数ヶ月もかけることが納得できず、がん研有明なら細胞診なしで手術するのに、それならⅣaでなくⅢであったかもしれないのにと、医者にも苦情を言って、自分でもそう思っていました。

それが、さんざん時間をかけた確定診断のためのEUS-FNAで逆に胃に転移したのですから怒りが収まりません。「何万人に1人はそういう例もある」と説明されたそうですが。幸い胃の転移部は、Aさんが早期にPETをしたおかげで極小さく「今なら簡単に切除できますよ」と言われても納得できません。「もうこの病院はいやだ」と私に相談があったのです。

当然セカンドオピニオンを勧めました。そうしたら、その病院からの紹介先が「胃外科」になっていた。膵臓がんが胃に転移したって胃がんではないので、紹介先は肝胆膵外科だろう。この医者、大丈夫かなと思いました。しかたなくがん研有明で胃外科を受診したら、肝胆膵外科の部長先生を呼んで協議してくれたのです。そして、私の主治医でもある肝胆膵外科の先生が手術してくれることになったのです。先生からは「早く手術しましょうね」とのことでした。\(^o^)/

がん研有明は、膵臓がんの患者には特別枠で手術室と病室を用意してあると言います。膵臓がんは「足が速い」から細胞診もしないで手術に臨む。2~3ヶ月待っていると手術不可になることもあるからです。5~10%あるという「良性腫瘍」であったときには「ごめんなさい、でも良かったね」となりますけどと私の主治医も笑って言う。実際に10人に1人くらいはそうした不幸(幸運?)な患者もいるけど、苦情は出たことはないそうです。患者第一の考えには好感が持てますよ。「早い、安い、上手い(旨い)」吉野家のようになるのだと元院長が言っていたなぁ。

Aさんも今週に術前の再検査でCTを撮って早期の手術ができそうです。

私の友人の場合もこんなことが。十二指腸に近い膵頭部の膵癌が肝臓に転移していたのですが、都内のある病院では内視鏡が十二指腸近くの腫瘍まで届かないために細胞が取れずに確定診断ができなかった。何度かトライしている間に時間は経つ。仮に細胞が取れても病理検査は外に出すから2週間はかかるという。こりゃダメだと、セカンドオピニオンでこれも有明に連れて行ったら、皮膚から針を刺して、転移した肝臓から細胞を取って「膵腺癌ですね」と、二日後には診断が確定した。専任の病理医がいる病院は結果が早い。

無理に原発巣から腫瘍細胞を取ることはないのですよ。転移先の細胞も膵臓がん細胞の性質を持っているのだからそこから取れば良い。それに思い至らない医者というのは、経験不足、知識も思慮も足りないということ。時間を浪費して患者を苦しめるだけでした。

なぜ細胞診をしたかというと、前の病院の医師がGIST(消化管間質腫瘍)だろうとの診断だったからです。しかし、有明の先生は「肝転移の画像からも、 GISTにしては形が丸く整いすぎている。​20例/月ほどのGIST患者を見ている私の目には、GISTや肉腫は考え難い。GISTならもっとべたっと している。膵腺癌の顕著な特徴を持った画像である」との所見でした。

こういうこともあるのですね。がんもいろいろ、十人十色。医者もピンからキリ。膵臓がんは手術症例の多い病院で経験豊富な医師に診察してもらわなければ後悔することになります。教科書的な知識しかない医者ではダメです。

医者任せではなく、自分で情報を集めてよく考え、経験者にも相談し、納得のいく治療をしたいですね。

2017年2月18日 (土)

膵臓がんの最新治療法

膵臓がんの治療も最近進歩が著しい。Medical Noteに名古屋大学大学院医科学系研究科 消化器外科 准教授 藤井 努先生のインタビュー記事が載っており、最近の膵臓がん治療を要領よくまとめてある。

膵臓がん手術の常識を見直す−転移や合併症から膵臓がん患者を守る

膵臓がんは手術だけでは根治しない−さまざまな種類の治療を組み合わせた最先端の膵臓がん治療方法

  • 膵臓がん手術で最も多い合併症である「膵液の漏出」を防ぐこと
  • 「胃の切除範囲」は極力抑える
  • 激しい下痢や体重減少を引き起こす神経叢郭清は行わないか小範囲にする
    上腸間膜動脈に巻きついている神経には腸の働きを調節する役割があるため、少しでも傷ついたり、切除されてしまえば腸をコントロールできなくなり、食べた途端、下痢になってしまいます。
    手術後に食事ができなくなれば、回復もそれだけ難しくなります。この合併症により10〜20kg体重が落ちてしまう患者さんもおり、このような事態に陥ると、術後治療を受けることが難しくなります。
  • 「術前治療」-膵臓がんは手術を行う前に化学治療や放射線治療をしっかり行うと、手術後に再発しにくくなる
  • 「切除可能境界」と診断された患者さんにはデータをお見せし、手術を急ぐのではなく、まずしっかりと術前治療を行ってから手術に臨む

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  • 「フォルフィリノックス」と「ナブパクリタキセル」という2種類の新しい抗がん剤の登場により、膵臓がんの術前治療に大きな進歩が起こりました。
  • 膵臓がん治療における「腹腔内化学療法」の可能性
    膵臓がん治療における「腹腔内化学療法」はテスト段階で、日本全国の実施件数も33例と少ないものですが、すでにその成績には目を見張るものがあります。33例のうち、半数の患者さんは浮遊しているがん細胞が消失し、3分の1の患者さんは腫瘍マーカー(血液検査時にがんの有無を示す数値)が正常値に戻りました。さらに驚くべきことは「腹腔内化学療法」の効果が腹膜播種の消滅だけでなく、その大元である膵臓がんにも現れ、膵臓にできた腫瘍が小さくなって手術を行えるまでになった件数が33件中8件、つまり4分の1の患者さんは手術ができるまでに病状が改善しました。
  • 効果があるとされている「パクリタキセル」という抗がん剤に保険適用の認可が下りていないため、この治療が行える施設が限られている
  • 「膵臓がんは手術だけでは根治しない」なぜなら、膵臓がんは再発率が非常に高いがんであり、たとえ手術で全てのがんを摘出することができても、再発してしまうことがしばしばあるからです。

     

私も「上腸間膜動脈神経叢郭清(しんけいそうかくせい)」をしたため、主治医からは「アヘンチンキは一生飲むようになる」と言われましたが、最近は神経叢郭清はやらないで下痢になる患者も少ないようです。

膵癌の腹腔内化学療法は、以前に紹介した放医研の岡田直美医師の著作『このまま死んでる場合じゃない!』でも取りあげられていたが、オリゴメタ説との関連してもっと積極的に考えたい治療法です。やれる施設は限られているけど。

膵癌の国内未承認薬はひとつ

国立癌研究センターが「国内で薬事法上未承認・適応外である医薬品について」を更新しています。

それによると、膵癌で国内未承認薬はひとつだけ。

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「イリノテカン水和物リポソーム注射剤」一般名「Onivyde」だけのよう。適用はゲムシタビンによる治療歴がある転移性膵癌とのこと。

ドラッグ・ラグは膵癌に関しては解消されたのでしょうか?

2017年2月17日 (金)

林さんのサバイバーストーリー

次回の『すい臓がんカフェ』で体験談を講演をしていただく予定の林正男さんのサバイバーストーリーが、パンキャンのサイトに掲載されています。

サバイバーストーリー:林 正男

2017年2月16日 (木)

がんの10年生存率 膵臓がんは少し改善

全がん協から、がんの生存率調査が発表されましたね。マスコミでも報道されています。

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昨年に続いて2度目の調査です。あいかわらず膵臓がんの生存率は低いですが、昨年の膵臓がんの全症例10年生存率は4.9%でした。今回は5.1%ですから、徐々によくなっています。10年前に告知された患者が対象の調査ですから、現在の患者さんではもう少しよくなっているはずですね。

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ステージⅣでも1000人に3人(0.3%)は10年生存しています。昨年は0.9%でしたから、こちらは悪くなっていますが、統計的変動の範囲内でしょう。手術率は37.3%から39.9%へと、良くなっています。

少しずつですが、長期生存する患者は確実に多くなっています。

中村祐輔先生が、これに関して記事を書いておられます。
中村祐輔のシカゴ便り「肝胆膵がんの治癒率向上のための戦略

肝胆膵癌は、早期発見も重要だが、早期に発見しても予後が悪い。画像で再発が確認されてから、次の手を打っても手遅れであることは、数字から明がである。もっと現実的なのは、画像で検出されないが、血液を利用したリキッドバイオプシーでがん遺伝子異常が確認された段階での、治療介入だ。

微量の血液からがんの遺伝子変異を早期に捉えて、治療を開始する。パンキャンでもその研究が進んでいるようです。

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